スティーブ・ガッドといえばNYの超スーパードラマー。世界一のアーティストは?と聞かれたら真っ先に「Steve Gaddが最強でしょ!」と答えてます。
そして、スティーブ・ガッドの名演は星の数ほどあるけれど、今回紹介するのは若い頃の代表バンド「Stuff(スタッフ)」のライブ演奏です。
スタッフ – ライヴ・アット・モントルー 1976
コーネル・デュプリー(g)、エリック・ゲイル(g)、ゴードン・エドワーズ(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、リチャード・ティー(key)という豪華なスタジオ系ミュージシャンが集まったバンド「Stuff」。そのスタッフがデビューした1976年のモントルー・ライヴ映像です。
ライブの見どころ
このライブは全てが炸裂しまくっています。
スティーヴ・ガッドのインパクトのある出で立ちに圧倒されること間違いなし!思わず「国際指名手配犯かぃ!」と突っ込まずにはいられません。とにかく眼光が鋭すぎです。
そして、バンドメンバーも「アフロ」or「ベリーショート(ナッシング?)」という激しいコントラストで、バンド全体のビジュアル的にも最高すぎます。その他「ベースだけ何で座ってるんだ?!」など、突っ込みどころ満載のナイスなライブ・ビデオです。
動画はこれ↓
肝心のスティーブ・ガッドのプレイについて解説します。
ハイハットに注目せよ!
特に注目して欲しいのが「ハイハットの使い方、ハイハットの音」です。ギターソロ中やドラムソロ前半のハイハットの音に注目して聞いてみてください。
キッチリしすぎず、ラフになり過ぎず、繊細だけどラウドなサウンドを出しています。少しベチャっと押しつける感じで、粘りとラウド感を出している感じですね。人差し指で押し付けているイメージかな?
でも、ちゃんと手首を柔らかく使って繊細なフレーズを叩いてるのが凄すぎます。
ストーリーのあるドラム・ソロが鳥肌もの
ドラムソロは聞けば誰でも腰を抜かすことでしょう。まさにスティーブ・ガッド!というパラディドルとダブルストロークを織り交ぜた、かっこいいグルーヴソロを見せてくれます。
よく聴くと、すごくトリッキーなアクセントを入れている。でも、なぜか心地よいのはグルーヴがウネリまくってるから。これがガッドの凄いところでしょう。ソロでもフレーズ全体として流れるグルーヴがあるので、トリッキーなフレーズでも、グイグイ懐に入ってきて心地よいのです。
そうなんです、スティーブ・ガッドのドラムには「ストーリーがある」のです。全く無駄のない。すべての音に意味がある研ぎ澄まされたフレージング。ドラムソロでありながら、ストーリーを感じるアートですね。
DVDを絶対買うべし!
今回紹介した「スタッフ – ライヴ・アット・モントルー 1976」は、DVDで発売されています。スティーブ・ガッドのスーパープレイとナイスなビジュアルを堪能してみてはいかが?
Photo by Zildjian Artists | Steve Gadd Artist Page
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