電子ドラムに欠かせないもの、それは「聴くためのヘッドフォン・イヤホン」です。
はい、これが無いとオハナシになりません。

では、電子ドラムに最適なヘッドフォン・イヤホンってどんなものでしょう?

いろいろな種類があるし、サウンドも様々。どれが電子ドラムにピッタリなのかってのを考えてみましょう。
さらに、私の持っているイヤホン・ヘッドフォンを総動員して使い心地やサウンドをレビューします。

ということで、今回のテーマは「電子ドラムに最適なヘッドフォン・イヤホン」です。

電子ドラムのヘッドフォン・イヤホン選びに必要なポイント

ヘッドフォン・イヤホンを選ぶ際に、気にしておくべきポイントがいくつかあります。

  • ヘッドフォン or イヤホン
  • 密閉型 or 開放型
  • リスニング用 or モニター用

まずは、これらのポイントから電子ドラムに使うなら?の視点で考えてみましょう!

「ヘッドフォン」と「イヤホン」はどっちがいい?

まず、「ヘッドフォン」と「イヤホン」どっちがいいのか?っていうポイント。

個人的には「ヘッドフォン」が好きです。
耳にブッ刺すイヤホンよりも、ヘッドフォンの方が音の広がり・空間があるサウンドなので聴いてて心地よい。

しかーし!
ヘッドフォンには「暑い・蒸れる」という、最悪なデメリットがあります。

特に夏場のヘッドフォンはデンジャラス。自分のおっさん汁にドン引きします。

ということで、私は季節によってヘッドフォン・イヤホンを使い分けています。

「開放型」「密閉型」はどっちがいい?

ヘッドフォンには「開放型(オープンエアー)」と「密閉型」の2種類あります。(中間のセミオープンってのもあるけど)

開放型の特徴

開放型(オープン、オープンエアーとも言う)は、文字通り「鳴る部分が開放されている」ということです。

なんのこっちゃ?…って感じですが、要は「塞がれていない」というイメージ。
ヘッドフォンって耳を完全に覆うけど、覆われた部分がメッシュなどになっており「外の音も通す」ような感じです。

なので、外の音も結構聞こえるし、逆に音漏れもガンガンにします。
電車の中でオープン型のヘッドフォンをすると大迷惑なのでやめましょう。

で、開放型の特徴は「音の開放感、音のヌケ、音の広がり」がメッチャいい!ってこと。
とにかく開放感が超気持ちいい!かなり、自然なサウンドを聴かせてくれます。

密閉型の特徴

で、密閉型は開放型の反対。そう、文字通り「密閉されている」タイプです。
なので、音は漏れません。外音の遮音性が高いです。

まあ、いわゆるヘッドフォンって「密閉型」だと思います。

特徴は、遮音性の高さ。外の余計な音が聞こえないってことです。
あと、密閉されているため低音が豊かに鳴るってもポイントかも。(開放型は低音がちょっと軽い傾向)

電子ドラムに最適なのは密閉型・開放型、どっち?

演奏に没入するなら「密閉型」がよいです。
密閉型は遮音性があるので、電子ドラムの生音が聞こえません。
やっぱり、電子ドラムの生のコツコツ・ポコポコ音が聞こえると気分が萎えますから。

なので、演奏を楽しむためなら「密閉型」がおすすめ。

練習する場合は「開放型」がよいことも

しかーし!!!
練習する場合は「開放型」がよい事もあります。

というのは、練習の時は逆に生音のコツコツ音が聞こえた方がいいから。

どうしても、電子ドラムの音源だと「音の立ち上がり」が音源によって異なります。
なので「電子ドラムで練習」する時は、練習パッドで練習する感覚で、なるべく生のコツコツ音を聞きたいです。

そのためには、開放型がベター。(まあ、ヘッドフォンしないで生音だけでやってもいいんだけどね。)

電子ドラムで練習する時のポイントはこちらに詳しく書いています↓

夜や宅配便が来る日は「開放型」

あと、夜など騒音が気になる時も開放型がいいです。

というのも、密閉型は生音が聞こえない。そうすると盛り上がってバカスカ叩いても騒音に気づかないっていうデメリットがあります。

そう、ドラムの練習は騒音との戦いでもあるのだ!

開放型だと「ちょっと生音が大きいかな」ってのに気づきやすいです。
叩く強さを加減しなきゃいけない状況の場合は、絶対に開放型がよいでしょう。

あと、宅配便が来る日とかに「ピンポ~ン」が聞こえないのも困ります。そんな時も開放型がよいです。

 

「リスニング用」と「モニター用」はどっちがいい?

ヘッドフォンやイヤホンには「リスニング用」「モニター用」があります。

リスニング用は音楽鑑賞用

リスニング用は文字通り「音楽を鑑賞する」ためにチューニングされたもの。
全体のバランスが良く、音がまとまっています。そのため「聞き疲れしない」っても特徴です。

まあ、普通に売ってるのは基本的にリスニング用です。

モニター用は音を確認・判断する用

モニター用は音源の原音を忠実に再現するものです。何も色付けされていないフラットな音づくりになっています。
さらに、音の解像度(音の一つ一つの粒や輪郭)が高いのが特徴です。

なので、聞いて楽しむというよりは「音を確認する。判断・判別する」というためのヘッドフォン・イヤホンって感じです。

解像度が高く、色々な音がクッキリと主張してくるので「聞き疲れする」ことがあります。

大型の電気屋に行くとモニターヘッドフォンコーナーみたいなのがあります。

電子ドラムでは「リスニング用」「モニター用」のどっちがいいのか

では、電子ドラムでは「リスニング用」と「モニター用」どっちがいいのか?

個人的には「聴き疲れしない」という理由でリスニング用をおすすめします。

やっぱりヘッドフォンやイヤホンは耳に直接ガツンと入ってくるので、どうしても耳が疲れるもの。なので、普段の練習ではリスニング用がいいかなぁと思います。

で、電子ドラムの音を録音する時や、リズムが正確に叩けているか?を調整するための練習をする時(特にバスドラムの練習)には、モニター用を緊急登板させる…みたいな使い分けをするのがベターです。

要は、叩く目的・聞き取りたい事に応じた使い分けをするのがよいでしょう。

 

電子ドラムのヘッドフォン・イヤホンをレビュー

ということで、ここからはヘッドフォン・イヤホンのレビューです。

私が持っている製品を総動員して、電子ドラムで試してみました。

あくまで私が持っているやつだけなので、あくまで参考にってことで。

iPhoneに付属のイヤホン

【個人的オススメ度:★★★☆☆】

最近のイヤホンの主流は「カナル型(耳にガッチリフィットする耳栓みたいなやつ)」ですが、iPhoneに付属のイヤホンは珍しく「インイヤータイプ」のイヤホンです。(耳に軽く引っ掛ける感じの昔ながらのやつ)
インイヤータイプなので音漏れが結構しますが、逆を言えば「外の音も多少聞こえる」し「音の広がりもある」といえます。

電子ドラムで使ってみた感想ですが、「中音域がよく出ている」という印象です。
スネアが太くバシバシとアタック音が来る感じ。

そして、高音の刺さりは少ないので聴きやすい。全体的にウォームな感じ(温かい丸みのあるサウンド)。

低音はちょっと物足りないかな。バスドラムとかズン!とはこないです。

抜け・広がりに関しては、あまり感じませんでした。頭の中心の方で鳴ってる感じがします。
でも、音はまとまっているので聞きやすいし、疲れないです。インイヤータイプなので耳に直接音が刺さるって感じじゃないのも、疲れない要因かもしれません。

解像度がちょっと物足りないため、速いフレーズとかはモゴモゴとして粒が聞き取りにくいかな?と思います。

  • お手軽に使えるっていうことでオススメ度は高い
  • 生のポコポコ音は結構聞こえる
  • 聴き疲れはしない
  • 装着疲れはしない
  • サウンドはちょっとモコモコに感じるので、やや不満
  • 最近のはLightning端子なので電子ドラムには使えないかも

【追記(2019.12.15)】
イヤホンがズリ落ちて使いにくかったのでイヤーピースをつけてみました。
かなり良い感じです。EarPodsを使う人には超おすすめですよ!

値段はピンキリだけど、安いやつで十分。値段・送料・何個入りか?をチェックしてくださいね↓

AKG K240 STUDIO

【個人的オススメ度:★★★☆☆】

低価格ながらコスパの良い「モニター用」のヘッドフォン。「セミオープンエアー型」です。

モニターヘッドフォンなので、音はかなりフラット。味付けはありません。
そして解像度もまあまあ高い。音の粒がしっかりと一つ一つ出るので何を叩いているかがわかりやすい。

特徴は「高音が伸びやかでキレイに出る」ってこと。シンバルやハイハットが上品に鳴って気持ちいいです。

そして、オープンエアー型なので音の広がりがあります。耳の外で鳴っている感じで聞きやすい。
そのため、疲れにくいです。

低音がちょっと物足りないので、バスドラムの存在が薄くなるのが痛いところ。というか生のコツコツ音に重なってバスドラムのサウンドがあまり聞こえないっす。

あと元の音量(インピーダンスと言うらしい)が小さめなので、本体のボリュームを結構上げないと小さくて聞こえないので注意が必要。

  • コスパが高く、値段の割には音質・解像度がよい
  • 生のポコポコ音は結構聞こえる
  • 聴き疲れはしない
  • 装着疲れはしにくいが、ヘッドフォンなので夏場は蒸れる
  • サウンドは高音が伸びやかで気持ち良い。でも低音がイマイチでバスドラの存在感が薄くなる
  • 「音楽を聴く」には良いが、電子ドラム用となると微妙なところ

 

KOSS SportaPro

【個人的オススメ度:★★★☆☆】

低価格なのに高音質で根強い人気の「KOSS PORTAPRO」の弟分、「SPORTA Pro」です。リスニング用のヘッドフォン。

いわゆるドンシャリサウンド。特に低音がズンズンとくるのが気持ちいい。
シンバルとアタック音の「高音」とバスドラムの「低音」にメリハリが効いていて、個人的には好みのサウンドです。

まあ、チューニングされてるなぁ〜って感じのサウンドだけど、それがドンピシャにハマります。

アタックの高音と鳴りの低音が強調されるので、夜にボリュームを小さくしてもよく聞こえるので夜の練習にもグッド。(とはいえ、生ドラムを小さく叩いた時とは全然違う鳴りです。電子ドラムと割り切るべし。)

ただ、解像度はあまり高くない&ドンシャリサウンドなので、スネアのゴーストノートは結構埋もれがち。

見た目はチープ。でもそのチープな軽さがよい。
掛け心地は抜群で、長くかけていても全然疲れません。

通常、ヘッドフォンは耳に直接当てる感じで装着しますよね。
しかし、SPORTA Proは特殊な構造で、コメカミのあたりに接点があります。そして、ヘッドフォン部分は耳の上に軽く乗っかっている…みたいな仕組みになっています。(うーん、言葉では表現しにくい。。。)

オープンエアー型なので、音漏れはガッツリします。外の音もかなり聞こえます。

私は、普段の練習ではこれを使っています。
ボリュームを小さくしても聞き取りやすいし、外の音も聞こえるのでなんだか安心します。

そう、密閉型だと外の音が聞こえないので、気づくと嫁が後ろに立ってたりしてドキッとすることも。特にノリノリで叩いている時に、知らずに誰かが部屋にいると…めっちゃ恥ずかしいです。

叩いてて純粋に楽しいヘッドフォンですね。でも見た目はチープなので覚悟してください。

  • コスパ最強
  • 生のポコポコ音は結構聞こえる
  • 聴き疲れはしない
  • 装着疲れはしない、ヘッドフォンだけど軽く乗っかってる感じなので夏場でもまあイケる
  • 音楽鑑賞用としても結構使える。というか、そもそもリスニング用
  • 音はダダ漏れなので外では使えないけどね

 

SHURE SE215 CL-A

【個人的オススメ度:★★☆☆☆】

いわゆる「モニター用」のイヤホン。インイヤーモニター(イヤモニ)ってやつです。

モニター用の中でも、ライブなどで自分や他の楽器の音をモニターする用のイヤホン。
ライブ映像やテレビの歌番組とかでミュージシャンが目立たないようなイヤホンをしているのを見たことがあると思います。あれです。

ステージ用にチューニングされているので、普通のバランスでないことが多いです。なので、最初は違和感たっぷりです。なんか音がコモッテナイ?みたいな印象を受けるかもしれません。

このサウンドの傾向って、ライブでは聴きたい音がハッキリ聴こえて逆に良いのです。
高音は刺さらないし、中音のアタックが強調されていて、低音のバランスも良いので音が埋もれない。なので本当にライブ中のモニターには最高。

でも電子ドラムの練習にはイマイチっす。

で、このSE215はザ・イヤモニです。中音域がガツーン!と頭の中に入ってくる感じです。
完全に「ステージ用」ですね。

音の広がりはなくて、頭の真ん中に音が集中する感じ。

  • ステージ用なので電子ドラムには向かない
  • 遮音性が高いので生のコツコツ音、外の音は聞こえない
  • 聴き疲れする
  • イヤホンなので装着疲れはしない。でもカナル型のイヤホンなので耳の穴が辛くなってくる

ゼンハイザー IE 40 Pro / (最新) IE 100 Pro

【個人的オススメ度:★★★★★】

※解説は「IE 40」ですが、最新は「IE 100 Pro」です↓

こちらも、いわゆる「モニター用」のイヤホン。インイヤーモニター(イヤモニ)ってやつです。

イヤモニはステージ用のチューニングがされている事が多いですが、このIE40は音楽制作やリスニングに向いています。(逆にステージでは使いにくいです。)

サウンドの傾向はモニター用なのでフラット。意外と低音がキレイに出て主張されている感じがします。

高音から低音までキレイにでて、バランスがめっちゃいい!
カナル型のイヤホンだけど音の広がりがあるのが素晴らしい。

なので、リスニング用としても全然いける。むしろリスニングに使いたいって感じ。

もちろん、モニターイヤホンなので解像度は高くて申し分なし。とても優秀だと思います。

電子ドラム用として見た場合でも、ハイハットやシンバルもキレイに聞こえるし、低音もしっかり出ている。
スネアもキレイに聞こえます。

そして、解像度が高くてフラットなので「粒がキッチリ聞こえる」から何を叩いてるのか?がわかりやすい。

低音も粒がしっかり出ています。ボワーンとモヤモヤした感じではないので、バスドラムのリズムのズレとかも判別しやすいです。

ただし、一粒がくっきりパキパキとしているので、ちょっと耳が疲れやすいかな。
私がカナル型のイヤホンが苦手ってのもあるかもしれないので、この辺は個人の好みかもしれません。

私は電子ドラムで録音する時とか、曲に合わせて叩く時などに、このIE40を使っています。

  • サウンドのクオリティは高い
  • 遮音性が高いので生のコツコツ音、外の音は聞こえない
  • 聴き疲れする
  • イヤホンなので装着疲れはしない。でもカナル型のイヤホンなので耳の穴が辛くなってくる
  • リスニング用としても使える
  • 夏場にはいいかも
  • 楽天よりAmazonの方が断然安いです

 

DIRECT SOUND EX25 Plus

【個人的オススメ度:★☆☆☆☆】

モニター用のヘッドフォン。なので音はフラットです。

解像度も高くて何を叩いているか?の判断がしやすい。
あまり低音の厚みがない感じで、ズーン!みたいな鳴りは聞こえません。そのため音が少しペラペラに感じるかも。

どちらかと言うと、中高音のアタックがしっかり聞こえるって感じのサウンドです。
なので、音の粒はハッキリと聴きやすい。バスドラムもアタック音がしっかり全面に出てくるのでリズムのズレとかの判断がしやすいです。

でも、やっぱり音が細いというか軽いと言うか、あまり電子ドラムを叩くには向いてない感じです。

そして一番の問題が…側圧がきつい!ってこと。
かなり頭が締め付けられる感じで、後ろで三蔵法師が呪文を唱えているんじゃないか?という気分になります。

欧米人の小顔向けなのかもしれません。頭のデカい私にはちょいとキツくて、しばらくすると頭とアゴ(←なぜかアゴ)が痛くなってきます。

  • とにかく側圧がキツい
  • 遮音性が高いので生のコツコツ音、外の音は聞こえない
  • 聴き疲れはあまりしない
  • でも電子ドラムにはイマイチかな
  • っていうか、そもそも取り扱っている店が少ない…

Sony MDR-Z500DJ

【個人的オススメ度:★★☆☆☆】

これ、かなり古いリスニング用ヘッドフォンなので今は入手できません。

古いですが、リスニング用としてで音が上手にまとまっています。すげー聴きやすい!

音楽を聴くと低音がブーン!とくるんだけど、電子ドラムを叩くと低音はそこまでズンとはきません。アタック音がしっかり聞こえてなかなかGoodです。

高音も程よく出ているので耳も痛くない。古いヘッドフォンですが意外といいかもしれません。(古いからエージングされて丁度よくなったのかも?)

ダークホース的な感じで、結構よかったです。さすが It’s a Sony!ですね。(古い…)

って事を考えると、Sonyのリスニング用ヘッドフォンは意外といいかもしれませんね。う…欲しくなってきた。。。

AKG K371

【個人的オススメ度:★★★★☆】

我が家で一番高いヘッドフォン。最近買いました。

いわゆる「モニター用」のヘッドフォンです。

モニター用のヘッドフォン中でも、ミキシング用という位置づけのものがあります。

なにかというと、音楽制作の中で「各楽器の音のバランスを聴くため」のやつで、音の解像度が高くて、すごく分離感があるのが特徴。

上下左右の音の位置が把握しやすいので色々な音が分離してよく聞こえて、バランスがイメージしやすい。

ということで、K371の音は当然フラット。そして解像度が高く、音の広がりがハッキリしています。
そう、このヘッドホンはすごく音が広がっています。まるでヘッドホンをつけていないようです。(ちょっと言い過ぎだけど)

左右の広がりもあるんだけど、上下の広がり(っていうのかな?)もあって、低音は下の方でズンときて、高音は上の方でシャンっと鳴る。みたいな立体感があります。

そして、音の解像度も高く、さらに分離感があるので、色々な音が聞き取れます。
「あれ、こんな音が入ってたんだ」と気がついたりします。

もしかすると、耳コピをする時にいいのかも?と思います。

で、電子ドラムに向いているか?というと、悪くはないけどサウンド自体はつまらないので叩いている高揚感は全然ない。

音はクッキリハッキリちゃんと聞こえるんだけど、電子ドラム用と考えると音の広がりが逆に不自然かも。なんか物足りないというか、まとまっていない感じで、音がバラバラなに聞こえます。

このシリーズの一つ安い「K361」ってやつの方が音のまとまりが良いです。こっちは電子ドラムには向いていると思います。

どちらも、かけ心地はかなり良いです。なので電子ドラム用に買うならK361ですね。

  • 音の「広がり」と「分離感」はピカイチ
  • それだけに、電子ドラムには向かないかも
  • 遮音性が高いので生のコツコツ音、外の音は聞こえない
  • 聴き疲れはしやすい
  • 高音から低音までキレイに表現される
  • 安いK361なら全然アリでしょう

AKG N20

【個人的オススメ度:★★☆☆☆】

カナル型のリスニング用イヤホンです。

非常に音のバランスがよいイヤホン。音の広がりもあるので頭の真ん中にズキューンと入ってくるのではなく、頭をすっぽりとサウンドが包んでくれる感じに鳴ってくれます。

中音から高音がとても上品でキレイに鳴る印象です。

カナル型なので低音に関してはイヤホンを耳にブッ込む具合によって変わってきますが、バチッと耳の穴へのブチ込み具合が決まっている時はズンズンと豊かな低音が鳴るので、その辺は耳の穴との相性もあるかな?って感じです。

もちろん、解像度はモニターヘッドフォンと比べると高くはないけど、高音はキレイに粒が出る印象なので、思った以上によく聞こえます。

あと耳がそれほど疲れない、絶妙なバランスなのがよいですね。

実は、このイヤホンはあまり期待をしていなかったのですが、ダークホースでした。なかなか良いです。

でも、意外といい値段するのでオススメってわけではありません。もっと安くて良いイヤホンがある気がします。

  • バランスがよいサウンド
  • 中音から高音が上品なので耳に刺さらない
  • 遮音性はそこそこ。生のコツコツ音はほとんど聞こえない
  • 聴き疲れはあまりしない
  • イヤホンなので耳に刺すだけ。手軽でよい。
  • 普段の音楽鑑賞(外で聞く時)にも使える

まとめ

結局、どれがいいの?ってハナシですが、正直なところ「どれでもいい」って答えに行き着きました。

いろいろ試してみた結果わかったことは、

  • あまり低音に広がりがあるとバスドラムが聞き取りにくい
  • 高音がキンキン鳴りすぎると耳が痛い。高音は上品に鳴るやつがよい
  • 全体の「音のまとまり」がある方が聞きやすい
  • 「モニター用」は密閉型の方がよい(開放型だとバスドラムがペラペラになりがち)
  • 「モニター用」は値段が高いほうが何か良い感じ
  • でも「リスニング用」は値段が高から良いってわけじゃない気がする

って感じです。ご参考までに。

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