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ドラム講師のみっきーです。

今回は私の持っている機材をレビューするシリーズ!スネア編です。

Steve Gaddのシグネチャースネアドラム「SD-255SG」の感想をレビューします!

Steve Gaddはダイナミクスがすごい

世界1のドラマー・史上最高のドラマーは?と聞かれたら、迷わず「Steve Gadd」と答えます。

ドラムサウンドは、繊細かつ大胆。うねるグルーヴ。そして、個人的に生で何度も聞いて一番驚いたのが「驚異的なダイナミクスと表現力」です。

そう、「繊細」とか「グルーヴ」とひと言では簡単に言い表せない「ダイナミクス」がマジですごい。

ピアニシモ〜フォルテシモの幅が、信じられないくらいに広い。

広いだけではなく、その段階というか解像度もメッチャ細かい!

そんなスティーヴ・ガッドさんが、Yamahaと一緒に約7年間試行を重ね、ベストサウンドを徹底追求した結果誕生した、記念すべき第1世代のシグネチャースネアドラム

それが、今回紹介する「SD-255SG」です。

YAMAHA SD-255SG スティーヴ・ガッド シグネチャースネア

さて、この「第1世代」のシグネチャースネア。

販売は1997年頃です。詳しくは覚えていないが、1997年のヤマハドラムのパンフレットに記載がありました。

1997年のカタログ。懐かしい…

もう販売は終了している製品で、後にウッドフープ搭載の第2世代「SD-255ASG(販売終了)」や、2020年に限定発売された第3世代「YSS1455SG(限定販売)」が販売されています。

第1世代〜第3世代まで、とても似ているので混同します。でも、モデル名こそ類似しているものの、そのパーツ構成と音響的アプローチは全く異なっているので要注意。

以下はAIで調べた表です。

比較項目第1世代:SD-255SG (1997年頃)第2世代:SD-255ASG (2005年〜)第3世代:YSS1455SG (2020年限定)
シェル材質1.2mm シームレス・スチール1.2mm スチール1.2mm スチール
シェル仕上げガンメタル(ブラック)コーティングブラックニッケルメッキブラックニッケルメッキ
フープの材質/厚さ1.6mm スチール・プレスフープヴィンテージ・ウッドフープ3.0mm アルミダイカストフープ
フープの色ブラックブラック塗装 (ボトムは10角形カット)ブラックニッケル
ラグアブソルート・スクエアラグ (クローム)アブソルートラグワンピースラグ (ブラックニッケル)
スネアベッド特殊ディープ形状3.5mm 深型3.5mm 深型
スナッピー10本線 (ヤマハ ハイカーボン)14本線10本線 (2本×5ブロック構造)
エッジ角標準的(詳細記載なし)35度45度
ストレイナー片側調整タイプアブソルートタイプQタイプ
定価(税抜)50,000円100,000円150,000円
主な音響的特徴柔らかい打感、タイトでサスティーンが短い。余計な鳴りを排除したドライな音。ウッドフープによる温かみと、クロススティックの圧倒的なクリスピーさ。3.0mmダイカストによる極めて高い剛性、明瞭なアタック、クリアな響き。

モデルは3種類|当時は値段がめっちゃ安かった!!

ヤマハの「スティーヴ・ガッド・シグネチャー」シリーズの第1世代は、異例とも言える6種類ものガッド・モデルを同時に市場へ投入するという強気な戦略。

当時のラインナップは、メイプル(14″×5.5″、13″×5″)、バーチ(14″×5.5″、13″×5″)、ブラス(14″×5.5″)、そしてスチール(14″×5.5″)という多岐にわたるものでした。

Steve Gadd Model Snare

上記画像は、1997年のカタログから拝借。

値段を見てビックリ。めっちゃ安い〜!!当時はこんな物価だったのね。

「SD-255SG」はスチールシェルでサイズは14″×5.5″

SD-255SGは胴が「スチール」のモデルです。

サイズは「14″×5.5″」の標準サイズ。深くもなく浅くもなくって感じです。

当時のヤマハのハイエンドドラムは、日本の優れた職人技術で知られるサカエリズム楽器(Sakae Rhythm)による国内製造(Made in Japan)だったと思われる。極めて精度の高い組み込みと堅牢な仕上がりを誇っています。

SD-255SGも、この日本国内の工場で製造されている…はず。(情報が全然無くてよくわかりません。。。)

SD-255SGの特徴とサウンド

さて、そんなSteve Gaddモデルのスネアですが、色々な特徴があります。

カタログや記事などで調べたところ、ざっと以下の様なアピールポイントがあるようです。

ヤマハ SD-255SG スティーヴ・ガッド シグネチャースネア

ブラック仕上げのシェル、リムが精悍なルックスをも誇りメッチャかっこいい!
さらに、ストレイナーやスナッピーなど、あらゆるパーツにSteve Gaddのアイデアが活かされているのだ!

サウンドは、繊細かつキレの良いレスポンスと重量感あふれる豊かな低音が心地よい。
何と言っても、スチール特有の耳に刺さるような高音域のピーキーな成分は適度に抑え込まれ、ダークでふくよかな中低域が前面に押し出される設計となっているのだ!

オープンリムショット時の音量が過度にアグレッシブにならず、ピアニッシモからフォルテッシモまで、音の粒立ちをコントロールしやすいという圧倒的なメリットを生み出している。

そう!非常に「タッチの柔らかい」プレイフィールを実現する逸品です。

みっきー

どうやら、ブラック仕上げのシェルとリムにも秘密があって、ピーキーな鳴りをコントロールする役目を果たしているそうな。(本当にそうなのかは…わかりません。)

ただ、サスティーンや倍音がパカーン!と鳴る「オープンサウンド」とは一味違った、「うん、なんかコントロールされてるな」って感じの音が出ます。

スナッピーがメッチャいい

スナッピー。ヤマハ SD-255SG スティーヴ・ガッド シグネチャースネア

実際に私が叩いた時に感じたのは、「スナッピーがいい!」でした。

スナッピー周りには、かなりコダワリがあるみたいで、スネアベッド(スナッピーが通るボトムエッジ部分の凹み)とスナッピー(響き線)が特殊なレイアウトになっている。

ガッド専用にデザインされた「ヤマハ・ハイカーボン10本線」のオリジナルスナッピーが使われています。

そして、そのスナッピーは全長が通常のスナッピーより10mm長くなっていて、よりスネアエッジに近づけているのが特徴です。

通常のスネアドラムよりも深く削り込まれた特殊な形状の「ディープ・スネアベッド」が採用されているのもポイント。

スネアベッドが深いと、スナッピーがヘッドの曲面に強力に密着します。しかし、深いスネアベッドはスナッピーを強く押さえつけるため、通常であればスネア全体の鳴りが詰まり(チョークし)、発音が悪くなるリスクを伴うもの。

この問題を解決するために導入されたのが、ガッド専用にデザインされた「ヤマハ・ハイカーボン10本線」のスナッピー。

標準的なスナッピーは「20本線」。ガッドモデルのスナッピーは線数を半分に減らした10本線。

これにより、スナッピー自体の物理的な質量と張力が軽減されて、スナッピーがナチュラルにヘッドに張り付く仕組みになっている。(…という事らしい。)

ベッチョリ&ナチュラルにスナッピーが張り付くことで、軽いタッチに対しては極めて敏感に反応し、かつクリスピーで歯切れの良いサウンドを生み出すってことですね。

正直、機構に関してはよくわかりませんが「確かにスナッピーが軽やかで、敏感に反応してる!」って印象です。

実際に叩いてみた!叩いた動画と個人的な感想

百聞は一見にしかず。実際に叩いてみました。

まず、最初に感じたのは「コントロールされたサウンドだな」という印象。

オープンリムショットをした際のタッチは非常に柔らかく、打感が手に優しいです。

派手さは全くないが、ギュッと引き締まった芯のあるサウンドが得られます。

音量の上限というか、カーン!パキーン!みたいなアグレッシブ・ピーキーに鳴りすぎる事を気にすることなく、音楽的な表現に集中することができる。

これはマジで凄いと思う。

チューニングがしやすい|音を整えやすい

色々とチューニングを変えてみましたが、どんなチューニングにしても「暴れること無く・いい感じにまとまってくれる」と思います。

ロー・チューニングにしてもいい感じだし、ハイ・チューニングにしてもいい感じ。

スネアのチューニングって、表のヘッドと裏のヘッドのバランスに気を使うし、バランスがうまくハマらないと全然いい音にならないけど、「SD-255SG」はどんなバランスにしてもいい感じに鳴ってくれる。

バランスの組み合わせによって、色々な音色にちゃんとまとまってくれるから、使っていてすごく楽しい!

スナッピーの鳴りと感度は最高!

もう一つは、やっぱり「スナッピー」ですね。

スナッピーが敏感に反応してくれる感じが、ものすごく気持ちいい。

そして、スナッピーの締め具合によっても、それぞれ音色が演出できる。

スナッピーの締め具合だけで、サウンドのキャラクターが結構変わるから、これまた楽しいです。

スナッピー。ヤマハ SD-255SG スティーヴ・ガッド シグネチャースネア

鳴りすぎない・コントロールされた音色|アグレッシブ派には物足りない?

反応がよくて、繊細に鳴ってくれます。

その反面、オープンなバコーン!カキーン!パカーン!みたいな派手派手なアグレッシブサウンドを求めている場合は、ちょっと物足りないです。

特にオープンリムショットは、かなりピーキーな部分がコントロールされている。

ちょっと耳に痛い部分(良い意味で?)が出てこないので、ゴリゴリのロックではスネアが抜けてこないかもしれません。

私も、最初は「ん?これリム当たってるのかな?」と困惑しました。

オープンリムショットをしなくてもいい|プレイスタイルを少し変えるといいかもね

でも、逆を言えば「オープンリムショットをしなくても、ガツンとしたサウンドが出る」という事です。

そう!このスネアは、リムを当てなくても「強く叩けば、ガツンとしたアタックサウンドが出る」のです。

そんでもって、「ソフトに叩けば繊細なサウンドが出る」。

これは、今までに味わったことがないスネアでした。

クセでオープンリムショットで叩く事が多いですが、「そのオープンリムは本当に必要かい?」とスネアに問われている気がする。

音の強弱、叩く場所、アタックのスピードなどで、敏感にビシビシと反応してくれる「SD-255SG」。

この子を使いこなすのは、かなり楽しいチャレンジだと感じました。

レビューまとめ

個人的には「すごく反応のいい、まとまってくれるスネア」です。

激ロックには向かないけど、それ以外のオールジャンルに対応できると思います。

チューニング次第で、色々なカラーが出るのも魅力ですね。

もし、手に取る機会があれば是非使ってみてくださいね〜。

って事で、SD-255SGのレビューでした。

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スティーヴ・ガッドも、いつでも・どこでも・会話しながらでも、常に基礎練習をしています。(ツアーに同行した知人の目撃情報です)

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