みっきー

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2024年9月時点の「おすすめ電子ドラム」をご紹介します。

プロドラマー・ドラム講師の目線で選ぶ「生徒さんにおすすめできるやつ」をテーマにAmazonで探しまくりました!

予算は「コミコミ15万」

紹介する電子ドラムの予算は「コミコミ15万」

なぜ15万か?
それは、ドラム講師の目線で満足できるレベルのものが、だいたい15万くらいするからです。

10万円を切るものも結構ありますが、正直おすすめできないかなぁ?って感じ。
逆に予算が潤沢なら、お好きな上位モデルを買っちゃって!羨ましいぜ!って感じ。

そして、必要なものをすべて含んだ“コミコミ”としているのがミソです!

商品の値段を比較する時に知っておくべき重要なこと

おすすめ商品の紹介をする前に、電子ドラムを選ぶ、特に「値段を比較する」際に知っておきべき事を紹介します。
これを知っていないと、ちゃんと値段を比較できないです。

そんな理由で、この記事での予算を「コミコミ15万」としています。

本体以外にも必要なものがある

商品選び…というか値段を比較する時に知っておくべきことがあります。
それは「本体以外にも必要なものがある」ということ。

ここが結構重要で、本体以外にも必要なものがあります。
というのも、電子ドラムとしてメーカーが売っているのは「椅子・ペダル・ハイハットスタンド」みたいな周辺機材が含まれていません。

例えば、
「パソコン本体」の値段と、モニターやマウスとかの周辺機器を含めた値段がある。とか、
「ビックマック単品」の値段と、ポテトやドリンクを含めた値段がある。
みたいなイメージかな?

なので、「お、ここのビックマック安いじゃん!」と思って買ったら、単品でポテトやドリンクが付いてなかった…。別々に買ったら逆に高くついちゃった。
みたいな事になります。

ちなみに、スティックとヘッドフォン(イヤホン)は含みません。それは自分の持ってるやつがあるはず!という前提です。
スティック選びに迷ったらこちらの記事を参考に

写真だけで判断しないでね

「商品の写真」を見ると、『含まれていない』ものは薄くなって映っている事が多いです。

しかーし!
モノによっては「あたかも含まれている」感じで写っているものもあります。
商品の詳細をよく見ると「〇〇は含まれておりません」とか書いてありますが、初心者にはそんなのわからん!…ですよね。

なので、写真だけで判断しないように気をつけましょう!

おすすめの電子ドラム・諸々をコミコミのセット

という事で、前置きが長くなりましたが本題です。

2024年9月時点の「おすすめ電子ドラム」は、こちらの2択です!

「Roland TD-07KV」のすぐに使えるセット(イシバシ楽器)

1つ目はローランド。

おすすめのポイント

  • 本体は「Roland TD-07KV」です。
    一番安いエントリーモデルから「1グレード高いやつ」です。
  • 椅子が付いている
    Roland純正なので間違いないでしょう。
  • ちゃんとしたペダルが付いている
    Pearl社のペダルなので間違いない。
    一番安いやつだけど品質は十分だし、一番安いからこそ「本当に欲しいペダルが見つかったら、その時にいいやつ買えばいいや」と割り切れる。
    練習スタジオによく置いてあるのもPearl社なので、そういう意味でも持っておいて損はない。
    ちなみに、PearlではなくTAMA, YAMAHAでも問題なし!
  • マットが付いている
    Roland純正なのでサイズ感も含めて間違いないでしょう。
  • ヘッドフォンも必要十分なやつ
    「密閉型のモニターヘッドフォン」です。密閉型なので外部の音がある程度遮断されて練習に没頭できると思います。(その代わり、外の音が聞こえないので人が来ても気づかなかったり、”ご飯だよ〜!”と声をかけても気づかなくてお母さんがブチギレたり、あまりに熱中し過ぎてブッ叩き過ぎたり…というのがありますが。)
    あと「モニターヘッドフォン」なので、サウンドに余計な色付けをしていないから、聞き疲れしにくいと思います。(モニターヘッドフォンについてはこちらを参考に
    Roland純正なので電子ドラムとの相性も問題ないはず!?

というのがポイントですね。

電子ドラムは、基本的に「椅子とかペダルは別売り」です。
楽器店が「オリジナルセット」みたいな感じで、必要なものを付けたセットを販売しています。

今回紹介したやつは楽器屋さんの有名店「イシバシ楽器」さんが出してるやつです。Amazonで見ると「ブランド:ノーブランド品」と不吉な記載がありますが、これは複数メーカーのものをセットにすると「ノーブランド品」と書かれてしまうため。実際は「イシバシ楽器」なのでご安心を。

ちなみに、2024年9月時点の商品です。時期によっては売り切れ・非表示になっているかもしれないので、ご了承ください。その場合は「Roland TD-07KV」で検索して、上記のポイントを満たしているセットを探してね。

セット付属の椅子やペダルは、安かろう・悪かろうの謎のブランドの商品をセットにしているやつもあるので要注意!
その点、上記のやつは出品者が「イシバシ楽器」だし、付属品も安心できるメーカーなので心配無用。

付属のやつを単品で買うと?

この付属品セットってお得な感じがします。まあ、そもそもセット販売が基本なのかもしれませんが、

  • Pearl / P-920 シングルペダル:9500円くらい
  • RH-5 ヘッドホン:5000円くらい
  • TDM-10マット:18000円くらい
  • 椅子 DAP-2X:10000円くらい

ざっくり、こんな値段っぽいです。約38000円分の付属品が付いてくる。Roland/TD-07KVの本体だけで買うと12万〜13万くらいして割高だと思います。

マットは必要。意外と盲点なのよ。

意外と盲点なのがマット。
バスドラムって、踏んでいると滑ります。というか、超滑りまくりなので滑らない対策は絶対に必要。

さらに、ペダルもバスドラムのパッドも金属です。そのため、床もガリガリに傷つけるのでマットは必須なのです。

ちなみに、マットを敷いたからといって防音はできません。防音についてはこちらを参考に

本体「TD-07KV」

肝心の、電子ドラム本体ですが、上記セットは「TD-07KV」というやつです。

一番安いエントリーモデルに「TD-07DMK」ってのがありますが、それよりも「1グレード高いやつ」です。

違いは、バスドラムとシンバルが少しグレードアップになっています。
ちょっとややこしいけど、ベースとなる音源(音を出す部分)は「TD-07」という同じもの。
そんでもって、安い「TD-07DMK」はバスドラムとシンバルが、少しショボい。
「TD-07KV」の方はちゃんとしている…って感じです。

さて、値段の差は3万円。悩ましいですね〜。

電子ドラムを買う理由の一つに「バスドラムも含めた練習がしたい」というのがあると思います。
バスドラムが不要なら練習パッドでも、まあ十分と割り切れちゃう。

そう考えると、バスドラムのパッドがちゃんとしていた方がいいのかな?と思います。

ちなみに、シンバルは「チョークできるか・できないか?」の違いです。チョークとはシンバルを掴んで音が止めること。
「TD-07KV」の方はチョークできるシンバルパッドになっています。
どちらも「カップ」には対応していないので、その点は予め知っておいたほうがいいですね。カップとはシンバルの中心のモッコリした部分。そこを叩くとカーンというベルみたいな音が鳴ります。Jazzフュージョンやラテン系のジャンルだとよく使います。

でも、3万円はお父さんの1ヶ月のお小遣いとほぼ同額なので、迷いどころですよね〜。

YAMAHA DTX6K2-XFS

もう一つはYAMAHA。っていうか「予算15万」の範囲を少し超えちゃってるけど…。

おすすめのポイント

  • 椅子が付いている
    YAMAHA純正の椅子。一番安いやつだけど、軽いし必要十分です。(この椅子、私も持っています。)
  • ちゃんとしたペダルが付いている
    YAMAHAのペダルなので間違いない。
    一番安いやつだけど品質は十分だし、一番安いからこそ「本当に欲しいペダルが見つかったら、その時にいいやつ買えばいいや」と割り切れる。
  • ハイハットスタンドが付いている
    先に紹介したRoland社のハイハットは、疑似ハイハットというか「本体スタンドと一体型?」のやつですが、こちらのYAMAHAは本物と同じハイハット・スタンドを使用した構造になっています。本物ドラムはハイハットが2枚ですが、こちらの電子ドラムは1枚の形式です。でも、ちゃんと踏んだ感(2枚の感じ?)が出るようにはなっているはず。
    本物ドラムと同じハイハットスタンドを使った形式なので、より生ドラムに近いフィーリングで、ハイハットの練習ができます。
    もちろんハイハットスタンドはヤマハ純正。一番安いやつだけど、軽いし必要十分です。
  • クラッシュシンバルが2枚
    Roland TD-07KVの方は、クラッシュシンバルが1枚だったけど、こちらは2枚付いています。多いは正義です。しかも、チョーク機能もついている。さらにカップにも対応しているのも嬉しい所。テクニカルな上級者プレイにも耐えられるので、かなり長く楽しめると思います。

まあ、当たり前だけどYAMAHAの電子ドラムなので、ハードウェアもYAMAHA純正ですね。そう、YAMAHAは生ドラムも作っているメーカー。だから本物ドラムと同じハードウェアなのが魅力です。

スネアのパッドは最高!タムがラバーパッドなのを割り切れるか?

Roland TD-07KVと比較すると、YAMAHA DTX6K2-XFSの方が良いと思います。

何と言っても、スネアのパッドが最高に叩きやすくて気持ちいい!!私の主観ではありますが、このヤマハのパッドは絶品だと思います。

そして、シンバルのパッドもカップに対応した、いわゆる3ゾーンってやつで、シンバルの演奏を再現するのに十分な機能を持っています。

こちらの悩ましいところは「タムがラバーパッド」なところですね。
ラバーパッドなので、少し硬くて、コツコツと音が鳴るのが気になる所。硬いのでブッ叩くと手に衝撃も伝わります。

でも、タムを叩く頻度を考えると普通に割り切れるかな?と思います。後は見た目の美しさ(ラバーパッドのショボさ?)が許容できるか?って感じです。

マットは付いてないよ

もう一つ、「YAMAHA DTX6K2-XFS」で注意が必要なのはマットが付いていないってこと。

マットは必須なので、別で買いましょう。でも、ヤマハ純正のマットは高い!(そしてダサい?!)

ぶっちゃけ裏が滑り止め加工になっていれば何でもよいです。普通の絨毯でもオッケー。5000円もあれば買えると思います。

※サイズに注意!
ドラムはドラムセット本体+自分が座っている(椅子を置く)場所のスペースも必要です。本体だけじゃなくて、奥行きも結構必要になるのでマットを買うときは注意しましょう。
ヤマハの「電子ドラム用マット」として売っている製品のサイズを見て、それと同じか少し大きめのやつを買っておけば間違い無いと思います。(大きい分には困らないので、ギリギリより大きめを推奨です。)

参考:もっと安いやつはどうなの?

ちなみに、8万円くらいの安い電子ドラムもあります。…が、たぶんすぐに壊れます。少なくとも私の経験だと壊れやすいという印象は拭えない。。。

ドラムって結構強く叩くので、安いやつだとセンサーが壊れちゃうのかも。

あと、センサー自体の性能も、あまり良くない気がします。
センサーの性能ってめちゃくちゃ大事!!!そもそも「電子ドラムを叩く=センサーに反応させる」と言っても過言ではない。

そのため、センサーの性能が悪いと「叩いたのに、たまに鳴らない時がある」みたいな事もあります。
それが結構ストレスになります。。。

もちろんRolandでも叩き方・叩く場所によって反応しやすい、しにくいはありますので、そこは「そういうものだ」と割り切りましょう。
それでも、ローランドとかヤマハは、センサーの質がいいと感じます。ストレスが少ないし、どんなに叩いても壊れないと思います。

最後にまとめ

2024年9月時点の「おすすめ電子ドラム」をご紹介しました。

RolandとYAMAHAの2択ですね。どちらも、とても良いです。

個人的にはヤマハかなぁ。私がYAMAHA好きってのもありますが…。
でも、機能的にはヤマハの方が良いと思います。テクニカルな上級者プレイにも耐えられる感じです。まあ、その分値段も少しヤマハの方が高い(15万オーバー)ですが。。。
ちなみに、実は私も最初に買ったのはYAMAHAの電子ドラムでした。(だいぶ古いモデルだけどね。)

最終的には「見た目・ブランドのイメージ」だと思います!買っても「なんか、あっちの方がカッコよかったな…」と思ったら、あまり気持ちよくないです。

結局のところ「うーん、俺のギア、かっこいいぜ…。」みたいな所が大切。
バイク乗りがバイクを見てウットリする。ギタリストがギターを見てウットリする…。そんな時間が最高に幸せだったりします。この「所有している事の満足感」が最後の決め手になると思います。

結局は予算次第なのですが、あまり安すぎても「電子ドラム買ったけど、イマイチ気持ちよくない」と感じて叩かなくなってしまう可能性があります。

そんな意味で、電子ドラム買いたいけど予算もギリギリ…の一番現実的なラインで商品選びをしてみました。もちろん、もっとグレードの高い商品はあります。20万を超えてくる高い電子ドラムは「叩き心地」が段違いで良くなります。音の質や機能というより「叩き心地」が重要だと思います。そういう意味では、高いやつはやっぱり良い!でもお高い〜!!!

以上、ドラム講師が選ぶ「おすすめ電子ドラム」でした!
ご参考にしてくださいませ!

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