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いつもと違うスティックに挑戦企画。今回は「派手めなスティックが欲しいなぁ」と思ったので前々から気になっていた「Zildjian 5A Chromaシリーズ」を買ってみました。
【結論】
超イイ!1軍です。
というか今日からメインスティックに座に君臨しました。
目次
Zildjian 5A Chromaシリーズ【Chroma Pink】レビュー
買ったのは「Chroma Pink」。
でもって、一番気になるのが「色」ですよね。
Chroma Pinkの色味
正直、「Chroma Pink」という名前がすごく悩ましい。実物を見ないとどっちに転ぶかわかりません。(スティックは通販で買っているので、届いてみないとアタリ・ハズレがわからない…。)
でもって、気になる実物は「朱色かな?」くらいの感じです。
なんだか懐かしい感じがするなぁーと思ったら駄菓子の「梅の花本舗 元祖 梅ジャム」を濃くした感じ。うん、舐めたら美味そう。個人的には嫌いじゃない。
Chromaシリーズの売り?であるメタリック感に関しては、派手にラメラメしていません。カタログを見ると「パール塗装」と書いてある通り、パールっぽい光沢です。ド派手でキラキラなものをイメージしている方は「あれ?」っと思うかもしれない。
塗装スティックは滑るか?
もう一つ気になるのは、塗装している=滑る?という懸念。
実は、VicFirthの5Aブラックを持っていますが、困ったことにVicFirthの黒は(私には)すげー滑る!なんか表面がツルツルしてるんです。
しかーし!Zildjianは滑らない!これは嬉しい!
私好みのラッカー感というか、ニス感があるんです。ニスニスしてて滑りにくい。
でも、手が乾燥しているか? or 手汗をかくか?…で全然感触が違いますので要注意。私は乾燥系なのでニスニス大好き派です。もしかすると手汗派の方は滑ると感じるかも?!
以前に手のモイスチャーとスティックの滑る問題を解説していますので参考にしてください。
スティックのサイズ感
肝心のサイズ感に関しては、基本的には「5A」です。
でも、同じ「5A」と言っても各社微妙に違います。
Zildjianの5Aは「軽め」「細め」な5Aです。
もちろん、Chroma Pinkも同じ。軽め&細めです。
VicFirthの5Aと比較
スティックの王者(←と私が勝手に呼んでいる)VicFirthの5Aと比べてみた。
- VicFirthの5A: 407 x 14.4mm
- Zildjianの5A: 406 × 14.2mm
はい。カタログスペックではこんな感じ。VicFirthの方が、ちょっと長くて、ちょっと太い。
しかーし!
実際に比べてみると、「長さは変わらない」です。(むしろ、VicFirthの方が微妙に短い?)
太さは確かに「Zildjianの方が細い」です。
実際に持ってみても長さに関しては違いは感じません。
太さはZildjianの方が「少し細いなぁ」と実感できます。
振ってみると、長さは変わらないけどZildjianの方が細いせいか、ちょっと長く感じます。(気のせいかもしれませんが…)
叩き心地・バランス
叩き心地は「すごっくいい!」です。まあ、個人の感想なので好き嫌いがあると思います。
VicFirthに比べて「軽い」です。これまたスティックの個体差があるので一概には言えませんが…。
でも、軽さとスティックのバランスがベリーグッド。
超ハードに叩く人には、ちょっと振った時の遠心力が物足りないかもしれません。VicFirthの方が振った時の遠心力を感じます。(…そんな気がします。)
でも、同じく定番の「Pearlの110HC」の様なグリップ側に重さがある感じのバランスではなく、ちゃんとスティックの先端側に重さがあるバランスです。
まあ、Pearl 110HCは長さも短いのであまり比較にはならないけど。。。
耐久性
気になるのは耐久性。耐久性といってもスティック自体の耐久性ではなく、カラー部分の耐久性です。
これは、正直なところ「叩いてりゃ削れる」ものです。そりゃ表面に塗ってるだけなので、シンバルやハイハットをガシガシ叩けば塗装も削れます。
はい、ここは諦めましょう。
スティック自体の耐久性は、当然ですが「普通のスティックと同じ」です。
チップの形状
チップに関しては、いわゆる涙型(ティアドロップ)ではなく、「楕円形・卵型」なのかな?
VicFirthは涙型。それと比べると卵感がよくわかります。
チップは塗ってない
ZildjianもVicFirthも、チップ部分は塗装なしです。
これは、むしろチップは塗装なしの方がいい!です。というのも、チップに塗装がある場合は叩いた時にヘッドに色が付きます。スネアのヘッドは白いので、確実に色が付く。
黒ならまだいいけど、赤い塗装が付くと事件性を感じる程に赤く染まるので練習スタジオでは迷惑がかかるかも!?
ショルダー・テーパー
ショルダーというか、テーパーっていうのかな?
スティックの先端までの「細くなっていく部分」の形状は、ちょっと細めな感じがします。
このテーパーがシュッとしている分だけ、振った時の遠心力が軽いというか、バランスが軽めに感じるのかもしれません。ここは好みですので、どっちがいい!ってのはありません。
ボロボロスティックが軽くて叩きやすかったという経験ない?
ボロッボロになったスティックを使っている時、「あ、なんか軽やかで叩きやすい。速く叩けるかも?!」って経験ありませんか?
それは、ボロボロでテーパーの部分が削れて軽くなったので、スティックの重心バランスがちょっと変わったせいかもしれません。
もし、そんなボロスティックが叩きやすかった!という方は、テーパーが少し細めのスティックを使ってみるといいかもね。(たぶん…)
お値段
最後にお値段ですが、残念なことに「Zildjian 5A Chroma」はちょっとだけ高い!!
最安のサウンドハウスで「約1,500円/セット」です。(2021/7/4時点)
ちなみに、VicFirthの5Aは「約1,000円」です。(2021/7/4時点)
うーん、500円の差かぁ。微妙ですよね。
Zildjianを2セット買う値段で、VicFirthなら3セット買えちゃう。VicFirthなら1セットお得なのです。
さて、これを高いと見るか安いと見るか…。
まあ、色が付いているから高い!と割り切っちゃえば全然アリかな。(個人的には…)
という事で、個人的には気に入ってしまった「Zildjian 5A Chromaシリーズ」でした!
しばらくは、この子を1軍のメインスティックとして実戦投入していきます。
ちょっと派手なので、最初は照れくさいっす…。
それでは、今日もドラムを楽しみましょー。
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