「あたまうち」は、ドラムのリズムパターン(グルーヴ)を指します。

「拍のアタマに一拍づつスネアをたたく」パターンです。絶対聞いたことがあります!

譜面で見るとこんな感じ↓
アタマ打ち

まあ、音源を聴くのが一番早いです↓

ちなみに、「あたま」とは『先頭・出だし・最初』などを指す用語です。

【関連用語】“あたま”とは

スネアを叩くパターンで使われる

通常、頭打ちと言ったら『スネア』を頭打ちするリズムパターンのことです。間違えない様にしましょう。

実際のバンドやセッションでは、どの様な使われ方をするかというと…

使用例1:「えっと、この曲は頭打ちのパターンでお願いね。」

 

1曲全てアタマ打ちのパターンってことも多いです。

使用例2:「サビから、頭打ちで!」

 

曲の途中(サビやイントロなど)だけ、あたま打ちの事も結構あります。盛り上がり感・グイグイ進む感が出ます。

使用例3:「曲の終わりは、ドラムがアタマ打ちになってから8小節目で、ジャーンで終わろう!」

 

エンディングの盛り上がりで使ったり、終わるキッカケとしてアタマ打ちパターンを発射することもあります。

(参考)バスドラムの場合は「4つ打ち」と言う

「アタマ打ち」は、『スネア』を4つ叩くパターンです。

クラブミュージックなどで、バスドラムが「ドン ドン ドン ドン」と鳴っているパターンがありますが、それは「頭打ち」とは言わず『4つ打ち』と言います。

【関連用語】4つ打ちとは

頭打ちの色々なパターン

頭打ちは、スネアが拍の頭に4つ入るシンプルなパターン。それだけに、表現や個性などのバラエティを出すのは難しい…というか奥深いです。

とにかく色々なパターン(曲の中でどんな効果を出しているか?)を聴きこむのが一番!

頭打ちのビートと言って最初に思いつくのは、映画プリティー・ウーマンでお馴染みの「OH, PRETTY WOMEN」↓

私の大好きな「Maroon5」のMaps。スネアの頭打ちとバスドラムの4つ打ちのミックス的なパターン・・・というかこのPVの「救われない感」にズドーンと来ます↓

Red Hot Chili Peppers(レッチリ)の「Universally Speaking」もガッツリ頭打ち。というか頭打ちを貫いている。

最近の流行りEDM系だと、頭打ちの使い方も面白い↓

Jessie J 「Bang Bang」 ft. Ariana Grande, Nicki Minaj。人気のアリアナ・グランデも参加してる↓
「ハンドクラップ」が頭打ち(というか4つ打ち)です。その上に、ゆったりなビートが組み合わさってる。このコントラストがいいね。(生バンドでどうやって再現すりゃいいんだ?!)

Iggy Azalea – Black Widow
これもEDMによくあるパターン。ハンドクラップとスネアのアタマ打ち(これも4つ打ちって言う事が多いかな?)でグングン盛り上がる。この曲は、散々盛り上げておきながら、結局静かにAメロが始まるパターンが面白い。(というかムズ痒い…)↓

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