ドラム教室のみっきーです。
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ライブは文字通り「生の演奏」。そんな生放送だからこそ、思わぬハプニングもつきものです。
今回はライブ中にあったハプニング・トラブルを振り返ってみます。
目次
フロアタムが倒れてくる
これ、私にとって「あるある」なんですよね〜。
フロアタムの脚(のスタンド)って、なんか不安定というか、ガッチリ締まらないと思いません?
バランスが悪い状態で叩いていると、突然スコーン!とフロアタムが倒れてくるって事が、よくあるのです。
特に対バンのあるライブだと、転換の時間が短くてセッティングも適当になりがち。転換中なので暗いし。。。
そんな状況だと、フロアの脚がちょっと変な方向を向いていたり、ネジが緩んでいたり…。そして叩いている時に倒れる。
でも、フロアってそういうもの!倒れてナンボです。大抵は自分の方に倒れてくるパターンなので、倒れてきても慌てずに右足で支えてあげましょう。多少バスドラが踏みにくくなるけど、小さいことは気にしない!
ハイハットが抜ける
「ハイハットが抜ける」というのも、よくあるパターンです。
ハイハットが抜けるって何か?というと、上のハイハットにつけてる「ハイハット・クラッチ」の下のロックナット(っていうのかな?)が、緩んでスポッと外れちゃうこと。
そうなると、上のハイハットを支えるものが無くなる(上のハイハットが落ちた状態になる)ので、ハイハットのペダルを上げてもハイハット・オープンができなくなります。
でも、これまたよくあること。「あ、抜けたな…」と思いつつも、何も慌てること無く演奏を続けましょう。ハイハット・オープンができなくても大丈夫。それくらいで演奏が台無しになることはありません。
ちなみに、「ハイハットが抜ける」という表現は正式な用語では無いと思います。(私が勝手にそう呼んでいるだけかも…)
ペダルが壊れる
ペダルが機構的に(メカ的に?)破壊されてしまうってことは基本的にありません。私も今までペダルが完全に壊れた!って経験はないです。
では、何が起こるか…というと、「どこかのネジが緩んで踏みにくくなる、踏めなくなる」という状態です。
私はビーターがスッポ抜けた事が、過去に1度だけありました。その時はマジでビビった。
急にペダルの踏んだ感触が無くなって、踏んでもバスドラムが鳴らなくなったので「え、なんで?」と思ってよく見たら、ペダルにビーターが付いていない!!
そりゃ、いくら踏んでもバスドラムが鳴りません。
その時は、とりあえずフロアタムを叩いてバスドラムの雰囲気を出して低音のビート感をカバーしつつ、舞台袖やステージ後方のPAさんに目線とジェスチャー(ドラマーは両手が塞がっているので、顔の表情や頭を振るしかない…)でヘルプサインを出しました。運良くスタッフに気づいてもらえて、曲の途中くらいからバスドラ復活!
まあ、気づいてもらえなくても曲が終わったら冷静に吹っ飛んだビーターを探して、付け直せばそれでオッケー!ポイントは「曲を中断しない」ということ。むしろ「腕の見せどころだぜ!」とテンションを上げて、後から「え、バスドラ踏めなかったの?!全然わからなかった!!」と言われた方がカッコいい。
ヘッドが破ける
滅多にないけど、私も過去に何回か経験しています。
タムであれば「使わなければよい」で済みます。
しかーし!スネアの場合はかなり厳しいが、テクニックで何とか乗り切れるケースがあります。
私は1回経験したことがありますが、その時はヘッドのど真ん中が破れました。
そんでもって、破れた傷がそれほど大きくなかったので、真ん中は叩かずに、スネアの端の方を叩いてその場を乗り切りました。
とにかく、張りがある所・丈夫そうな(ヘッドの破けに影響しなさそうな)ところを狙って叩く。これです。
これまた、後から「え、スネアのヘッド破れてたの?!すげー!」と言われて、むしろ大満足。
シンバルとかタムが傾く、外れる
これは、たまーにあります。やっぱりスタンドの締めが緩かったりすると、叩いている時に突然ガコーン!と傾いたり、タムが外れたりするんですよね。
こうなったら仕方がない。そのまま演奏を続けましょう。ポイントは「無理に直そうとしない」ということ。
直そうとするとお客さんにも心配されてしまいます。この「お客さんに心配される」というのが一番よくない。
直すのではなく、むしろ「邪魔だオラー!」みたいな感じで、邪魔なタムをふっ飛ばしたりする方がロックです。大笑いして楽しむのもありですね。わざと落ちて無くなったタムをエアーで叩くパフォーマンスをしたり、落ちたタムを叩くパフォーマンスをしたり…とハプニングをエンタメにしちゃいましょう。
コンタクトにゴミが入る
私はハードコンタクトを愛用しています。
ハードコンタクトを使っている方にしかわからないと思いますが、ハードって目にゴミが入ると地獄の痛みに襲われます。
もう目が開けられないくらいに激痛です。
ライブ中はアドレナリンが出ているので、あまり目にゴミが入る違和感に襲われたことはないですが、たまに「うおぉぉ!目が痛ぁぁ〜!!」って事があります。
これはどうしようもない。ひたすら痛みに耐えて、涙でゴミが洗い流される事を祈り続けるしかありません。
トイレに行きたくなる
小の方は何とかなります。左足の刻みがいつもより激しくなるくらい。小を我慢する時の「貧乏ゆすり全開」だったり「落ち着き無く体を動かし」みたいな動作は、ドラムとの親和性が高い!
問題は大の方。基本的にライブ中は緊張感もあるので便意は無いのですが、やっぱり体調には勝てないって時があります。…と言っても私の経験でも数回しかありませんが。。。
これはライブの長さにもよるけど、正直「我慢するしかない」です。とにかく演奏に集中!(できないけど…)
私の体験だと、ちょっと曲のテンポを早くしたり、曲と曲の合間を短くして、ライブを巻きで終わらせました。テンポとか曲のカウントを担うドラマーでよかったぁ。
長いライブの場合は、MCの時に「ちょっと繋いどいて!」と言ってトイレにダッシュするのもありですね。
楽譜が吹っ飛ぶ・暗くて見えない
これは初心者あるあるかも。
楽譜を見て演奏する(楽譜が命綱になっている)場合は、楽譜が見えなくなるトラブルの対策は万全にすべし!
外でのライブの場合は、風で吹っ飛ぶこともあるし、屋内でも何かにぶつかって落ちる可能性があります。
そして、意外と盲点なのが「見にくい場合がある」ということ。暗かったり、カラー照明があたって見えなくなったりします。
それらを考えると、楽譜はiPadにするのが一番いい。持ち運びも便利だし、バックライトがあるから見えなくなる心配がありません。
でもiPadもトラブルがあるから気をつけましょう。
色々と経験して得た教訓
…と、ハプニング・トラブルを思い返してみましたが、結局のところ「慌てずに、演奏を止めない」というのが大事だと思います。
一番よくないのは、トラブルを「その場で、すぐに解消しようとしちゃう」ということ。
落ち着いて対処すれば大丈夫!不都合があっても、曲が終わってから対処すればいいじゃん!
そんな気持ちで、余裕を持っていきましょう!
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