みっきー

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「初心者なのに高い楽器を使うべきか?」という質問を生徒さんからよく聞きます。

いやー、楽器・機材を買う時は悩みますよね。
特に、初心者の方にとっては、高価な楽器に手を出すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ということで、今回のテーマは「初心者が高価な楽器を使うべきか?」です。
私なりの考え方を整理し、選び方のヒントをお伝えします!

初心者が高い楽器や機材を使うべきか?

先に結論。
初心者でも高い楽器使って全然いいよ!
良いものは間違いない!です。

ドラムの機材に関しては「そうそう買い替えるものではない」という事情があります。
ギターみたいに何本も持っていて「ジャンルや演奏スタイルによって使わける」ってこともない。
もちろん、スティックみたいな消耗品は別ですが。。。

たぶん「高い楽器を使うべき?」と悩むのは、予算との兼ね合いがあるからだと思います。
お金を気にしないセレブな方は、高いのを買っておくに越したことはない!羨ましすぎるぜ!

…と、余計な話は置いといて、私なりの考えをまとめてみます。

高い楽器の魅力・メリット

高い楽器に魅力を感じる理由は、大きく分けて以下の4つかな?と思います。

1. 高い楽器は音が良い

一般的に、高価な楽器ほど素材や作りが良く、より豊かなサウンドが鳴る。

この「良いサウンド」というが重要で、「いいドラム」を叩くには「いい音を聞く」ことが大事!

やっぱり「上質な音」を聞いて育つのと、「下品な音(言い方が悪いですが…)」を聞いているのでは、自分が奏でるドラムサウンドに雲泥の差がでます。

「美味しいものを食まくった人の料理」と「安くて味は普通の料理しか食べた事のない人の料理」みたいなイメージかな?

特にスネアとシンバルは、高い方がいい鳴りをすると思います。安いやつだと耳障りのノイズにしかならない…という事があるので、ここにはお金をかけた方がいい。

ちなみに、ギターとかには「ヴィンテージだから高い」というものがありますが、ドラムにはあまりヴィンテージは無いです。(あるとは思うけど、あまり聞かないかも。私が興味ないだけ?)

高い楽器は操作性が良い

高い楽器は通常、細かい作りがしっかりしていて、操作性が優れています。

「操作性=使いやすさ」ですが、もう一つ「反応の良さ・反応の素直さ」があります。
この反応の素直さが重要なのです。

初心者でも、楽器がきちんと反応してくれると、叩きやすさに大きな差が出ます。
素直に反応してくれるので、無駄な力を使う必要がなく、変なクセもつかないので、練習にはとても効率的です。

ママチャリとロードバイク、軽自動車とスポーツカーみたいな感じ?
とにかく、自分の意図した動きにしっかり反応してくれる。

高い楽器は長く使える・壊れにくい

まあ、ドラムの機材が壊れることってほとんど無いです。(ヘッドとかの消耗品は別として。)

そんな比較的頑丈なドラム機材ですが、その中でも良い楽器は作りがちゃんとしているので安心できます。

特に、ペダルみたいな「機構がある(っていうのかな?)」ものは、安いやつだと壊れたり、「ネジが緩みやすくてイライラする」という事もあります。(←これ、結構あるあるです)

ちなみに、シンバルに関しては「割れる」という事があります。
これは、高い・安いに関わらず割れちゃうので知っておくと良いでしょう。

あこがれのミュージシャンが使っている

憧れのプロが使っている楽器と、同じものを手に入れたい!
はい、これは大切なことですよね。

やっぱり、買うなら「買ってよかったぁ〜!」という満足感が大事です。

高い楽器のデメリット

いい事ばかり書いたので、高い楽器のデメリットも考えてみます。
…と言っても、「良い楽器は高い」というのは当たり前なので、あまりデメリットは無いのですが、ひねり出してみます。

なんだか後ろめたい?

「初心者で高い楽器を買っていいの?」と悩む方の、悩みの理由はこれもデカいんじゃないかな?と思います。

「初心者のくせに高い楽器使って!もったいねーよ!俺に貸せよ〜!オラオラ!」みたいにイジメられたり、
「あいつ、下手なのに楽器だけはいいよな」みたいに陰口を叩かれたり…。

そんな心配ありませんか?(私がひねくれてるだけ?!)

でも、そんな事全くありません!気にしなくて大丈夫!

いいミュージシャンであればある程、そんな事は気にしません。むしろ「いい楽器使ってるね!楽器を愛しているんだね。俺と一緒だ〜」とテンション上がります。そして「うらやまし〜。ちょっと叩かせてもらえないかな..」とコッソリ思ったりします。

ってことで、「初心者だから」「下手だから」みたいな理由で尻込みしなくて大丈夫。逆に「俺が楽器メーカーを支えてやってるぜ愚民ども!」という上から目線なくらいでオッケー。(言葉に出しちゃダメですよ)

値段が高い

結局そこかーい!って感じですが、価格がネックになりますよね。
特に初心者のうちは、楽器にどれだけハマるかがわからないため、最初に大きな出費をすることに不安を感じる人が多いでしょう。

取り扱いに気を遣う

高価な楽器は、傷やダメージに対して敏感になりがち。
初心者のうちは楽器の扱いに慣れていないこともあり、高価な楽器を使うことで逆に緊張してしまう場合があります。

気軽に練習するよりも「壊したらどうしよう」という不安が先行してしまう?!
…って、そこまで気にする必要はないかもね。

初心者には良し悪しの違いがわかりにくい

デメリットという話とは違うかもしれないけど、ひねり出してみた。
初心者の段階では、音質や操作性の違いが必ずしもハッキリと感じられるわけではありません。

そもそも、何をもって「良い・悪い」と感じるかの基準がないですからね〜。

家の練習で良い楽器を使っている場合、練習スタジオに行った時に置いてある少しグレードの低い機材を使った時に「あれ、使いにくっ!!!」と思ってしまうかもしれません。
そうすると、家では叩けたプレイが、練習スタジオでは叩きにくい…って事もあるかも?!(でも、正直それも10分くらいで慣れちゃうものです。)

初心者にとっての高い楽器・機材:まとめ

結局、初心者は高い楽器を買うべきなの?という本題のまとめですが、

  1. 予算に合わせた選択
    まず、自分の予算を明確にし、その範囲でベストな選択をすることが大切です。
    高いに越したことはない。でも、無理して高価な楽器を購入するよりも、手の届く価格で質の良い楽器を選ぶことが重要です。

    ただ、ドラムの機材はそうそう買い替えることは無いです。
    そこを考えると、ちょっとは無理したほうがいいかな?と思います。
  2. 「上達したご褒美に高いの買い替えればいいや」と割り切るのもあり
    正直、初心者の段階では「楽器の良し悪し」はあまりわからない。
    それであれば、技術が向上し、楽器に対する「要求が高くなってきた」「要求が明確にわかってきた」ときに、より高品質なものに買い替えるのも良い選択です。

    最初はエントリーモデルで始め、次のステップでアップグレードする計画を立てると、段階的に楽器に投資できます。
    有名メーカー(YAMAHA, Pearl, TAMA)のエントリーモデルであれば、品質は最低ラインをちゃんとキープしているので安心できます。
    逆に、謎のメーカーが出している激安機材は絶対ダメっす!
  3. 楽器の置き場所・運搬方法にも目を向ける
    楽器の置き場所・保管場所・運搬方法について考えておく。どこに置くか、どう置くか、保管はどうするか?

    テレビや冷蔵庫と同じで、お店で見た時は小さく感じても、家に持って帰ってきたら巨大に変化します。これも考えておかないと「すげー邪魔!!」みたいな事になります。

    あと、スネアやペダルなどは「練習スタジオに持っていく」事も考えられます。そうなると「どう運ぶか、ケースはどうする?」みたいな、運搬に関する悩みも出てきます。その辺もちゃんと考えておくとよいでしょう。
  4. 結局、気に入った見た目・気に入ったものを買うのがベスト
    はい、最終結論はこれですね。でもって、困ったことに「すげーカッコいい!」と思う機材って、たいがい高いグレードのもの。
    「安い機材は、あえてダサく作ってんじゃないの?!」というくらい、メーカーの罠にすっかりハマってしまいます。

    形や色、見た目ってホントに重要。というか、最後はここですよ。「買う=自分の機材」なので、気に入ったもの、納得いくものが絶対よい。自分の機材への愛着もワキワキだし、テンションも上がるし、練習もモチベーションも上がるってもんです。

…という事で、
「ビビっ!と一目ぼれしてしまった機材は、買えるなら買っちゃえ!」
「無理に買わずに、必要ないなら買わない。」のも選択肢の一つ。練習スタジオにあるから基本は困らないよね。
「必要!でも予算がない…ならば、エントリーモデルを買ってその場を凌ぐ」ってのもあり。

焦らずに、自分に合ったものを見つけて、音楽の楽しさを存分に味わってください!

何から買ったら良いの?についてはこちらを見てね↓

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