電子ドラム「ATV EXS」で「STEVEN SLATE DRUMS（SSD5）」を鳴らすキーマップの作り方

電子ドラム「ATV EXS」を叩いて、DAWでインストゥルメンツを鳴らす方法の解説です。
今回は「STEVEN SLATE DRUMS（SSD5）」というソフトウェア音源を使います。

DTMをやらない方には「なんのこっちゃ？」な話ですが、興味のある方はお付き合いください。

キーマップはソフトウェア音源によって違うもの

どのソフトウェア音源にも言えることですが、単純にEXSとパソコンをつないで叩いただけでは、思った通りの音が鳴りません。

例えば、

• EXSの「スネア」を叩いたのに、SSD5では「シンバル」の音がでる。
• EXSの「ハイハット」を叩いたのに、SSD5では「ハイタム」の音がでる。
  みたいな、トンチンカンな音の鳴り方になります。

これは、EXSが「スネア」として送信したキー（信号みたいなもの？）を、SSD5が「あ、このキーだったらシンバルだね」と間違えて受け取るためです。

なので、
「このキーを受信したらスネアを鳴らすんだよ」
「このキーの場合はシンバルだよ」
と、SSD5を設定を「EXS向けに調整」する必要があります。

この「どのキーが、どのサウンドに対応しているか？」をキーマップ（ドラムマップ？）と言います。

キーマップの調整

ソフトウェア音源は、大抵はキーマップの編集ができる機能が付いているものです。

SSD5の場合、キーマップ編集するには左メニューの「MAP」ボタンをクリックすると設定画面が開きます。

EXSを叩いて確認していく

Map画面では、各キー（EXSから送られてくる信号）に対して「何を鳴らすか？」が一覧表示されています。

EXSがパソコンに接続していて、DAWがちゃんと認識していれば、EXSをポコポコ叩くと「受信した信号のキー」が光ります。

光ったキーと、そこに割り当てられているサウンドが正しいか？をひたすら確認＆修正してけば、EXS用のキーマップが完成します。

ハイハットの割当ては要注意

ハイハットは、ペダルのオープン/クローズがあるので注意が必要です。

• クローズしている時の音色
• オープンしている時の音色
  の２系統があるでご注意を

オープンの場合、微妙な空き具合を反映させるため「CC Controlable」と書いてある音色を割り当ててください。（→最初、これがわかりにくかった…。）

EXSが送信するキー（MIDIノート）

EXSが送信するキー（MIDIノート）は以下の通りです。

タム系

Drums	Note	NoteNum
Kick	C1	36
Snare	D1	38
Snare(RimShot)	E1	40
Snare(SideStick)	C#1	37
Tom1	C2	48
Tom2	A1	45
Floor	G1	43

シンバル系

Drums	Note	NoteNum
HiHat(Tip-Close)	F#1	42
HiHat(Tip-Open)	A#1	46
HiHat(Edge-Close)	A#-1	22
HiHat(Edge-Open)	D0	26
HiHat(Foot)	G#1	44
Crash1(Edge)	G2	55
Crash1(Tip)	C#2	49
Ride(Tip)	D#2	51
Ride(Cup)	F2	53
Ride(Edge)	B2	59

１個１個叩きながら設定するのが面倒くさい場合は、上記の表にあるキーにペタペタとサウンドを割り当てちゃってもいいです。

（おまけ情報）DTM関連はセールを狙うとお得です。

DTM関連のソフトウェア音源やプラグインは、結構いいお値段です。
しかーし！

DTM系は、頻繁にセールをしていますのでセールを狙うのがベスト！…というか今すぐ必要じゃない限り、セールで買った方がお得です。（モノによっては、投げ売り的な値引きもあるので）

ちなみに、
SSD5は（2020年11月現在の）ブラックフライデーセールで「$149 → $59」で買いました！超安い。。。

SSD5は、おそらく$49〜$59が底値だと思います。（2020/11月時点）

なので、セール期間を逃した方は、

• まずは無料版（音色は3種類だけのお試し版）で遊ぶ
• 底値のセールになったら買う

みたいな感じがいいと思います。

$99くらいのセールもありますが、待てる人は$60を切る底値セールまで様子見するのがいいと思いますよー。