中途半端な音楽講師はいらんぜよ

音楽教室、楽器の講師はたくさんいます。
しかーし!音楽の本質である「表現」を教えられない講師もたくさんいるから困っちゃう…。今回はそんなオハナシ。

表現ってなんだ?!

表現って何かというと…その人のハートです。体験です。感情です。想いです。

それらを「聞いている人に伝えること、共感すること」それが表現。

誤解を恐れずに言えば「音楽は芸術ではなくエンターテイメント」です。

ワクワクしたり、ドキドキしたり、キュンとなったり、興奮したり…人の感情に直接語りかける言語でもあります。

そして、「聞いてくれる人」があってこその音楽。

聞いている人のハートの琴線に触れなければ、音を出している意味がありません。

楽器を演奏するために鍛えるスキル

私の経験から、楽器を演奏するためには「テクニック」と「耳」の両方が必要だと思っています。

何を伝えるか?何を演奏するか?何を表現するか?…この「ハート」は音楽の本質・根本エネルギーです。

伝えたいこと、表現したいことがなければ、演奏が「単なる真似、音を出してるだけ」になってしまいます。
そして、伝えたいことがあっても「それを聞き分ける耳が肥えていない」と、単なる自己満足のカラオケ状態になってしまいます。

テクニックって「楽器を演奏する手段」です。表現したいことを「100%再現させるための運動神経」っていうのかな。

いくらテクニックがあっても、“耳”がよくなければダサい音楽です。逆に、いくらセンスある感動的なフレーズを思いついても、テクニックがなければ、ヘタな演奏しかできません。

『いいドラム=テクニック×耳』の掛け算ってことですね。

アメリカで感じたこと

アメリカに行って一番ビックリしたことは「みんな耳が良い」ってこと。

アメリカは音楽が生活の一部、生活を彩るスパイスの一つになっているんですねー。だからみんな耳が本当に肥えている!

耳を肥やすには、よい音、よい音楽をどんどん体験しないといけません。
一流の料理人は、素材の本当の味とか、一番美味しい食べ方とかを「体験」していて舌が肥えている。そして舌が肥えたお客さんから認められている。ファーストフードばっかり食べているシェフって聞いたことがないです。それと同じ(かな?)。

叩き方・弾き方だけしか教えられない?

ハートの部分を教えられない講師って多いような気がします。

「私、〇〇教室の講師をしているざます〜」って人の演奏を聞くと、超ダセー!ってことがよくあります。。⇒はい、100%私の主観ですが…。

そんなダサ講師とセッションする時によく使うコトバ、
「うん、間違えないで弾けた。バッチリ!」
「それは練習しないと弾けません!(キリッ)」

おい!間違えないで弾くことが目的なのかぃ!
練習したことしか弾けないのかい!
先生でしょ?応用効かないの?!
あなた、何のために演奏してるの?
…という心の叫びを抑えるのに必死です。(もちろん口には出しませんよ…。)

正直、「こんな人に教わる生徒はかわいそうだな〜。応用が効かず、練習したことしか弾けない人になるんだろうな〜」と思います。

名プレイヤーは名コーチ

スポーツだと、名プレイヤーではなくても名コーチってことがあります。それは、スポーツは基本的に「テクニック&戦術」の世界だからテクニカル・スキルが重要なんです。(たぶん…)

しかし、音楽はちょっと違います。テクニックが無くても、テクニカルなトレーニングは教えられます。これはスポーツと一緒。

でも、音楽的な「表現」の部分は、名プレイヤー(よい耳を持っている)人にしか教えられません。だって、音楽って「その人、そのもの」ですから。

表現を教えるのは、すんごく大変

表現を教えるって、すごーくエネルギーを使います。自分のハート、感情、体験、想い…を相手に伝えるんだから、ものすごくコミュニケーションしなきゃいけない。もちろんセンスも必要です。

話してわかる範囲と、気持ちをぶつけてハートで感じてもらわなければいけない範囲と色々あるので、そりゃ大変ですわ。。そうなると、どうしても「表現の上限値が高い人」が有利になります。

そうなんです、表現力が豊かな人ほど「引き出し」が多いってことです。

楽器教室か、音楽教室か…

講師の差がでるのはなぜなのか?それは「楽器教室か」「音楽教室か」これが大きな違いでしょう。

「単に弾き方がわかれば、それでいいよ。」「人に聴かせるつもりもないし、自分さえ満足すればそれでいいし〜。」という人は、楽器教室で十分です。

しかーし!!
音楽が好きで、音楽をやりたいから楽器を弾くんじゃ!聞いた人のハートに爪あとを残せる演奏がしたいのだ!という人は、音楽の「表現」を教えることができる講師に習わないと、絶対ダメだと思います。

いくら速く叩けても、いくら複雑なフレーズが叩けても、「表現」がダサいと何の意味もありません。誰も感動してくれない。

「上手い」ではなく「いい」プレイを

そこのあなた!「上手いねー」と言われて満足していないですか?「上手いね」ではなく「いいねー」と言われるプレイをしないといけないのです!

上手いねーということは「上手に叩けたねー」ってこと。これでは発表会のレベルです。聞いた人のハートにメッセージが伝わると「よかったよー」とか「楽しかったよ」という感想がもらえます。

あなたが目指すのは、どちらのプレイですか?

まとめ

同業者をかなりディスっちゃいました!すいません!いや、あなたの事ではないです。(あくまで一般論、噂です!←今さら?)

でも、あと1つだけ…私、「〇〇奏法」とかの理屈・演奏理論って超苦手です。〇〇奏法でダブルストロークが無理なく叩ける!とか見ると便意を催します。だって、その演奏聞いたら音にハートが全く無いんだもん。「ごまかした感・叩いただけ感」しか伝わらない。叩くことが目的なの?って感じー。(あ〜あ、また言っちゃった。。)

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