今回は、ドラム・ソロの紹介。ドラムの神「スティーブ・ガッド(Steve Gadd)」さんです。
スティーブさんのドラムは「とにかくアート」です。無駄な音はなく、出す音全てに究極の意味を含んでいる。そして、フレーズは交響曲のようにメロディックでダイナミック。油絵を見ているかのようです。
それでは、ドラム界のレジェンド、スティーブ・ガッドのドラムソロをご覧あれ〜↓
恒例のみどころ紹介
スティーブ・ガッドさんのドラムソロは、ソロ全体としての流れがとても美しい。起承転結があるというか、一曲フルコーラスを満喫した感じ。
なので、ソロの一部分を断片的に効くのではなく、ソロの始めから終わりまでを「通して聴く」のがおすすめです。タムまわしとか、本当にメロディーみたいに唄っているのが素晴らしい!
心地よい緊張感、そして高まる期待感
序盤はリムショットを使ったフレーズで、思わず腰が動き出しちゃうラテン・フィーリングのグルーヴが心地よい。
ハイハットのアクセントや、スネア一発を「バシ!」と入れるフィル、一瞬のブレイクなど、要所に仕掛けを入れてくるところが、超ニクイです。緊張感がグッと高まり、期待感がどんどん膨らんでいきます。
待ってました!お得意フレーズ、キター!
序盤の期待感が高まった所で、いよいよ次の展開。0:44秒あたりからカウベルが入ったグルーヴです。このグルーヴはスティーブ・ガッドさんのお得意フレーズ。ファンとしては「キター!」って感じになります。お客さんも「待ってました!」とばかり盛り上がっていますねー。
最後は「ワーン、ツー、ワン,ツー,スリー」
ドラムソロの最後(2:13秒あたりから)は、ガッドさんがバンドメンバーに「ワーン、ツー、ワン・ツー・スリー」とカウントを出しています。これもスティーブさんのお決まりパターンですね。
ガッドさんのおすすめ
今回は「STEVE GADD BAND」をおすすめします。何といってもメンバーが私の大好きな「マイケル・ランドウ(guitars)」さんと「ジミー・ジョンソン(bass)」さん。
アルバムのテイストは、しっとりと聴きやすい感じです。テクニックバキバキのザ・ドラマーのアルバム!ってわけではありませんが、今のスティーブさんが堪能できます。
ドラムの音が超クリアーでよく聞こえる、とても音がいいアルバムです。プレイヤー全員が、各自の演奏を邪魔せず「見事に調和」しています。ドラムの音作りの参考にもなりますよ。
これは70歳バースデー記念アルバム↓
こっちは前作で、25年振りのスタジオ・レコーディング・アルバムで話題になりました↓
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