電子ドラムの選び方。騒音は大丈夫?上手くなるの?おすすめはどれなの?…購入前に知っておくべき事のまとめ【2019年版】

roland v-drums

ドラム教室のみっきー(@mickey_higashi)です。
メルマガやってます。よろしければこちらから登録してもらえると喜びます。

電子ドラムは、簡単にドラムっぽい音が出るとても楽しいガジェット。ドラムを練習する時に「どうせ買うなら、やっぱ電子ドラムがいいっしょ!」と思う人も多いですね。

しかーし! 電子ドラムにはメリットもあるし、デメリットもあります。

そこで、今回のテーマは「電子ドラムを購入する際に気をつけるポイント」を、現役ドラマー&ドラム講師の視点でご紹介します。

【今回のポイント】

  • 電子ドラムで練習して上達するの?
  • 電子ドラムは静かなの?騒音は?
  • 電子ドラムを選ぶポイントは?
  • 電子ドラムのおすすめは?

それでは、早速はじめましょー!

(※かなり長いです。じっくり読んでくださいねー。)

電子ドラムで練習して上手くなるのか?

電子ドラムを買う際に気になるのが、「電子ドラムで生ドラムが上手くなるのか?」ということです。

結論から言うと…

「電子ドラム」と「練習パッド」と併用すべき!

です。

練習に応じて、電子ドラムと練習パッドを使い分ける

基礎練習は練習用パッドでやってください。

というのも、練習台でトコトコと叩くと、頭のなかで自分の欲しい音をイメージして、「自分の出している音を聴きながらながら叩く」ようになってきます。この「自分がどんな音を出しているか?を認識する」ことが大切。

電子ドラムの凄いところは、、

  • どう叩いても凄い音がでる
  • ミスタッチしても良い音がでる
  • 下手がごまかせる

ということです。
でも、「生ドラムの上達」という観点で見た場合、それがデメリットになる「可能性」があります。

ということで、

基礎練習をしっかりやろう!という時は、練習パッドを使った「練習効果の高い環境」で練習しましょう。

そして、手足を使ったリズムの練習をしたい、純粋に演奏を楽しみたい!という場合は、電子ドラムを使ってください。

もっと詳しく知りたい方はこちら↓

電子ドラムの騒音はどれくらいなのか?

電子ドラムのメリットとしてよく言われる、「音が静かだから家での練習に最適」みたいな話について。

振動音が結構うるさい

電子ドラムとはいえやっぱり響きます。

生ドラムに比べれば、出る音は雲泥の差があるけど、叩いた時の振動とか、バスドラム(足で踏むやつ)の振動はハンパないです。

騒音というより、ドンドン!と響く「振動音」が近所迷惑になります。

私の場合、YAMAHAのDTXを使ってますが、絨毯を二重に敷いても近所迷惑だよなぁ〜…というレベルです。嫁には「夜は叩くな!」と怒られました。。。

打撃音は、そこそこ静か

「電子ドラムは静かです」というのは嘘なの⁈…というと、そうではありません。静かっていうのは、叩いた時の「アタック音(打撃音)」の事を言っていると思います。

確かに、叩いた時の「コツコツ・ポコポコ音」は凄く静かです。商品にもよりますが、RolandのV-Drumのような「メッシュタイプ」の打面だと、シャカシャカ音しか鳴りません。

YAMAHAのパットは、メッシュと違ってちょいと固い素材なのでコツン!という音が鳴ります。それでも、練習パッドと同じなので十分静かです。

しかーし!アタック音だけで言えばすご〜く静かな電子ドラムですが、アタック音と同時に「振動音」が出ています。

振動音っていう言葉が正しいかわかりませんが、床をドンと踏んだ時に出るズンズンした音を振動音って表現しています。

バスドラム(足で踏むやつ)は、ご想像の通り振動音がハンパないです。

それ以外にも、スティックで叩いた時の振動も、スタンドを伝わって床にドンと響くのです。このスタンドから伝わる打撃の振動音も侮れない。。。

ということで、、、
振動音も含めて「思ったよりも響くもの」ってのは知っておいたほうがいいでしょう。

【追記:2018/4/19】
防音マットを敷いた場合の騒音を検証しました。ご参考までに。

関連練習パッドや電子ドラムの騒音防止に「防音マット」は有効なのかを検証してみたよ。

電子ドラムの選び方:セットの選び方

お待たせしました。いよいよ本題の「電子ドラムの選び方」です!

メーカーによる違い

正直、電子ドラムを購入する場合は「RolandのV-Drums」か「YAMAHAのDTX」の2択だと思います。

【追記:2019/3/13】
2019年、大本命の電子ドラムが発売されました!ずばり「ATVのEXS-3」です。

はっきり言って、個人的には電子ドラムを買うなら「EXS-3」の一択だなぁと思います。
これ↓

基本的に、電子ドラムを買うなら「ATV(個人的にはイチオシ)」「ローランド」「ヤマハ」の3社が選択肢になると思います。

では、どんな違いがあるのかを見ていきましょう。

音の違い

音に関してはどのメーカーもいい音です。正直なところ「好み」かもしれません。
私個人のざっくりとした感想としては、、、

  • ATVは「生音に近い(ほぼ加工されていない素の音)」
  • ローランド・ヤマハは「生音を基本に、よく聞こえるように加工された音」

みたいなイメージです。

叩いてて大迫力な音は加工されたローランド・ヤマハの音。生のサウンドに忠実で、誤魔化しが効かないのはATVの音。とも言えるかな。

打面の違い

ATVとローランドは、両社とも打面はメッシュタイプです。(ローランドは機種によって、ラバーパッドのグレードもあります)

メッシュタイプとはこんな感じ↓

YAMAHAは、上位機種はシリコンヘッド。下位はラバーパッドです。
こんな感じ↓

騒音が気になる場合、消音効果が高いのはRolandやATVでしょう。打面がメッシュなので叩いた音があまり出ません。(シャカシャカ鳴る感じかな?)

YAMAHAのDTXは打面がシリコン・ラバーパッドで少し固いので、ポクポクと音が出ます。(XPシリーズのシリコンヘッドは、叩いてて結構気持ちいい!)

どちらもバスドラム(足で踏むやつ)の振動はあります。隣の部屋、下の階への騒音には注意ですね。騒音防止マットで多少緩和されますが、あくまで「緩和される」と思ったほうがいいでしょう。

どれくらい緩和されるかはこちらを参考に↓
関連練習パッドや電子ドラムの騒音防止に「防音マット」は有効なのかを検証してみたよ。

センサーの違い

打面を感知するセンサーは、電子ドラムを叩く上でとても重要!
叩いた事を、ちゃーんと感知してくれないと、爆速で叩いた時に音が抜けたり、叩いた以上にバチーンと爆音がしたり…など、ストレスMAXです。

各社ともセンサーはとても優秀ですが、実際に私のドラミングについてこれるか?といえば、、、
個人的には、センサーはATVの圧勝だと思います。私の場合、ATVの電子ドラムは全くストレスなく叩けました。

バスドラムのタイプ

電子ドラムの選び方は、予算と好みで選べばオッケーですが、「ドラムを練習する」という観点で見た場合、1つ注意点があります。

それは「バスドラム」のタイプです。

電子ドラムのバスドラムには、2パターンのタイプがあります。

一つは、、
生のドラムセットのように「ペダルを取り付けて、打撃で音を鳴らす構造(ペダル取り付け方式)」のバスドラム。

もう一つが、
「踏むだけの、スイッチ的な構造(フットスイッチ方式)」のバスドラム。

文章で書くとなんのこっちゃ?ですね。。

ペダルを取り付け方式

こんなやつです(右側のペダルに注目)↓

生ドラムで使用するの同じペダルを取り付けます。ドン!とバスドラムを打撃して音を鳴らすので、振動音がハンパ無いです。

ドラム上達のために、こちらのペダル取り付け方式を選びましょう。

フットスイッチ方式

もう一方のフットスイッチ方式は、廉価版のセットに多いタイプ。

こんなやつです(右側のペダルに注目)↓

簡単に言えば、踏んでスイッチを押す感じです。打撃が無いので振動音はやや控えめ。

このフットスイッチ方式は、ドラムの練習にはなりません。遊びでやるには十分ですが、ちゃんとドラムを叩ける様になりたい方は、選択肢から外しましょう!

ちなみに、ハイハットも同様に「リアルなハイハットスタンド方式」と「フットスイッチ方式」があります。

ですが、ハイハットに関してはフットスイッチ方式でも、まあ良いかなと思います。(リアルなハイハットスタンド方式がベストですが。)

値段の違いは何なの?どれを買えばいいの?

電子ドラムは、基本的に「セット(必要パーツの盛り合わせ)」で販売しています。(もちろんパーツ単品でも売ってます。)

商品を探していると、同じシリーズでも値段が様々なセットがあって、どのセットを買えばいいのか?がよくわからないと思います。

ということで、まずは「値段の違いは何なのか?」について知っておきましょう。

パーツのグレードの違い

まずは、パーツ(パッドやシンバル本体)のグレードの違いが考えられます。

打面が高性能で打ち心地のよいものは、グレードが高いやつです。その分、高いです。

それ以外にも、もっとシンプルで練習パッドの様なコツコツしたパッドもあります。それはリーズナブルな価格になっています。

同じ様に、シンバルのパッドも高性能なものから、シンプル&リーズナブルなものもあります。

という事で、同じシリーズでも価格が違ってくるのは、どんなパーツで構成されているか?という違いになります。

よく叩く「スネア」はグレードの高いやつ。叩く頻度が低い「タム系」はグレードの低いやつ…みたいに高いパーツと安いパーツをミックスして、全体の価格を抑えたセットもあれば、全パーツ最上位のもの(そして高い)もあります。

下の2枚をよく見ると、パッドやシンバルの形や打面の質感が違うのがわかる(かな?)↓

パーツの個数の違い

単純に、タムの個数とかシンバルの枚数の違いです。

タムが1つ(いわゆるワンタムってやつ)のセットもあれば、タムが2つのセット(→これが一般的)もあります。

シンバルが2枚のセットもあれば、3枚のセットもあります。

オプションパーツの充実度の違い

これも重要なポイント。
電子ドラム(というかドラムセット全般)は、タムとかシンバル以外にも、椅子とかペダルとかスタンドとか、細かいパーツが必要になります。

電子ドラム本体以外にも、椅子とペダルは絶対に必要になります。

セットで売っているのは「開封したらすぐに叩ける、必要なものが入っている」ものが多いですが、椅子・ペダルは別売ってのもあるので要注意!

ただし、余計な(?)ものが一緒に入っている事もあります。
例えば、ヘッドフォン、スティック、防音マット…などは、既に持っていたり、今は必要ない!ってものもあるかもしれません。

中には、よくわからんスティックケースとかもセットになっていて、思わず「ドラクエか!」と叫んでしまうものもあります。(昭和の人しかわからないかな…)

ヘッドフォンは、自分の欲しいやつを買った方がよいかもしれません。スティックも自分の好きなやつを買うのが良いでしょう。

ペラペラの防音マットは「気休め程度」なので、正直いらないかも。防音マットを買うならちゃんとしたやつを買うべし。

関連練習パッドや電子ドラムの騒音防止に「防音マット」は有効なのかを検証してみたよ。

音源モジュールの機種・グレードの違い

最後の違いは、電子ドラムの心臓部分である「音源モジュール」の違いです。

音源モジュールとは、電子ドラムのコアとなるもの(パソコンみたいなもの?)です。そもそも、この音源がないと何も始まりません。

この音源モジュールにも、機種やグレード、古い機種から最新機種まで、様々なモデルがあります。

当然、高機能&最新機種になる程、お値段も上がっていくってことです。

一応、参考までにYAMAHA・Roland・ATVの音源モジュールカタログページのリンクを紹介しておきます↓
LINKYAMAHAの音源モジュール
LINKRolandの音源モジュール
LINKATV EXSシリーズ

おすすめの電子ドラム

最後に、おすすめの電子ドラムを発表します!(←私の主観100%です。)

どのメーカーを買えばいいのか?

まず、購入を検討した時に悩むのが「どのメーカーを買えばいいの?」という点だと思います。

正直、「予算に合わせて好きな方を買えばよい」というレベルで、ATVもローランドもヤマハもおすすめです。とはいえ、ATVとローランドは「メッシュ」の打面、ヤマハは「ラバーっぽいやつ(シリコン?)」という特徴があります。

そこで、私が実際に使ってみた感想と、現時点(2019.3.13)で「初心者におすすめのセット」をご紹介します。

ATV:EXS-3(個人的には、これ一択)

練習用にも使えて、さらにレコーディングとかプロフェッショナルな用途にも使えるのがATVの電子ドラム。
価格とかを考えると、個人的にはEXS-3がイチオシです。

ATVの電子ドラムは、とにかく音が良い!(超こだわってるのだ!)
サウンドは「ほぼ生音」なので、下手さが誤魔化せない!これが練習にも役立ちます。

そして電子ドラムにしては「強弱のタッチ」がよく表現できます。本当にセンサーが秀逸!
細かな音も、超絶速い音も、パワフルにブッ叩いた時も、ちゃんと拾ってくれます。

個人的には、Rolandで叩いてると音抜けがあったり、センサーが「ん?」と思うことがシバシバ。(私の叩き方が悪いのかな?)

という事で、悩んでいる方は「ATV」の電子ドラムを第一候補にしてみましょう。

あと、ATVの特徴は「シンバルが叩きやすい」ということ。
電子ドラムのシンバルって、意外とプラスチック板を叩いてる感じで、気持ちが盛り上がりません。ガッチリ固定されているので、シンバルを叩いても揺れません。

しかーし!
ATVのシンバルはシリコン製です。とにかく叩いてて気持ちいい!テンションが上ります。
そして、シンバルがちゃんと揺れます!(←ここ重要)

YAMAHA DTXの初心者おすすめセット:DTX502シリーズ

練習用として割り切るならYAMAHAも良いです。

YAMAHAの電子ドラムは「打面」の打ち心地が気持ち良い。練習パッドに近いというか、練習パッドそのもの、むしろ練習パッドを超えちゃうくらいの気持ち良さ。

リーズナブルでコストパフォーマンスの高いセット。正直これで十分楽しめる↓

上の商品(Amazon)は、スネア以外の(タム系のパッドの)グレードを落としてリーズナブルな価格にしてあるセットです。

椅子やペダルも付属しています。もちろんYAMAHA製だから安心。(ペダルは若干しょぼいグレードだけど、演奏する分には全然支障はありませんのでご安心を。)

予算があるなら、上位セットもアリです。上の画像と見比べるとわかる通り、全てのパッドがグレードアップしています。↓

まあ、このセットはお値段も高いので、それならATVのEXS-3を買った方がいいかな?という気がします。でもYAMAHAのパッド(白い打面のやつ)って、打ち心地がいいんだよねぇ〜。悩ましい。。。

Roland V-Drumsの初心者おすすめセット:TV-17KVシリーズ

演奏を楽しむならV-Drumsも面白いです。「メッシュ」の打面が静かで、打ち心地も悪くない。

Roland V-DrumsのセットをAmazonで調べると、ピンからキリまでたくさん出てきます。そんな中で「あ、これはいいな」と思うのは「TV-17KV」というセットです。

おすすめのセットがこれ。スティックケースはいらないけど安いからいいか…。↓

上の商品(Amazon)のおすすめポイントは、「TAMAのペダルと椅子もセットになっている」こと。これがデカい!

椅子とかペダル付きのセットは色々とあるけど、どのメーカーのやつかわからないセットも多い。(ちゃんとしたメーカーだと思うけど。。)その点、上記のセットは「TAMA」とちゃんと明記してあるので安心です。

ちなみに、椅子やペダルは「TAMA」か「YAMAHA」か「Pearl」であれば間違いないです。

※販売店によってセットの内容が違うので、同じTV-17KVセットでも内容をちゃんと確認しよう!

参考までに、上位機種(上位の音源モジュール&パッドのセット)の「TD-50シリーズ」もご紹介。超かっこいい!でも高い。。↓

番外編:ATVの「aDrums」は電子ドラムの常識を覆す最高の電子ドラム

【追記:2018/5/24】

初心者向け・家庭向けの電子ドラムを紹介してきましたが、もう一つ「ATV」という会社の「aDrums」という電子ドラムをご紹介します。

まずは写真を見てください、これ↓

どうですか? これ、めちゃくちゃカッコいいです!

電子ドラムって、どうしても「おら、電子ドラムだぁ!」という電子ドラムっぽい見た目のものが多いです。

しかーし!この「aDrums」は、こだわりのアコースティックなドラムシェル(胴体)。この見た目の美しさが最高です。

リビングに置いても、オシャレで高級感たっぷり。セレブな気分に浸れます。たぶん、aDrumsを眺めながらワインとか飲んじゃうと思う。(バイクや車が好きな人が、愛車を眺めるのと同じ感じかな?)

実際に叩いた感想は、、、、「打感」も「サウンド」も最上級で、最高だこれ!

実際に叩いている時の画像↓
ATVのaDsumsを叩いている

打感に関してはローランドのメッシュ系に近いフィーリング。シンバルは、ローランドよりも気持ちいい。そしてサウンドは、まるで「鳴らしている」かの様な音を出してくれます。
値段も最上級だけど、その価値がある仕上がりになっています。候補として「ATV aDrums」は要チェックですよー。

まとめ

電子ドラムの購入を検討している方、これからドラムを始めたいけど電子ドラムを買うのはアリなの?…と悩んでいる方向けに、私の経験から「選び方」や「おすすめの電子ドラム」をご紹介しました。

ぜひ参考にしてくださいね〜。

電子ドラムを設置する時はマットを敷いてね。床にキズがつくしバスドラムがズレるから↓

電子ドラムを買って練習だ!という方のために、初心者におすすめの記事をまとめました。

関連ドラム初心者が知っておくべき「基礎知識」と「練習方法」を学べる記事まとめ。



ドラムの個人レッスンやってます!

かっこいいドラムを叩くコツ、教えます!
「ドラムを基礎から学びたい方」に最適な個人レッスンです。

独学では気づかない表現力を大切にしたドラムが叩けるようになりますよ。

※体験レッスンやってます。(¥5,000)


レッスンの内容と料金をチェック!!

YouTubeチャンネルもどうぞ!

メルマガはじめました!是非ご登録ください。
メルマガ登録はこちらから