ドラムの基本テクニックの中でも重要で、かつ利用頻度の高いものに「ダブルストローク」があります。ダブルストロークとは「”RRLL RRLL”の様に片方の手で2発ずつ叩く手順」のことです。
しかーし!
- 「ダブルストローク」って何に使うの?
- 練習する意味あるの?
- 必要性が全くわからんけど…
こんな素朴な疑問を持つ人も多いハズです。
以前に「ダブルストロークの叩き方・コツ」の解説をしましたが、今回は「ダブルストロークを使ったフィルインの例」をご紹介します。
目次
ダブルストロークを活用したフィルイン集
まずは動画をご覧ください。
パターン:その1
まずはシンプルに、王道のパターンをご紹介。
一瞬だけ「RRLL」のダブルストロークを入れています。これはよく聴く(使う)フレーズですね。
パターン:その2
パターンその1とほぼ一緒ですが、ダブルストロークの叩き始めを少し前からにしています。
ダララララ…というダブルストロークのサウンドが、より長くなって強調されたサウンドになります。
ダブルストロークを左手からスタートするのが、始めはちょいとムズいかも。
パターン:その3
アクセントを活用したフィルインです。ダブルストロークは一瞬だけですが、あるのと無いのでフィルのカッコよさが全然違いますよー。
ダブルストロークも含めて、アクセントじゃない音はなるべく小さく叩くのがミソです。
1発めはフロアタムですが、全部スネアでもオッケーです。
パターン:その4
ダブルストロークは「RRLL RRLL…」が基本ですが、”RR”から叩き始める必要はもちろんありません。
そこで、叩き始めをズラしたバリエーションを紹介します。
基本パターンはこれ↓
パターン:その5
叩き始めズラしパターンを使ったフィルインです。
右手はフロアタムを使っていますが、フロアじゃなくてもよいです。ハイタムやハイハットなど、色々とアレンジしてくださいね。
左手をスネアじゃなくてハイハットにしてもグー。
パターン:その6
応用パターンです。「バスドラム」とのコンビネーションが一瞬入ります。
バスドラムが入るだけで、急に難しいことをやっている風になってカッコよさがアップしますよ。
パターン:その7
その6の応用パターンを増量してみました。
ダブルストロークを使う時の注意点
ダブルストロークは、粒をそろえて叩くこと!
ダラダラとリズムが流れたり、音やリズムにムラがあるとダサダサなフィルになりますのでご注意くださいね。
ダブルストロークを使う必要性
フィルインのバリエーションが広がる
紹介したように、ダブルストロークをチョイ足しすると今まで使っていた似た様なフィルインが、少し違った雰囲気に変わりますよね。
そうなんです。ダブルストロークを使うと「演奏パターンのバリエーション」が広がるってことなのです!
むやみに使うものではない
ダブルストロークを無理にゴリゴリ使う必要はありません。むしろ、なんでもかんでも隙間にダブルを入れても「自己満足」にしかならないです。
よく「手クセ」でダブルストロークを「無駄に・無意識に」入れている方がいますが、それは気をつけたほうがよいです。
「そのダブルに意図はあるのか?」「狙ったサウンドに必要だからダブルストロークを入れているのか?」をちゃんと考えて、必要だから入れる様にしましょう。
まとめ
今回はダブルストロークを使ったフィルイン例をご紹介しました。
ダブルストロークが上手く叩けない、きれいなダブルストロークにならない…という方は、「ダブルストロークの叩き方・コツ」の解説をもう一度読んでみてください。
そもそもダブルストロークはどう練習するの?という方は、「ダブルストロークの練習パータン」を参考にしてください。
最近はこのスティックがお気に入りです↓
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