ドラム教室のみっきーです。
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ドラムの練習は、15分でもいいから毎日やったほうがいいです。私の経験だと「週に1回、まとめて長時間」よりも「毎日、少しでもいいから」の方が効果があると感じています。
いくら長時間練習しても、練習しない期間があると「3歩進んで5歩下がる…」みたいな感じで、練習の成果が維持できない。(年齢も関係あるのかも??)
毎日の練習を積み重ねることで「少なくとも現状維持・願わくばなだらかな上昇」の効果があると思っています。
しかーし!
毎日やるのは無理〜。仕事もあるし、家庭もあるし、通勤で疲れたし、ストレスもあるし、やってらんないぜ!早く風呂入ってビール飲んでダラダラしたいぜ!という気持ちもすげーわかります。
という事で、今回は「練習する気がおきない時。ダラダラタイムで練習する方法」をご紹介します。
目次
ズボラ練習パターン
まずはじめに、ダラダラタイムでの練習パターンを紹介します。
難しいことはする必要ありません。シンプルな基礎練習で全然オッケー。
というか、むしろシンプルな基礎をやれば現状維持には最適だし、基礎が固まれば上昇にもつながります。とにかく「動かす・整える」だけの基礎練習パターンをやっておけばよいでしょう。
それだけやってれば、少なくとも「現状維持」に少なからず効果があります。
そのパターンは2つだけ↓
練習パターン1:とにかく動かすだけ
はい、とってもシンプル〜。これでいいです。
ここでのポイントは、とにかく「動かす」ということ。でも筋トレの様に筋肉に負荷をかける必要はありません。
イメージ的には「ウォーキング」ですね。
スティックの動き、手指の動き、バウンドを感じつつ、トントン・ポコポコ叩けばよい。
力む必要もない。というか力まずにリラックス!
ダラダラタイムだからこそ、ダラダラした気持ちを逆に利用してリラックスして叩きましょう!(←ここ重要)
練習パターン2:8分音符と16分音符を整える
はい、これもシンプル!いわゆるレートチェンジ(音符の切り替え)ですね。
マジ練の時は、4分音符や3連符も入れたい所だけど、今回のテーマは「やる気のない時」なので、最低限の8分音符と16分音符だけにしちゃいましょう。
気をつけるポイントは「音符が切り替わる時」です。8分音符→16分音符になる時、16分音符→8分音符に戻る時ですね。
この時に、リズムが乱れないように!そこだけ注意しましょう!
これまた、ダラダラタイムだからこそ、ダラダラした気持ちを逆に利用してリラックスして叩きましょう!(←ここ重要)
力まずにリラックス!自然な流れで、邪念を払って無心で切り替える様にしましょう。
[バリエーション] 左手を強化したい場合
左手が苦手!という方は、このパターンを左手からやると幸せになれます。
本当にこれだけ。結局、左手が苦手なのは「左手を動かし慣れていないから」というのが原因のひとつです。
なので「左手の神経、鋭くな〜れ、鋭くな〜れ…」と念じながらこのパターンをやるだけで、モッサリしていた左手の感覚がビンビンになってきます。
…はい、練習パターンはこれだけです。
では、次にどんなシチュエーションでダラダラ練習すればいいのか?を紹介します。
練習方法1:好きな曲に合わせて叩く
ダラダラ度:★☆☆
まず紹介するのは、ちょっとやる気がある・でもメトロノームに合わせて集中はできんぞ…という場合。
そんな時は、「好きな曲を聞きながら」の練習です。
あくまでメインは、好きな曲を聞くこと。好きな曲を楽しく聞きながら、それにあわせてトコトコ叩くだけ。
1曲4分として、4曲くらい楽しめば15分になりますね。
曲の練習をしろ!って意味じゃありません。曲に合わせて先に紹介した練習パターン2つをやるだけです。
曲がメトロノームの代わりになる
この練習法の良いところは、曲がメトロノームの代わりになるので「ある程度の練習効果も見込める」という事。
メトロノームの代わり…という事を考えると、ダンス・ミュージックやEDMなど、テンポが機械の様にキッチリしたジャンルの方がオススメです。
クラシックや、テンポが無いヒーリング系?はちょいと厳しいですね。。。
とはいえ「好きな曲を聞きながら楽しく」がポイントなので、そこはお好きなナンバーをチョイスしてくださいね。
練習方法2:Youtubeやテレビを見ながら叩く
ダラダラ度:★★☆
次は、もっとズボラな練習法。ずばり「Youtubeを見ながら練習」です。
しかも、音楽ではなくドラマやバラエティを見ちゃう!
YoutubeでもテレビでもAmazonビデオでも何でもいいです。その中で、好きな動画を見ましょう。
ポイントは「メトロノームを鳴らしながら動画を見る」です。
動画の音声と、メトロノームが両方鳴っている状態ですね。半分は動画の音声を聞きながら、半分はメトロノームを聞きながら…で上の練習パターン2つを無心で叩く。
そんな感じです。
まじで見たいやつはNG
ドラマでも映画でもバラエティでも何でもいいのですが、「まじで集中してみたい番組」は見ないでください。
見るのは”ながら”で見ても楽しめる番組です。お笑い・バラエティー、なんとなく見てもいいかな…ってくらいのドラマ、ワイドショー、旅番組などですね。
あとは、1回見たことのある映画やバラエティーもオススメです。1回見たことがあるからストーリーがわかっているので、セリフがあまり入って来なくても雰囲気で楽しめる。
映画に関しては、ほんわかした幸せヒューマンドラマ系やファンタジー系がいいかもしれません。逆にシンドラーのリストみたいなシリアス系はオススメしません。
私は、最近だとマイ・インターンを見ながらの”ながら練習”にハマっています。吹き替えじゃなくて字幕版。字幕だと音があまり聞こえなくてもセリフを文字で追えるので、耳がメトロノームに集中できる…気がする。
メトロノームを鳴らしながらね
ここは重要なので、もう一度いいます。
「メトロノームを鳴らしましょう。」
そんなんで練習になるの!?
そんな練習でいいのか?!という疑問があると思います。私の経験だと「やらないよりマシ」だと思います。
練習パターンの成果を求めるというよりも、「スティックを触るキッカケになる」という点が大きいですね。
スティックの重さ、感覚、降った時の遠心力など、スティックと友達になるには毎日スティックを愛でる事が大切です。
あと、動画を見ながらでも、「動画に意識がある時間」と「叩くことに集中する時間」が交互に訪れます。割合としては動画8割かもしれませんが、残りの2割は叩くことに自然と集中するものです。
なんなら、やってる内に「叩くことにどんどん集中してくる」こともあります。そうなったらこっちのもの、動画を止めて叩きまくりましょう!
これまた、集中するためのキッカケづくりですね。
練習方法3:Youtubeやテレビを見ながら、ソファーに寝転んでスティックを触る
ダラダラ度:★★★
これは究極の方法。ハッキリ言って毎日これじゃヤバいです。
ソファーに寝転んで、ダラダラテレビを見ながらスティックをサワサワするだけ。練習パターンもやらない。
ですが、先に書いたとおり「スティックを触る」というのが大切なのです。
サワサワしながら、ちょっと振ってみたり、回してみたり、転がしてみたり…など、叩かなくてもいいので、スティックで暇つぶしをしてください。
マッサージもおすすめ
ただサワサワするだけじゃなく、疲れたお父さんは「自分の肩を叩く」みたいなマッサージ棒・孫の手としてスティクを使ってみましょう。
持ち方とかは自由です。とにかく肩をトントン。腿をトントン。ふくらはぎをトントン。あと、足の裏もトントン・ギューギューするのもよいですね。
トントンする時に、最初に紹介した練習パターンでリズミカルにマッサージしてみるのもオススメです。
もうここではメトロノームは関係なし!
テレビやYoutubeを見ながら、ひたすらマッサージで疲れを癒やす。
もしかすると、マッサージで刺激されて集中力とやる気が上がってくるかもしれません。
そうしたら、ちょっとメトロノームを鳴らして練習パターンを叩いてみるかぁ〜!って流れに突入です。
まとめ
まとめも何もないですが、「練習しなきゃ!」と思うと気が進まないものです。そんな時は、もっと気楽に「とにかく叩く」ことから始めてください。
Youtubeを見てダラダラしている時間に、”ながら”でよいのでスティックに触る。こんな事がキッカケになると思います。
キッカケができれば、自然と集中してくるものです。(そのまま集中しない日もありますが…)
どんな練習方法をやるにしても、大事なのは練習の意図。
練習パターンの紹介の時に書いている「練習の意図」をちゃんと理解していれば、”それなり”に練習効果もあると思います。少なくとも現状維持の役には立つはず。
無理をせず、楽しく。でも毎日継続!そのための工夫をご紹介しました。
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