ドラム教室のみっきー(@mickey_higashi)です。オンラインレッスンや教則本もチェックしてね。
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さて、
ドラムレッスンを探す時、「講師のレベル」が気になりますよね。
教え方のうまい講師と、イマイチな講師の違いとは何でしょう?
…という事で、今回のテーマは、
『ドラムレッスンの講師レベルを見分ける方法』
です。
現役ドラマーにしてドラムレッスン講師の私が、ブーメラン覚悟でぶっちゃけますよ!
目次
良い講師の見分け方
いきなり本題の「良い講師の見分け方」です。
最初に言っておきます。これ私の100%主観バリバリの意見です!
なので、「私が思う良い講師とは」とお考えください。
1.ちゃんとアドバイスしてくれる人
これ、当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、ドラム教室によっては「課題を叩くだけ」であまり細かいアドバイスは言ってくれない所もあるみたいです。(←私の生徒さんから聞いたハナシです)
そして、「アドバイスの内容」や「アドバイスの質」が重要。
マニュアル通りではなく、その人に合った最適な伝え方をしてくれるか?が講師レベルを図るモノサシになります。
アドバイスが多角的で、いろいろな例えを持っている人が良いと思います。「講師としての引き出しを持っている」ってイメージですね。
- 今は、こうなっているが、それを…
- こうした方がいいよ。
- なぜかというと、〇〇だから
2.基礎をちゃんと教えてくれる
ビートやフィルばかりではなく、基本的な叩き方、ストロークの基本を教えてくれる人が良いと思います。
応用力という観点で見ると、ちゃんとした基礎の土台が無いと「伸び悩み」や「行き詰まり」に陥ります。
3.説明に納得感がある
説明やアドバイスに「納得感があるか」。これ、すごく大事です。
- なぜこのフォームで叩く必要があるのか?
- 叩き方する理由は?
- このトレーニングは何のためにやるのか?
これらを「ちゃんと説明できて、理にかなっているか?」がポイントです。
ちゃんと自分で考えて、しっかり練習してきた人じゃないと「納得感のある説明」はできません。
もし「マニュアル通りの事しか言わない」様な講師なら、おそらく自分もちゃんと考えて練習してなかったと思います。
講師に質問できるのであれば、「どんな練習をしてきたか?」を聞いてみましょう。(→さりげなく…ね。)
そこで、「練習の意図がちゃんと説明できる」という場合は、ちゃんと考えて練習したんだなと思います。
もし練習の意味や目的が説明できない講師なら、「その練習をちゃんとやっっていない」という可能性があります。もしくは、マニュアル通りにやってるだけかもしれません。
4.講師のお手本が良い
講師がちゃんと叩けること。しかも基礎をちゃんと叩けること。
ちゃんと練習をしてきた人、ドラムに真剣に取り組んで、悩んで、工夫してきた人。
表現力が豊かで、その人にしかない説得力のあるサウンドが出せる人。
ドラムを愛して、音楽を愛している人…。
習うならそんな人に習いたいですよね。
はじめて生ドラムを聴くと、どんなプレイでも「すげー!」と思うもの。良し悪しの判断は難しいでしょう。
そこで、気にしておくべきポイントをいくつか紹介します。
音が耳障りじゃないかをチェック!
講師のデモ演奏を聞く時に、ドラムの音が耳障りに聞こえないか?という観点で聞いてみましょう。
そもそもドラムの音はでかいです。でも、ちゃんと音のバランスを考えて叩ける、表現を豊かに叩ける人のドラムは、音は大きくても耳障りにはなりません。
そのドラムで自然と「のれるか」をチェック!
ドラムのビートを聞いて、自然と体が動き出す。そんなビートを叩くドラマーが良いと思います。
ノリノリビートじゃなくても、心地よくて自然と体が揺れるというのでも良いです。
とにかく、ドラムを聞いて「ちゃんと音楽している」「自分の心や体にグイグイくる」と感じるドラムを叩く人が良いです。
逆に、「確かに上手いのかもしれないけど、良くはない・良いのか悪いのかよくわからん」みたいな感想を持った場合は、合わない講師かもしれません。
気持ちを込めて叩いているかをチェック!
ドラムに限らずではありますが、音を出すという事に対して、どんな時でも、どんな状況でも、誠実で真剣に取り組むのが、本物のプレイヤーだと思っています。
「音を出す=誰かに音を聴かせる」という事です。なので、音を出すからには真剣に取り組まないと、相手に失礼だし、音楽に対しても失礼だし、そもそも「ノイズ」になってしまいます。
そういう考えで見た場合、講師がデモ演奏をする時に「ちゃんと気持ちを入れて叩いているか?」が、その講師の音楽に対する姿勢、聞いている人に対する姿勢を図るモノサシになると思います。
良いドラム講師とは
講師のレベルは生徒の上達に影響する
ドラムのレッスンを受けたいなぁ〜と考えている皆さんにお伝えしたいこと、それは…
「講師の教えるレベルで、雲泥の差がでる」
ということです。
特に個人レッスンの場合、講師とマンツーマンでレッスンをするので「講師のレベル・教え方」が上達にモロに影響しちゃいます。
誰が講師になれるのか
そもそも、どんなレベルの人が講師になれるのか?ってハナシですが…、講師になるには特に資格が必要というわけではないです。なので、(極端に言えば)誰でも講師になれます。
もちろん、最低限のテクニックが必要です。(←ここ誤解のない様に。)
でも逆に言えば、あくまで「最低限のテクニック」があれば講師になれる可能性は高いと思います。
ドラムの講師はドラムが叩ける人です。でも、ドラムの教え方がうまいか?は別のスキルです。
「教え方がうまい」とはどういうことか?
ドラムのテクニックがあるからといって「教え方が良いのか」というと、それは別問題。
教え方がうまい人というのは、
- どこが問題なのかを見抜く観察力・気づく力がある
- 問題を解決するための提案力・引き出しの幅がある
- 伝え方の引き出しが多い・色々な角度から指摘ができる
というスキルが必要になります。
「段階的に解決できるか?」が講師のスキル
自分が上手に叩ける事と、他人を上達させる事は、結構違います。というのも、自分のやり方(やってきたこと)が生徒さんにも効果があるか?はわからないからです。
また、自分がつまずいた所・ぶつかった壁と生徒さんがつまずく壁も同じとは限りません。
生徒さん一人ひとり、つまずく場所、わからくなる場所が全然違います。得意なテクニック、苦手なテクニック、よく動く体の箇所、使い方が苦手な体の箇所など、人によって違うのです。
この生徒さんには、このステップを踏みながら、段階的にどうレベルアップすれば上達していくなぁーというのを見極めながら、問題や壁を段階的にクリアしていく。
この段階的に上達を見極めるチカラが講師の「上達させるスキル」です。
教えるチカラはどうやってつくのか?
講師の教えるスキルは、どうやって身につけるのか?というと、、、正直わかりません!
というのも、私は講師になりたくてドラムを始めたわけではありません。(多くのドラマーがそうだと思いますが…。)
でも、講師をはじめて「あ、俺って教えるの上手じゃん!」と気づきました。
後づけですが「こんな経験をしてきたから教えるのが上手いんだな」と思う部分をご紹介します。
- ルーディメンツなど、体系的な基礎を中心に練習をしてきた
- ひたすら基礎練習をしてきた
- 意味のある練習、練習の目的を持って基礎練習に取り組んできた
- 色々なジャンルのバンドを経験してきた
- 色々な人と演奏する経験をしてきた
- 「人に聞かせるため」の演奏経験を多くしてきた
はい、こんな積み重ねをしてきた経験と、自分自身の成功体験が「自分の演奏スキル」と「教えるスキル」を同時に鍛えてきたのかなぁと思っています。
特に、「体系的な基礎」をベースに、「練習の意味を考える」ことが、今考えるとすごく役に立っていると感じています。
まとめ
教え方の上手い講師と、そうではない講師の違いや見分け方を紹介しました。
あくまで「私の経験で感じたこと」で100%主観ではありますが、講師選び・ドラム教室選びの参考にしてください。
そんな私はどんなレッスンをするんだ?と気になる方は、ぜひドラムのレッスンを受けてみてくださいねー!
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