『一番好きなドラマーは?』と聞かれたら、即答するのが「Gary Novak(ゲイリー・ノバック)」です。
私、Garyさんの大ファンなのです。ものすごく影響を受けています。
なんせ、10数年レギュラーグリップ(Jazz風の持ち方)にこだわっていた私が、Gary Novakを見たその日からマッチドグリップ(普通のRock風の持ち方)に即チェンジしたくらいです。
それくらい、最初にゲイリーさんを見た時の衝撃はすごかったのです。
日本ではあまり知られていないかもしれません。大抵は「え?誰それ..」と言われます。。
でも、チック・コリア エレクトリックバンドⅡ、アラニス・モリセット、ロベン・フォード、マイケル・ランドウなど、幅広いジャンルのアーティストと演奏しているスーパードラマーなのです。以後、お見知りおきを。
そんなGary Novakのオススメ動画はこちら↓
目次
恒例の”みどころ”
Gary Novakの魅力は、手数と手足のコンビネーションを織り交ぜた怒涛のフレージングです。
とにかく圧倒的な音数で、グングン迫ってくる。しかも、それが繊細で全然耳障りじゃない。
ストロークがめちゃくちゃ速い!でも、ものすごく手首が柔らかい点に注目です。
体全体の動きも、しなやかで柔らかいですね。そして「上体が安定している」というのも見逃せません。
基礎がしっかりしていて、お手本になります。
ハッキリ言ってどう叩いているかわからない!
Gary Novakさんのプレイは、ハッキリ言って「どう叩いてるか、さっぱりわからん!」です。
何度も生で(しかも超至近距離で)見たけど、全くわからん!
とにかく速いし、複雑だし、独特の手順なので、「スゴすぎる…」ということしか解明できていません。。
圧倒的な手数とグルーヴで押し切るドラムソロ
テーマが終わった[3:00]くらいから、怒涛のドラムソロがあるが、これが凄いっす。
グルーヴを軸として、「圧倒的な手数」と「トリッキーな仕掛け」を織り交ぜたドラムソロを展開します。
このグルーヴをベースとしたドラムソロって、すごく難しい。
超かっこよくて気持ちいいグルーヴを出しながら、フィルやリズム的な仕掛けを混ぜていくプレイは、テクニックはもちろん「かっこいいセンス」が必要。これって失敗すると悲惨なのです。お客さんから見たら「え、今って何の時間?ドラムソロなの?それとも間奏?何かの間違い?」と思われちゃう。
足数と手足のコンビネーション
手数というか、ストロークの速さに注目しがちだが、Garyファンから言うと「足数」と「手足のコンビネーション」が魅力です。
よく聞くとわかるが、足(ベース・ドラム)がすごくかっこいい(気持ちよい)。そして足数がかなり多いことに気づきます。
さらによ〜く聞くと、手と足のコンビネーション・フレーズを多用しています。トリッキーなフレーズは手足のコンビネーションを使って表現することが多い。ストロークの中にベース・ドラムを入れることでアクセントがズレたトリッキーなフレーズになるんですね。
しかも、手足を混ぜたフレーズも超高速で(しかも軽々と)やってのけます。
Gary Novak ハンパないって!
Gary Novakのプレイは、実際に見ると本当に凄いです!
音の厚み、繊細さ、そして何といっても「ここ一番での爆発力!」これは超一級品です。
まさに「Garyさん 半端ないって!」という状態になりますよー。
↓ボブ・バーグのアルバム。Jazz系ですが、1曲目のドラムソロに圧倒されます。
↓チックコリアのアルバム。できれば大音量で聞くと、音の深さ・鳴りが楽しめます。(かなり生音っぽい)
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