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今回はフラムについて解説します。
実は私、フラムが大好物なのです!
フィルでも多用しますし、ここ一番の超絶フレーズを召喚する時はフラム入れまくりの叩きまくりです。
さて、そんなフラムですが、、、
うまく決まればとってもカッコいいサウンドになります。
しかーし!
逆に、フラムを下手に叩くと超絶ダサダサなサウンドに…。
むしろ逆効果になるので、発動する時は細心の注意が必要なのです!
という事で、今回のテーマは「カッコいいフラムを叩くコツ」です。
目次
フラムってなに?
フラムとは、言葉ではすごーく説明しにくい!
なので動画で解説したのをYoutubeにアップしています。まずはこちらをご覧ください。
で、フラムとは何か?というと…
フラム(Flam)は、装飾音(グレースノート)と主音を組み合わせた打ち方で、わかりやすく言えば「少し遅れて叩いた音を付け足す」テクニックです。
メインとなる音に対して、「メインの音の前」に「装飾的に(小さめに)」叩くテクニック。ルーディメンツの要素のひとつです。
両手で叩いているのだけど、片方の音は「装飾音」としてズラして叩くのがミソ。
なので、サウンドはフラム無しでは「タ!」という単発の音に対して、フラムを入れると「タラッ!」みたいな音になります。
装飾音とメインの音は完全に同時ではない。装飾音は少しだけ早く、でも極端にズレすぎないで叩きます。このズレのタイミングのニュアンスが重要なのです。
フラムのドラム譜面
フラムをドラム譜で書くとこんな感じです↓

譜面で見ると、メインの音の直前に小さな音符(♪)がついているのがフラムです。この「(♪)」が装飾音、つまりフラムの前打ち(装飾音)を表しています。
フラムの叩き方・カッコいいフラムを叩くコツ
フラムが何か?がわかったところで、いよいよ本題の「カッコいいフラムを叩くコツ」を説明します。
何度も言います。
フラムを失敗すると超ダサダサなサウンドになります!
「やってもうた~!」みたいにならないようにしましょうね。
では、どんな事に気をつければいいのか?
というと…↓
フラムは音の間隔が命です!
一番大きなポイントは、「音の間隔」です。
「装飾のフラムの音」と「メインになる音」との間隔が、広すぎても、狭すぎてもいけません。
広すぎるというのは、「タタン!」みたいになっちゃう状態。
「え?2発叩いたの?」と思わず2度見してしまう程に、音の間隔が広いとダサいです。
「タラッ!」と小気味よい感じが理想。
逆に、音と音がくっつき過ぎてもダメ。「ダ!」みたいに1音に聞こえちゃう状態ですね。
こうなると、ただの濁った1つの音なだけです。
という事で、「タラッ!」と小気味よい気持ちよさが重要です。
フラムは音の強弱に気をつけるべし!
もう一つは、「フラム(装飾)の音は小さめに」です。
メインになる音と装飾のフラム音が同じ大きさだと、「ダダッ!」みたいにうるさいだけです。
あくまでフラムは装飾音。控えめにサポートする。そんな粋なコダワリが重要なのです!
いくら音の間隔がバッチリでも、強弱がついてないと全く意味がありません。
なので、フラムの音は丁寧に出しましょう。
この丁寧で繊細なプレイを怠ってはいけません。表現は細部に宿る!のです。
フラムの基本練習パターン
フラムは練習あるのみ!シンプルな基本練習フレーズを紹介します。
3連符のパターンです。1小節目はフラム無し。2小節目はフラムあり。

アクセントの位置を変えたパターン。

上の2小節目を合体させたパターン。

フラムのパターンは、本当に奥が深いです。練習パターンは無限にあります。今回は超シンプルな3連符のパターンを紹介していますが、16分音符だったりパラディドルだったり、リズムも色々です。
アクセントの位置にフラムがあるとは限りません。アクセントじゃない所にもフラムをガンガン入れたりします。
例えばこんな感じで↓

Steve Gaddが演奏する「Crazy Army」。フラムの多彩さと繊細さがよくわかります。
フラムの感覚は身体に覚えさせる
毎回、気持ちいいフラムを発動させるためには、フラムの感覚を身体に覚えさせなければいけません。
そう、ひたすら練習して、気持ちいいフラムを耳と身体に刷り込むべし!
そうすることで、いつでも・どんな時でも、カッコいいフラムのサウンドが出せる様になります。
フラムが叩けると、プレイの幅がグーンと広がりますよ!
フラムは練習パッドで十分上達するよ↓

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