曲の全体を通して、なんだかビートが安定しない。リズムやテンポがフラフラしている…という悩みを持っている方も多いと思います。
そんなビートがフラフラなドラマーへのアドバイス。
ずばり「安定感のあるビートを叩くコツ」です。
ドラム教室のみっきーです。
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目次
安定感のあるドラムを叩くには遠くを見る
はい、なんのこっちゃ?という感じですね。。。
実際の目線のハナシではありません。リズムやテンポの「感じ方」のイメージです。
リズムの取り方・感じ方が、
「今、まさに叩こうとしてる事」に集中しすぎているというか、
「細かすぎる」というか、
「今の一瞬しか見えていない」…
みたいな感じです。(うーん、文章では伝えにくい!)
右手の8分音符に気を取られていないか?
具体的な例でいうと、8ビートを叩く時に「右手のハイハット(8分音符)の1つ1つ」でリズムを合わせようとしていませんか?
8分音符を刻む時に、「あ、3つ目ずれた」とか「7つ目が遅れた」みたいに『1音符ずつ軌道修正』をしている状態です。
車の運転、カーブの曲がり方に近い
自動車の教習所で、カーブを曲がる時には「目線を遠くに」というアドバイスを言われた方もいると思います。
はい、そのカーブを曲がる時の目線のイメージに近いです。
カーブを曲がる時って、目線を遠くに・出口に向けて走ると滑らかに曲がれますよね。
逆に、目線が近すぎると右に行ったり左に行ったり…フラフラと軌道修正して滑らかではありません。右の線ばっかり見ていたり、左の縁石ばかりみている…みたいなパターンです。
全然関係ないけど、曲がる時に「一旦 膨らむ」って人いますよね。あれナゼなんだろう??
車の事はわからんよ!という方は、ゲームでもいいです。マリオカートやモンハンなど、主人公を走らせる時に、壁を見ているとジグザクに走っちゃいます。
ゲームはわからん!という方は…、陸上トラックを走る事をイメージしてください。カーブの出口やゴールに向けて走りますよね。目線が近い(トラックの線とか)を見て走るとジグザグになりがちだと思います。
遠くの目線とは4分音符
…と、カーブを曲がる話になってしまいましたが、元に戻すとリズムの感じ方も「今その時」ではなく、もっと大きな枠で感じるといいよって事です。
私の感覚では、最小単位は「4分音符」です。
いわゆる「ワン、ツー、スリー、フォー」のカウントですね。
いくら細かく8分音符や16分音符で叩いていても、大きく感じている目線は4分音符。
フレーズ単位で一つの出口ってことも
最小単位は4分音符だけど、例えばフィルの時なんかは「フィルを1つのフレーズ」として、そのフレーズ全体を1つのカーブ・流れみたいに感じます。
例えば、1小節のフィルだったら1小節のフレーズとして感じる。フィルが終わって次の小節の頭を出口みたいに感じるってイメージです。
もちろん、フィル以外でもオッケー。ギターのリフみたいなフレーズを1つの流れとして感じる事もあります。
例えば「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のギターリフ。
「ジャ、ジャ、ジャーー。ジャ、ジャ、ジャジャーー。ジャ、ジャ、ジャー、ンジャ、ッジャー」の4小節を大きな流れで感じる…みたいな。(文字だと全然わかりませんね。。。)
まずは4分音符を感じて、近くを見過ぎないことから
実際にドラムを叩くときは、色々な流れ・カーブを「同時思考」で意識しています。
結局、細かい部分というか近い目線でも見てるじゃん!…と言われれば見てますね。
でも、それは補助的というか別人格の教官みたいなイメージで、「おい、ちょっと微妙だぞ!」と警告してくれる役割りです。
一番メインの人格は大きな枠で出口を見ている感覚です。私の場合は「4分音符」がメインかなぁ。
でもって、感情を司る女神な人格が4小節とかのフレーズ単位で流れを見ている。細かいリズム・近い目線の鬼教官がチクチクと警告してくれる…みたいな感じです。
はい、なんだかよくわからないと思いますが、私の感覚を言葉にするとこんなイメージです。
何が言いたいか?というと、近くを見過ぎない!ってこと。
まずは超基本の「4分音符」で感じてみてください。それだけで全然違うと思いますよ〜。
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