先日、生徒さんから「ドラムを叩く時は、どんな服装がいいの?」という質問がありました。
以前のブログで【ドラムを叩く時の靴】について解説しましたが、今回は範囲を広げた「服装編」。
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さて、ドラマーに限らず色々な服装をしています。カジュアルな格好もあればフォーマルなのもあるし、衣装やコスチュームの都合もあるものです。そのバンド・TPOによって服装が決まるもの。
しかーし!
服装は演奏には影響しないわけがありません。実際は服装によって叩きやすい・叩きにくいという違いがあるものです。では、どんな服装がドラムを叩くのに都合がよいのでしょうか?
ということで、今回は私の経験から「服装による違い」をご紹介します。というか主に『こんな服は叩きにくいから要注意!』って内容です。
目次
ドラムが叩きやすい服装
まず先に、ドラムが叩きやすい服をまとめてみます。
というのも、叩きにくいのは「叩きやすいの逆」みたいなパターンが多いので、イメージしやすいかなぁと思います。
ドラムが叩きやすいのは、ずばり『動きやすい格好』です!
はい、もうこれで終了〜!って感じですが、少し補足すると、
- 着ぶくれしてない
- 腕や肩が動かしやすい、腕を上げやすい
- ベタベタと身体にくっつかない(汗をかいた時など)
- 軽快・爽快・軽くてゴツゴツしてない
- 関節が曲げやすい(上半身はもちろん、下半身もね)
こんなイメージですね。
ドラムは全身を動かすもの。そして汗をかいて暑くなります。そのため、
- 「軽快で動きやすい」
- 「関節が動かしやすい・曲げやすい」
これが大きなポイントになると思います。
ドラムが叩きにくい服装
という事で、叩きにくい服装は上に書いた叩きやすい服の逆ってことですね。
具体的なポイントと、思わぬ落とし穴的な事例を見ていきましょう。
関節が動かしにくい・曲げにくい服
服装によって、もしくは「服の素材」によって、動きにくいものがあります。
特に注意すべきは、
- 肩が上げやすいか
- 関節が曲げやすいか
ということ。
「肩が上げやすい」は想像しやすいと思います。シンバルを叩く時とか、服が突っ張って動かしにくいとストレスです。北斗の拳の様な肩パットで固定されているものは言語道断!
関節の曲げやすさは重要!
意外と見落としがちなのが「関節を曲げやすいか」です。服の素材によっては「宇宙服かよ!」と言わんばかりに曲げにくいものがあります。そんな服は超絶叩きにくいです。
そして、見落としがちなポイントは「ズボン」です。
ドラムは、座って叩くもの。そのため、足の付け根がガッツリ曲がるし、膝もガッツリ曲がります。
スキニージーンズの様なパッツンパッツンのズボンを履く場合は、ストレッチ素材のものを選びましょう。まあ、最近はストレッチ素材で動きやすい服が多いですよね。
最近は、ウエストもゴム(ヒモで結ぶ系)だと楽なので好んで履いています。腹が出てきた証拠ですが…。
ヒートテックは厳禁!
冬場はヒートテックを中に着ていることが多いですが、ドラムを叩く時にヒートテックを着ていると地獄をみます。
ドラムを叩くと暑くなる。それで保温効果のたかいヒートテックを着ていると熱が全然逃げません。暑さMAXでミイラになりますので要注意です。
やっぱり汗をかくことを考えて、吸水性が高く・通気性のよい服を着たほうが快適ですね。
ズボンの素材
これ、見落としがちなのですがズボン(今どきは、パンツっていうのかな?)の素材です。
ダメなのは、摩擦のないツルツルした素材・シルキータッチな素材です。
服に関しては知識ゼロなので素材名はわかりませんが、例えばで言うと「スーツ」です。
フォーマルな場所で演奏する際に衣装としてスーツを着る時もありますが、そんな時いつも思うのが「スーツで叩くと、お尻が滑って叩きにくいなぁ…」という事。
そうなんです!お尻が滑る!
ツルツル系の素材や、繊維の方向が縦(っていうのかな?)のズボンは、お尻が滑るんです。
ドラム椅子とズボンがしっかり摩擦で噛み合っていないと、バスドラムをドン!と踏んだ時にツルッとお尻が後ろに滑ります。
ズボンの「すそ」も要注意
これまた盲点なのが、ズボンの「すそ」です。
パンタロン(古い?)みたいに、すそが大きめ・広めだとどうなるか…
はい、ビーターが「すそ」に引っかかる!(ビーターがすその中に入っちゃう!)という現象が起こります。
最悪、ビーターがズボンのすそにハマって踏めなくなります。
ズボンの長さも関係あり
「すそ」が広くなければ…と思ったら大間違い。
夏場はちょっと短めの丈のパンツを履く事も多いと思います。くるぶしがでるくらいの微妙に短いやつです。(9分丈っていうのかな?)
その微妙な短かさがポイントで、座った時に「すそ」が「すね」くらいまで上がる感じになるんですよね。それが落とし穴なのです。
その上がったすその位置が「ビーターの通り道」にピッタリはまります。まるで「すそ」がビーターを待ち構えているかの様に、スッポリとビータがすそに入る事があります。
今更ですが、完全に男性目線で解説しています。たぶん女性の服装もほぼ同じだと思います。
女性の場合だとロングスカートもビーターが引っかかりますよー。
叩きにくい服装はあるけど、最終的には好み&衣装の都合です
…と、叩きにくい服装について私の経験を元に解説してみました。
個人的に気になるのが「お尻が滑る」ですね。お尻が滑ると演奏に直結するので、そこは気を使っています。
とはいえ、結局は「着たい服を着る」のが一番いいです。やっぱり見た目や、自分のテンションの上がり具合が重要ですからねー。
あと、「衣装でどうしても着なきゃいけない」っていう事も多いので、動きにくい状況でも叩ける、自分の動きやパフォーマンスを衣装に合わせる練習(?)もしておくのが大事かなぁと思います。
まあ、Tシャツ・ジーパン・スニーカーみたいな、吉田栄作というかハマダーというか、そんなカジュアルな格好が個人的には叩きやすいですね。
ドラムレッスンではどんな服装を?
ちなみに、ドラムレッスンでは皆さんどんな服装をしているか?というと…
『各自、自由な服装』です。
そもそも、仕事(学校)帰りにレッスンを受ける生徒さんが多いので、普段仕事に行く格好でそのまま…みたいなパターンですね。
ドラムレッスン用の服装を!みたいな事は全くありません。
男性の場合はスーツの方もいますし、女性の場合はスカートの方もいます。叩いている姿がカッコよければオッケー!そのためにオシャレな服装をするのもオッケー!って感じです。
という事で、叩きにくい服装のデメリットを参考にしつつも、見た目も大事にして楽しくドラムを叩きましょー!
夏といえば冷めないコップでしょう。600mlの大容量を買っちゃいました。これくらい大きいと洗いやすいので便利です↓
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