今回は、ギタリストの「Mike Stern(マイク・スターン)」さん、そして超絶技巧ベーシストの「Victor Wooten(ヴィクター・ウッテン)」さんのギグをご紹介。
曲は、Jazz界の巨匠であるSaxプレイヤーのJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)氏の名曲「Mr.P.C」です。
動画はこちら↓
恒例の見どころ紹介〜!
何とも言えない、力の抜けたプレイが超いいですね。
ギターのマイク・スターンさんには、ソロが終わったら「座るんかい!」と突っ込みたくなるし、ピアニストも「置物?書記官?」と思うくらい全然動かないし、ピアノソロ中のビクター・ウッテンさんは「リラックスしすぎだろ!」ってくらいふんぞり返ってる。
かなり自由なセッションで、その時のノリと空気でソロを回していくのが、見ていて楽しいです。思わずニヤニヤしながら見ちゃいますねー。
ギグのライブ感を体感しよう!
この演奏(映像)は、距離が近いってのもあるのか、とにかく「生っぽさ」がミョーに伝わります。
プレイヤーの声、ピッキングの音も聞こえるし、息づかいも聞こえてきそう。メンバー同士がコトバではない「会話」をしているのが、リアルに伝わってくるのがいいですね。
自由でリラックスした雰囲気の中にも、緊張感と緩急があるのが見ものです。ただダラダラプレイしているってわけじゃない!
グッと神経が研ぎ澄まされる瞬間とか、フッと力を抜くところとか、バンド全体が熱くなる所とか、プレイヤー同士が演奏で会話しているのが、ものすごくリアルに伝わります。
グルーヴが心地よすぎる
今回のドラマーは…いません!でも、いいんです!
この演奏、とにかくグルーヴがすごいんです。
全員が一つのグルーヴに身を任せている、スウィングしているのがカッコいいです。共通のノリというか、バンドのグルーヴがとにかく心地よい。これ、かなり凄いこと。
ドラムがいない中、各自がアドリブやインタープレイ(お互いに触発しあう演奏)をガンガンキメてくると、ヘタなバンドだと空中分解しちゃいます。しかし、この演奏ではバンドが作るグルーヴに乗って全員が気持ちよく演奏している。
特に、左の2人(アコースティックギターとウッドベース)が全体のノリをガッチリ作っていますね。まさに影の功労者・縁の下の力持ちです。簡単そうに、あたり前の様にやっているが、かなり難しいんだよなー…すごい。
おすすめCD
マイク・スターンのアルバムはたくさんあります。私がよく聴くのはこれ↓
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