今回の『現場で使えるドラム用語集』は「8ビート」です。
8ビート(エイトビート)とは、8分音符をベースとしたリズムのこと。
ドラマーならずとも、バンドマンなら必ず1度は出会ったことがある用語ですね。ロックやポップスなど、様々なジャンルで使われるグルーヴです。
目次
8ビートのパターン例
よくある8ビートのパターンを叩いてみました↓
8ビートと16ビートの違い
ドラムのリズムパターンでは、「ハイハットを8分音符」で刻み、2拍・4拍にスネアのバックビートが入る感じが一般的。
ちなみに、16分音符をベースとしたリズム形態は「16ビート」です。
8ビートのリズムパターン例とサンプル音源
16ビートのリズムパターン例とサンプル音源
8ビートと16ビートの聴き比べ
8ビートと16ビートは「ノリに大きな違い」があります。これは感じるしか無いので、色々と聴くべし!
Toto – Holyanna
皆さん大好き、ジェフポーカロ。ちょっと速めの8ビートです。ノリノリでご機嫌なビートが1周回ってナウいです。↓
Boz Scaggs – Lowdown
ジェフポーカロのゴリゴリ16ビート。ここはハイハットのグルーヴに注目! ハイハットで色々な表現をしています。ハイハットオープンを入れたり、アクセント入れたり…何がすごいって、シンプルなビートが「歌っている」のです。↓
Toto – Stop Loving You
基本のノリは16ビートだけど、ハイハットは8分音符で刻んでて、重いけど切れがある。16ビートの8ビート和えな感じが超かっこいい。やっぱりジェフ・ポーカロさんのドラムです。同じ人を聴き比べると面白いので。↓
Bon Jovi – It’s My Life
最後は、『なかやまきんに君』でお馴染みの「It’s My Life」。ロックなマグマ8ビートを感じてください。もちろんドラムはジェフじゃないです。しかし、Bon Joviって無条件でカッコイイなぁ。↓
コトバに惑わされちゃダメ。ノリを大切に。
とか、
みたいに、「このビートだから」⇒「こう叩かなきゃダメ」という事はありません。8ビートや16ビートなどの『コトバ』に惑わされないようにしましょう。
ハイハットを8つ叩かなくても、8ビートのノリなら…それが、あなたの8ビート!
16分音符で刻まなくても、16ビートのノリを感じるなら…それが、あなたの16ビート!
なのです。
ジャンルを指すコトバではない
8ビートは様々なジャンルのリズムに使われます。要は「8分音符を感じるグルーヴ」が8ビートなのです。
でもロックやポップスを指して「8ビート」という言い方はしないです。つまり、8ビートは「ノリを指す言葉」なので「音楽ジャンル」の意味で使うことはありません。
「俺、ロックバンドをやりたいんだー!」←正しい使い方
「おら、8ビートバンドをやりたいぞー!」←トンチンカンな使い方
「この曲は、Aメロは8ビートのノリで。サビになったら16ビートで疾走感を。」←正しい使い方
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