Jazzドラミングで必ず登場する言葉といえば「4ビート」。シンバルで「チ〜ンチッキ チ~ンチッキ」みたいな、例のアレです。

単純に「4分音符を基本としたビート」みたいな意味合いがあるけど、4ビートといえば「ジャズ」のリズムパターンを指します。なので、「この曲は4ビートで」と言われたら「あ、Jazzのフィーリングね」と思えば間違いないです。

4ビートのグルーヴ

4ビートのグルーヴは、3連符のハネた感じが基本。でも、曲調やプレイスタイルによって「ハネ方」いうか「揺れ方」に個性がでます。すんごくキビキビ跳ねてる系もあれば、ゆったり揺れた感じもあります。

そもそも「Jazz」と一括りにしてるけど、Jazzにはスウィング、ビバップ、ディキシーなど色々なジャンル(時代・歴史とも言える?)があって、グルーヴもアプローチも多種多様。さらにラテンフィーリングなど「様々な要素が融合」されるから、一概に4ビートはコレ!と言えないのです。かなり奥が深〜いし、幅も広〜いのです。

RockやPopsと同じで、ダンスミュージックとしてのJazzもあり、リラックスしたい系、とことん追求系、実験的、前衛的なやつなど、「聴きやすいもの」から「聴くのがハードなもの」まで様々なのです。

4ビートを身につけるには

では、4ビートのグルーヴを身につけるにはどうすれば?…というと、ズバリたくさん聴く!これに限ります。
色々なジャンル、プレイスタイルをたくさん聴きましょう。

バディ・リッチ(Buddy Rich)さんのビッグバンド。スウィングが心地よい。このスピード感が爽快です。最初に見た時は「Jazzってこんなに叩きまくるの?!」とビビりました。↓

ロイ・ヘインズ(ROY HAYNES)さん。っていうか90歳!? おしゃれだし、かっこいいぞ。↓

ジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette)さん。最初は「寝てる?!」と思わせる雰囲気だが、叩き始めると、その独特なフレーズとグルーヴに魅了されます。初心者の参考になるか?といえばならないかも…。でも聞いておけばインスピレーションが湧いてくること間違いなし! ↓

ピーター・アースキン(Peter Erskine)さん。シンバルのサウンドが本当に美しい…↓

トランペッターのアルトゥーロ・サンドヴァル(Arturo Sandoval)さん。ラテンと4ビートが入り乱れるのでグルーヴやスピード感が違うのを感じてみよう! 途中で「歌うのかぃ!」とツッコミを忘れずに。↓

いかがでしょう?
Jazzといってもジャンルやプレイヤーによって、スタイルやグルーヴが全然変わってきます。

自分が「心地よいな〜」「これ、好きかも」というのを見つけて深掘りしていくと、新しい出会いがあるかもしれません。

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