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電子ドラム、いわゆる”エレドラ”は誰でも簡単に音が出て、とっても楽しい電子楽器です。しかし、以前に書いた電子ドラムのまとめでも話題にしていますが、電子ドラムと生ドラムは別物なので生ドラムへのコンバートっての難しいのです。

でも「電子ドラムでチョ~練習しちゃってるし!」「電子ドラムがメインで、生ドラムを叩く機会がないし!」という方も多いと思います。

そこで今回は、電子ドラムから生ドラムに転向する事を想定して、

「電子ドラムで練習してきた人が、生ドラムでも上手になるには?」

というテーマで解説します。

電子ドラムの選び方はこちらに詳しく書いてあるので参考にしてくださいね↓

電子ドラムでは鍛えられないスキル

エレドラ・ドラマーが生ドラムを上手く叩くために、電子ドラムでは「鍛えられないこと」を知っておきましょう。

「耳」が鍛えられない

まずは「耳」が鍛えられません。耳とは何かというと「自分が出している音を客観的に聴くスキル」の事です。ドラムは生楽器なので、楽器自体が持っている音、叩き方で変わってくる音など、様々な「音を創る」楽器です。

しかし、電子ドラムは、どう叩いても何をしても同じデジタル音しか「再生」しません。そうなんです!電子ドラムは、ざっくり言い換えると「音を再生する機械」なのです。スティックを持ってパットを叩いても、それはスイッチをON/OFFしているというイメージですね。

「叩く時の感覚」が鍛えられない

耳が鍛えられないと関連して「叩く時の感覚」も鍛えられません。電子ドラムは誰でも簡単にすごい音が出せるのですが、生ドラムを叩く時、それが逆にネックとなります。生ドラムは叩く角度、叩く強さ、叩く場所、色々な要素で「音を創る」楽器。そのため、叩く時の繊細なテクニックと感覚が必要になります。

エレドラは、どう叩いても、ちょっと変なところを叩いても、ちょっと強くても、弱くても、だいたい同じ様な音が再生できちゃうマッシーンなので、叩き方に多少ムラがあっても全然OK。というか上手く聞こえる(再生できる)ようにできています。これはYAMAHAやローランドさんの企業努力!なので素晴らしいですが、生ドラムをかっこよく叩くことを考えた場合、それがネックになってしまう。

表現力が育たない

耳が鍛えられず、繊細な手足の感覚も鍛えられないという事は、表現力が身につかないことになります。抑揚のない、平べったい、つまらない、いわゆる「棒読みプレイ」になってしまうんですね。これが一番イタい!

電子ドラムの場合、「いい音を再生」してくれるので何となく上手く聞こえてしまいますが、生ドラムになると出す音の違いが歴然と出ます。いい音が出せない音のメリハリ・抑揚が出せないのです。

つまり「抑揚を出す・表現するという考え自体が育っていない」という状態になってしまうんですね。←ここかなり重要!

電子ドラムに慣れている人が「生ドラムが上手くなりたい!」と思ったら、これらのデメリットをちゃんと意識しておきましょう。これが大切です。

ちなみに、デメリットと表現していますが、あくまで「練習する上でのデメリット」という事です。
電子ドラムは叩けば凄い音が出る。これって普通に考えたら「電子ドラムの大きなメリット」ですので誤解しないでね。

電子ドラムから生ドラムに転向するには

エレドラから生ドラムに転向する時、上手に叩く・上手くなる方法は「自分の出している音をちゃんと聞く!」ずばりこれです。

注意したいポイントは、

  • 自分が今、どんな音を出しているのか?
  • どうしたら、その音になるのか?
  • どう叩いたら、どんな音がでるのか?

とにかく自分の音を聞いて、生の音、生の感覚をしっかり耳に刷り込みましょう。

なぜ自分の音を聞く必要があるのか?

自分の音を聞いて何が変わるのか?というと、電子ドラムを叩いていると「機械が再生する音」に慣れてしまいます。そして、どんな叩き方をしても、安定した「再生音」が鳴ってくれる環境に慣れてしまいます。

そうすると、「こんな音を出してるぜ!」という頭の中のイメージと、実際に出している生ドラムの音の違いが聞き分けられなくなります。

自分の音を客観的に聞けるというのは、ドラムの大切なスキルなのです。(音に品がなく、うるさくて、何だか下手っぽいドラマーは、たいてい自分の音が聞けてないです。)

電子ドラムで練習する方法

とはいえ、電子ドラムを使って練習したい!と思います。そんな方のために、電子ドラムを使った練習の工夫をご紹介します。

パットの音だけで練習する

おすすめは、電子ドラムの電源はOFFにしておき、トコトコとパットだけの音で練習する時間をしっかり作ることです。再生された音ではなく、パッドの生音をちゃんと聞きながら練習してみましょう。

パッドの鳴りだけってのがミソです。そうすると、音が大きいとか、小さいとか、音のツブが揃っていないとか、色々なことに気づきます。(ちゃんと音のムラに気づけるまでしっかり聞くのがポイントです。)

カタい電子音で練習する

Roland V-Drumsなどの「打面がメッシュ系」の機種の場合、電源OFF作戦は有効ではありません。シャカシャカ音しか出ないので…。

そんな時は、「音源」を変えて練習してみましょう。

普通の生ドラムっぽいズバーン!どかーん!という音ではなく、もっと電子的なトコトコ・タスタス・ピポピポした音です。

立ち上がりが良くて、音切れがシャープな電子音を選びましょう。

まとめ

あくまで「生ドラムが上達する」という観点で書いているので、電子ドラムをディスってるみたいですが、そんなことはありません。私も電子ドラム大好きです。何といっても、すんごい音が簡単に出て、デジタルならではの遊びができますので。

しかし、電子ドラムを叩く時は「練習の時間」と「楽しむ時間」をしっかり区別するのがよいですね。練習の時は電子ドラムの音源OFFで「練習パッド」として練習。電子ドラムを楽しむ時は、好きな音源で思いっきり楽しんでください!

電子ドラムを叩いている人が、生ドラムを上手に叩くには?というテーマで書いていますが、「自分の音をちゃんと聞く」というのは、すべてのドラマーに大切なポイントです。(というか、かなり重要です!)

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