最近、FacebookやYouTubeでも360度画像の投稿をチラホラ見かけるようになりました。まさにVRコンテンツが身近になってきたと実感します。

360度のパノラマ画像や動画って何かというと、スマホの動かすとグリグリと角度が変わって色々な角度から見れる例のやつです。

「Googleストリートビューのアレ」と言うのが一番わかりやすいですね。全天球画像、全方位画像なんて言い方もします。

360度画像を撮影するには?

そんな360度の全天球画像・動画を撮影するには、いわゆる「360度カメラ」っていうカメラが必要です。

ずばり「RICOH THETA SC」です。

「RICOH THETA SC」とは

「RICOH THETA SC」は、2015年に発売された「THETA S」という機種を「お手頃価格で買える版」です。

値段を比較すると、
「THETA S」は、38,520円。
「THETA SC」は、29,519円。

※(参考)2016.11.4時点のAMAZONプライス

どっちも、そこそこのお値段です。。。

が、デジタルガジェットに目がない私。

まあ3万円くらいなら…、お小遣い1ヶ月分だ…痛い…、でも、もうすぐクリスマスだし、サンタさんが持ってきたんだ。。。と、自分に都合の良い言い訳をしながら、震える手で(嫁に内緒で)購入ボタンをクリック。

購入したのは「THETA SC」の方です。

「RICOH THETA S」と「SC」の違い

ちなみに、THETAには「S」と「SC」があります。

Sの方が上位機種です。

SCはお手頃価格版ですが、「S」との違いはあまり無い模様。スペックを比較すると、

  • SCはライブストリーミングができない。
  • SCの動画録画は、1回の最大が5分まで。(Sの方は、25分まで撮影可能。)

というくらいの差です。

SCは下位機種だから画像が悪い…という様なことはなく、撮影品質に関してのスペックはSと同じ。

その他のポイントとして、

  • セルフタイマーあり
  • シャッタースピードの変更可能(1/8000秒~60秒までなので、動いてる被写体から、夜景まで楽しめる)
  • タイムラプス(インターバル)撮影ができる

と、楽しめる機能がちゃんとあります。

360度カメラはバンド撮影に使えるか?をレビュー

さて、ここからが本番。「360度カメラを、バンドで使えるか?」についてレビューします。

360度の写真を撮ってみる

まずは360度の写真を撮ってみます。
ドラムの臨場感を出してみたくて、バスドラムの上(タムの所)にTHETAをセッティング。

ここ↓
THETA SCをドラムセットに設置

撮影は、セルフタイマーでパシャッと。

360度の画像(静止画)はこんな感じ↓

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

360度の動画を撮ってみる

お次は動画です。
色々な場所にTHETA SCを置いて撮影してみました。

【重要】

  • スマホの場合は、YouTubeアプリでじゃないと360度になりません。
  • iPhoneの場合、動画のタイトルを長押しすると「YouTubeで開く」のメニューが出てきます。
  • 動画を閲覧する時は、グリグリっと動かしてみてください。(変な角度から再生されるやつもあります…。)

まずはドラムセットの前にTHEATAを置いて撮影。

この位置なら、バンドの中心で見ている感じで悪くなさそう。

続いて、ドラムセットの横にTHEATAを置いて撮影。

うーん、これはあまり360度のメリット無いかな。

さらに、ドラマーの真上にTHEATAを置いて撮影。

面白いけど、こちらも360度のメリット無い。180度じゃん!って感じですね。

思い切って、ドラマーの正面(お腹のあたり)にTHEATAを置いて撮影。ドラマー目線っぽい動画が期待できるか?

これも面白い動画になりますね。…が、ハッキリ言ってカメラが邪魔で叩きにくい!実用的ではないです。
あと、顔を下から見られるのがちょっぴり恥ずかしい!

最後は、バスドラムの上(タムの所)にTHEATAを置いて撮影。

うーん、微妙…。ドラマーのナルシスト感が満載です。
そして、ここもカメラを叩いちゃいそうで邪魔でした。。。

音質は期待しないで

動画を見るとわかりますが、THETAで撮影した時の「音」は期待しないでください。

バンドの爆音までキレイに録れるわけではありません。

あくまで360度撮影ができる「カメラ」です。

録音は、SONYの高音質ミュージックビデオレコーダー「HDR-MV1」で録音&撮影するなど、機器を併用したコンテンツ制作をオススメします。

これ、超おすすめです↓

番外編:YouTubeで360度にならない!?

今回、360度の動画をパソコンからYouTubeにアップロードしました。

パソコンで取り込んだ360度の動画をYouTubeにアップロードする際は、「これは360度の動画です!」という情報(メタデータ)を追加しなければいけません。(Facebookにアップロードする時も同じだと思います。)

「360 Video Metadata」というアプリで追加できるので忘れずに行いましょう。YouTubeのヘルプからゲットできます。

また、360度で見れるようになるには少し時間がかかります。

アップロードするとすぐに動画が見れるようになりますが、その時点では平面の動画のみです。

最初、「あれ、360度にならい!!」とちょっと焦りましたが、しばらくして再度見てみるとちゃんと360度のグリグリ動画になっていました。焦らずに待ちましょう。

まとめ:THETAはバンドで使えるか?

結論です。

画像・映像はすごく使える。オリジナリティのある楽しいコンテンツが撮影できます。
音は「割れる」。録音に関しては期待しないで!

写真や動画など「映像」を撮影する点では使い方次第で、臨場感のある面白い画像が撮影できます。

ライブなど、ステージとお客さんが両方撮影できるので楽しそう。お客さんの盛り上がり、ステージの盛り上がりなどライブ感が伝わる写真になりそうです。

ライブが盛り上がってれば…の話ですね。お客さんが少ない、盛り上がっていないのがバレる…というデメリットも!?

その他、バンドのプロフィール写真とかポートフォリオなど、一風変わった演出がしたい時に使えます。Instagram用の写真としても効果がありそうです。

話題の360度カメラ、是非使ってみてくださいな。

【重要】
撮影する時には、自撮り棒&三脚は絶対に必要です!
手で持って撮影すると、自分の手が思いっきり写っちゃいます。(なんせ360度ですから)

↓これがあると、超便利ですよー。

↓こっちはマイクスタンドに取り付けるアダプタ。これもあると便利です。

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