“あたま”とは「最初」「先頭」「出だし」の意味で使います。

バンド練習やレッスンなど、メンバーとのコミュニケーションで「あたま」が多く使われますね。

“あたま”の使用例

文字通り「曲の一番最初」という意味で “あたま” が使われるパターンです。↓

『じゃ、”あたま”からもう一回いってみようか!』

訳:じゃ、曲の最初からもう一回演奏しましょう!

「小節の先頭(1拍目)」という意味で “あたま” が使われるパターンです。↓

『3小節目の”あたま”から、ドラム入ってね。』

訳:3小節目の最初(3小節目の1拍目)から、ドラムのリズムを叩き始めてね。

『4小節目の”あたま”でブレイクします。』

訳:4小節目の最初(4小節目の1拍目)で、ブレイク(皆でピタッと止まる)します。

「Aメロ」「サビ」など『曲展開の最初』という意味で “あたま” が使われるパターンです。↓

『もう一回、サビ”あたま”から行きましょう!』

訳:もう一回、サビの最初から演奏しましょう!(”曲の最初” ではなく “サビの最初” がポイント)

ジェスチャーでの「あたま」

“あたま”は「演奏中にジェスチャーで使う」ことがあります。

どんなジェスチャーかというと…
ズバリそのまま「自分の頭を指差す」又は「自分の頭をポンポンっと叩く」です。

ちなみに叩く場所は「脳天」です。横ではなく真上ですね。

atama

これは『おーいみんな! “あたま”(曲の最初)に戻るよ〜!』という合図になります。

ジャム・セッションや、Jazzのアドリブ、ギターソロなどは、小節数(アドリブの長さ)が決まっていない場合があり、曲の展開を自由に演奏している事も多いです。

そんな時、「そろそろ終わり、あたまに戻るよ」という意味を込めて「頭を指差す」ことがあります。

あと、バンド全体(曲全体)の展開が混乱した時に、誰かが「とりあえず、あたま(最初)に戻って、再構築だぜ!」とバンドの体制を立て直す時にも使います。(指示を出すのはギターとかピアノが多いですね。ドラマーは叩いているので、あまり頭を指差せないです…)

まあ、ロックやポップスではあまり「あたまのジェスチャー」を使う機会はありませんが、ジャズのセッションだとよく使いますので、覚えておくと何かの時に慌てずに済みます。

是非、”あたま”という言葉とジェスチャーを使ってみてください。ちょっと玄人っぽい気分も味わえるかも?!

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