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さて、

ドラムを独学で学ぶ方法の一つに「教則本」があります。
でも、教則本ってたくさん種類があるし、海外のものもあってどれを使えばいいのか…初心者にはわかりにくいですよね。

さらに「教則本あるある」なのが、

  • 使い方がわからない…
  • 急に難易度が上がって、最初の数ページで挫折

みたいな「結局やらずに終わるパターン」です。

ということで、今回のテーマは「教則本はどれを買うべき?」・「どう使うのか」・「私も教則本作っています」の3本です。

ドラム教則本の選び方

さて、教則本には大きく分けて「叩き方の総合ハウツー本」と「ルーディメンツ・リズム練習本」の2種類があります。

「叩き方の総合ハウツー教本」の使い方

スティックの持ち方、座り方などの「叩き方」から、「基本的なリズムパターン・ビート」「フィルイン」などを解説している本です。

さらに、次に紹介する「ルーディメンツ・リズム練習本」の内容(基本的な奏法・手順)も入っている事が多いので、総合的な参考書になっています。

ほとんどが日本語(というか日本人が書いたもの)です。そのため、説明も丁寧だし写真や図解もあってわかりやすい!

ですが…

内容自体が薄いというか、広い範囲をサッと紹介している感じの教則本も結構あるので要注意。というか、どうしても「さわりだけ」になりがちです。そのため、1項目に対するパターンが少ないのがネック。

なので、この手の教則本は「一生モノのバイブル」にはならない事が多く、何度か読んだら使わなくなるかもしれません。

「基礎練習」ではなく「よくあるパターン」を幅広く網羅

「叩き方の総合ハウツー教本」は、基本的な「パターン」を幅広く記載していることが多いです。このパターンっていうのは「リズム・パターン」や「手順のパターン」などを指しています。

ここでポイントになるのは、あくまで「よく叩くパターン」であって、「基本練習」ではないということ。なので、総合教本ではストロークやリズムなどの「基本動作」を鍛えるような基礎練習はあまり期待しない方がよいです。

もちろん総合教本にも基本練習のパターンは書いてありますが、基本練習に特化してはいないっていう意味です。(←ここ誤解しないようにね)

なので、総合教本は「全くわからない入門者」や「少し叩いたことはある初心者」には参考になります。これからはじめよう!と思ったけど右も左もわからない…って時に役立つ教則本です。

総合ハウツー教本の使い方

では、そんな総合ハウツー本は買う必要ないの?というと…「最初の入口として超使えるよ!」です。

正直、よくできてるなぁーと思います。「まとめるの大変だっただろうなぁー」と尊敬しちゃいます。

で、どう使えばいいのか?ですが、、
ドラムには「こんなに学ぶことがあるのか〜」というインデックス(総合目次?)として使いましょう。

まずは「途中で挫折しないでちゃんと1冊やり切る!」ことが大切です。

途中で挫折しちゃう人が多いです。途中から難易度が上がって、そこで挫折のパターンとか…。

教則本ってよくできているのにモッタイナイヨー!

ちゃんとやり切れば十分に教則本を活用できるので、あきらめずに続けましょう!

そもそも、数週間・数ヶ月でドラムが劇的に上手くなることはありません。それこそ、1ページを何週間も練習してコツコツ上達していくものなので「急に難しくなった」ということは「新たなチャレンジの壁」にぶつかったと考えて、積極的に挑んでくださいねー。

そして、各要素をどんどん深掘りしていくべし!(←ここが大切!)

この「深掘りステップ」に進むことがポイントです。

基本ビートを追いかけるもよし、ルーディメンツを追いかけるもよし、アクセントやシンコペーションを極めるもよし…。自分に必要なことを考えて次に進まないといけません。

さて、そんな総合ハウツー本ですが、、、
このご時世だとブログやYoutubeで叩き方などはいくらでも学べるので、そっちでもよいです。

このWebサイトでも色々と叩き方のハウツーをブログに書いているので見てくださいね。(←さりげなく宣伝)

総合ハウツー教本で上達するのか?

ハウツー教本を買って上達するの?という疑問ですが、これは「アナタ次第です!」と言うしかない。…と言ってしまうと身も蓋もないので、ちゃんと活用できるよ!という前提でハナシます。

総合的なドラム教本は、初心者(全く知らない入門者も含む)が使う分には、とても良いと思います。

とりあえず「どんなものか知りたい!」というニーズに必要十分な情報が詰まっています。

多くの総合ハウツー本は、入門〜中級レベルまでを網羅した内容ですので、3年分くらいのガイドラインになると思います。(幅広いので、1つの内容は薄いです。上にも書いたけど、あくまでインデックスとして使うモノです。)

もしかすると、初心者の場合は情報が十分すぎる故に「なんか途中からムズくない?」という状態になってしまうのかもしれませんね。

「ルーディメンツ・リズム練習本」の使い方

さて、もう一方の「ルーディメンツ・リズム練習本」ですが、これは海外の教則本が多いです。というか海外勢の教則本が最強!

基本奏法・手順・技法を体系的にまとめてあり、いかにも「西洋っぽい」教則本。さすが歴史が違うって感じです。

まさに「一生モノのバイブル」として持っておいて損はないアイテム。

ピアノをやった事がある人はピンッとくると思いますが、西洋式の教則教材ってすごく体系的で合理的です。ハノンとか、バイエルとか、ブルグミューラーとか、ソナチネとか…。

しかーし!
海外の教則本は「とにかく説明が少ない!!」です。

すごくビッシリとネタが詰まっていますが、説明がないので「どう使うか?」が独学ではわからない…という事が多いです。あくまで教師がいて、そこで使う「教材」というスタンスなのかも?

あと、欧米では「楽譜が読めるか」「初見でどれだけ叩けるか」というスキルが重視されます。

 

私がアメリカの音楽学校に行った時、クラス分けのテストは「楽譜を初見で叩く」でした。
その時は「楽譜が読めるか?の基準でクラス分けするのかい!」と思ったけど、ドラムで飯を食うためには「初見で叩く力」がかなり大事なスキルなんだなぁ…と後に気づきました。

そう考えると、海外の教則本は「リズムが書いてあるだけ」のパターンが多いのもうなずけます。

「基礎練習」に特化した教本ってこと

「ルーディメンツ・リズム練習本」は基礎練習に特化した教則本ということです。

逆に言えば「持ち方・叩き方」の様なことは書いてない(ことが多い)です。ここを知らずに買ってしまうと「なんかわからん!」って状態になるので気をつけましょう。

基礎練習って必要なの?ただの準備運動じゃないの?…と思っている人もいるかもしれませんが、基礎練習とはドラムを叩く上でと〜っても大切な基本動作が凝縮されています。

 

むしろ、基礎練習をちゃんとやらないと「伸び悩み」や「下手っぽさが抜けない」という状態に陥りがちです。

スポーツに例えるなら、いきなり試合ばっかり・試合しかしないイメージですね。スポーツでも基礎練習ってしますよね?バッティングの練習であったり、投げる練習、捕る練習、スライディングの練習、基礎体力を作る…など、これらの基本動作は練習でキチンとやるものです。

ドラムも同じ。基本動作がキチンとできるように練習する。それをした上でビートや曲などの練習試合(?)をすると効率的です。

おすすめの教則本

一応、「ルーディメンツ・リズム練習本」のおすすめを紹介しておきます。どれも活用方法が柔軟で最強です。それゆえ「え、どうすれば?!」になりがちかも…覚悟してくださいねー。

私が練習パッドの隣にいつも置いている教則本はこれ↓

こっちは活用方法が無限! その分「で、なにすればいいの?」になりがちです↓

これはドラムセットを使った練習用(手足をバラバラに動かす系)↓

みっきー

最近、電子書籍(Kindle)で買えるものはKindle版を買いなおしました。やっぱ電子版は便利です。Kindle版はセールで安くなっている事もありますよ。

ルーディメンツ・リズム練習本の使い方

そんな「ルーディメンツ・リズム練習本」はどう使うか?というと、実は様々な使い方があって、一概にコレ!という使い方は説明できません。

というのも、基礎練習には練習の意図があります。

速く動かすための練習なのか、リズムを正確に叩くための練習なのか、4分音符のタイム感を鍛える練習なのか…など、目的・意図は様々なのです。

そこを、ちゃーんと理解して練習しないと効果的ではありません。

なので、意図を自分で考えて「それに使える練習をチョイスする」という事が必要になります。そう、頭から順にやっていく…って感じではないのです! 個人的には「だから説明が少ない」のかなぁと思っています。

これまたピアノを習ったことがある人にはピンとくるハナシですが、ピアノの教則本も「頭から順にやる」ってことはありません。先生が必要なものをチョイスして「12番はオッケーだね。じゃ、次は30番をやってきてねー」という感じですよね。

ということで、ルーディメンツ・リズム練習本に関しては、ちゃんと練習の目的(何を、何のためにやるか?)がわかっている人は教則本をガンガン活用できます。

でも、何をやればよいかわからない!って人は教則本を見ても

「で、これ見てなにするの…?」

の状態になっちゃいますので、「練習の目的を持って、自分で使い方を考える」という工夫が必要なのです。

(追記:2019/6/16)
ってことで、工夫についての具体的な方法を書きました↓

ルーディメンツ・リズム教本で上達するのか?

ルーディメンツ・リズム教本で上達するの?という疑問ですが、全く知らない入門者が手を出すものでは無いです。…というのも、あまりに説明が無さすぎて練習のやり方が全くわからないから。

でもって、叩いたことがある初級者以上の方には、とーっても有効です。初級者はもちろん上級者・プロでも十分に上達できるスーパーバイブルです。(私も、いまだに日々の練習でルーディメンツ・リズム教本を使っています。)

とはいえ、注意が必要です。
それは…「使い方・工夫次第」という条件つき!なのです。

同じ練習パターンでも「やり方次第」で色々なトレーニングになります。そんな工夫ができるか?…がルーディメンツ・リズム教本で上達するポイントになります。

先日、ドラム教室メルマガでテーマにしたのですが「1つの練習パターンで2度・3度おいしくなる工夫」ってのが必要なのです。

 

ざっくりメルマガの内容を紹介すると、、、

1つの練習パターンでも、負荷のかけ方次第で全く違う練習になります。

  • テンポを徐々に上げていく(←これは、わかりやすいですよね)
  • ゆっくりなテンポで叩く(←以外にムズイですよ)
  • 小さな音で叩く(←これまたムズイ)
  • 大きな音で叩く(←これまたムズイ)
  • 長時間、同じパターンを叩き続ける(←集中し続けるのが大変)

こんな感じで、やり方次第で色々なトレーニングになります。そんな「工夫をできるか?」がルーディメンツ・リズム教本で上達するポイントになります。

そんな多くの人が持つ教則本の悩みを踏まえた練習パターン集

ここからが本題(というか宣伝)です。

まず、基本的な叩き方の総合ハウツーはブログやYoutubeで探せばたくさんあるので、それを見ればオッケー!私のブログでも書いているので参考にしてね。

で、ルーディメンツ・リズムなどの練習パターンの教則本に関しては、上で紹介した教則本がいいのですが「使い方がわからない問題」が発生します。

ということで…

じゃーん!
↓↓私も教則本(練習パターン集)を作っています!↓↓

第1弾は「練習パットでやる練習編」

現在、第1弾として「ドラムの練習帳 – 練習パットでやる練習パターン集」を販売中です。
デジタルコンテンツのメリットを活かして、コツコツと練習パターンを増やしていきます。(最近は、動画での解説も公開しました!)

↓教則本はこちらです!
LINK「ドラムの練習帳 – 練習パットでやる練習パターン集」

 

「note」というデジタルコンテンツ販売のプラットフォームを使っています。ブラウザでも見れますし、アプリもあるので便利です。
支払い方法は「クレジットカード」に加えて「携帯キャリア決済」もできます。

ドラム教本が目指していること

「練習の意図」と「練習パターンの活用方法」がわかるドラム教本

効果的に練習するために必要な「練習の意図・目的」をちゃんと書いて、「何のためにこの練習に取り組むのか?」をできる限り解説するようにしています。

また、同じリズムパターンでも「様々な手順のバリエーション」の練習パターンを掲載していますので、基礎練習パターンの「活用方法・工夫の仕方がわからない方」もご安心ください。

本・楽譜だけじゃわからない事は、音源や動画の特典で

楽譜だけじゃ「これで合ってるのよね?」…と心配になると思うので、練習パターンの音源もアップしています。(書籍でいう所の付録CDですね)

それ以外にも、動画とかも作っていきたいなぁーと思っています。

教則本の概要

「ドラムの練習帳」はドラムを叩く基本動作・基本リズムを身につけるトレーニング集です。

ピアノの教材で『ハノン教則本』という指の練習本があります。ピアノを習ったことがある人は、一度はハノンをやったことがあるというくらい有名な教本です。
そんな「ハノンの様なトレーニング集があればいいなぁ」と思ったのが、「ドラムの練習帳」をまとめるキッカケでした。

基本練習が大切!とわかっているものの『結局、何をすればよいの?』『毎日続けるためのネタが無い…』と悩む方が多いです。そんな「練習のネタが欲しい!」という方が迷わずに取り組める『日々の練習メニュー』になっています。

各練習パターン毎に「練習の進め方」「解説(練習の意図)」を書いていますので、何に気をつければよいか、どこを意識すればよいのか?がハッキリします。

家でやる毎日のパッド練習で活用してくださいね。

ドラムの練習帳:練習パッドで基礎練習編

みっきー東
みっきー

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