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電子ドラム「ATV EXS」を叩いて、DAWでインストゥルメンツを鳴らす方法の解説です。(DTMをやらない方には「なんのこっちゃ?」な話ですが、お優しくお付き合いください。)
今回はXLN Audio社の「Addictive Drums 2」というソフトウェア音源を使います。(→以下、Addictive Drums 2は “AD2” と略して書きますね)
ちなみに、私はEXSを使っていますが、ATVの「aDrums」でも基本の流れは一緒ですよ。
目次
キーマップはソフトウェア音源によって違うもの
どのソフトウェア音源にも言えることですが、単純にEXSとパソコンをつないで叩いただけでは、思った通りの音が鳴りません。
例えば、
- EXSの「スネア」を叩いたのに、AD2では「シンバル」の音がでる。
- EXSの「ハイハット」を叩いたのに、AD2では「ハイタム」の音がでる。
みたいな、トンチンカンな音の鳴り方になります。
これは、EXSが「スネア」として送信したキー(信号みたいなもの)を、AD2が「あ、このキーだったらシンバルだね」と間違えて受け取るためです。
なので、そんな勘違いのAD2さんには、
「このキーを受信したらスネアを鳴らすんだよ」
「このキーの場合はシンバルだよ」
みたいに、AD2をEXS向けに優しく調教してあげる必要があります。
この「どのキーが、どのサウンドに対応しているか?」をキーマップ(ドラムマップ?)と言います。
って事で、やる事は「AD2のキーマップを、EXS向けに修正する」という作業です。
キーマップの調整
ソフトウェア音源は、大抵はキーマップの編集ができる機能が付いているものです。
AD2の場合、キーマップ編集するにはメニューの「?」ボタンをクリックして、「Map Window」を開くと設定可能です。
EXSを叩いて確認していく
Map Windowでは、各キー(EXSから送られてくる信号)に対して「何を鳴らすか?」が一覧表示されています。
EXSがパソコンに接続していて、DAWがちゃんと認識していれば、EXSをポコポコ叩くと「受信した信号のキー」が光ります。
光ったキーと、そこに割り当てられているサウンドが正しいか?をひたすら確認&修正してけば、EXS用のキーマップが完成します。
ハイハットの割当ては要注意
ハイハットは、ペダルのオープン/クローズがあるので注意が必要です。
- クローズしている時の音色
- オープンしている時の音色
これら2つの系統があるでご注意ください。
オープンの場合、微妙な空き具合を反映させるため「CC HiHat」と書いてある音色を割り当ててください。(→私は、最初ここでつまずいた。)
その他、ハイハットのオープン/クローズがデフォルトでは逆になっています。(閉じてる状態をオープンと判断して、開けた時にクローズと判断しちゃう)
なので、「CC Reverse」にチェックを入れることも忘れずに。
AD2のチェックボックスは「オレンジに光ってる状態」がチェックが入ってるという意味になります。(これまた、わかりにくい。。。)
EXSが送信するキー(MIDIノート)
EXSが送信するキー(MIDIノート)は以下の通りです。
タム系
Drums | Note | NoteNum |
---|---|---|
Kick | C1 | 36 |
Snare | D1 | 38 |
Snare(RimShot) | E1 | 40 |
Snare(SideStick) | C#1 | 37 |
Tom1 | C2 | 48 |
Tom2 | A1 | 45 |
Floor | G1 | 43 |
シンバル系
Drums | Note | NoteNum |
---|---|---|
HiHat(Tip-Close) | F#1 | 42 |
HiHat(Tip-Open) | A#1 | 46 |
HiHat(Edge-Close) | A#-1 | 22 |
HiHat(Edge-Open) | D0 | 26 |
HiHat(Foot) | G#1 | 44 |
Crash1(Edge) | G2 | 55 |
Crash1(Tip) | C#2 | 49 |
Ride(Tip) | D#2 | 51 |
Ride(Cup) | F2 | 53 |
Ride(Edge) | B2 | 59 |
1個1個叩きながら設定するのが面倒くさい場合は、上記の表にあるキーにペタペタとサウンドを割り当てちゃってもいいです。
1個1個叩きながら設定するのが面倒くさい場合は、上記の表にあるキーにペタペタとサウンドを割り当てちゃってもいいです。
おさらい
EXSを叩いてAddictive Drums 2の音源を鳴らすには、キーマップを設定すべし。
キーマップを設定しちゃえば、あとは色々な音色で叩くのみ!
いつもと違った音の感じで楽しめますよ〜。
ソフトウェア音源を買うのは、PluginBoutiqueが安くておすすめです。
さらに!Addictive Drums 2は色々なパッケージがありますが、「Custom」というパッケージがお得です。(というか、買うなら絶対Customってやつにしないと損です。)
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