バスドラムのペダル・テクニックには、色々と疑問が多いです。
踏みっぱなしにしてていいの?とか、かかとを上げておく?など、単に「ペダルを踏む」だけじゃなく、考えれば考えるほど「どう踏めばいいんじゃい!」という疑問が湧いてきます。
答え:出したい音によって踏み分ける
「出す音、表現したいフレーズによって踏み方を変える。」…これが答えです。しかし、踏み分けはかなり難しいですね。
私の場合、まず最初は「かかとをちょっと上げておく(上げっぱなし)」、「ペダルは踏み込みっぱなし」の奏法から入りました。
ペダルの叩く部分(ビーター)が、常にバスドラムのヘッド(打面)にピタっとくっついている状態です。そして、ある程度ペダルのテクニックが完成したら、ペダルを踏んだ後に「ビーターを打面から離す」奏法の練習をしました。
今では、基本はビーターを離しています。そして、固い音をだしたい時やバスドラムの鳴りを抑えたい時に、ビーターをピタっとな奏法を使っています。
ロック・ポップス系ドラマーであれば、かかとを浮かせて、ドン!っと踏み込むペダル・テクニックから始めた方がよいと思います。(パワーが出るので。)
バスドラムの音色を使い分ける
ピーター・アースキンさんのドラミングを紹介します。ピーター・アースキンといえば、知る人ぞ知る「いぶし銀」の渋すぎドラマーです。とにかくフレーズがアートで唄っていて、何かストーリーを感じる、超かっこいいドラマーです。
若かりし頃はバリバリに手数が多く、スーパーテクニシャンでしたね。
ビデオ冒頭のドラム演奏をよく聴いてみてください。本物のサンタクロースなんじゃないか?!という映像への突っ込みをグッとこらえて、バスドラムの音に注目すると…
「ボンッ、ボーーン、ボンッ、ボーーン…」と2種類の音がしているのがわかります。足元の映像も出てくるので、それもよく見てください。付ける、離す、付ける、離す…を繰り返しているのがわかります。
そうなんです!グルーヴを出すために、ペダルの踏み方を変えているのです!これは渋すぎます。
まとめ
バスドラムは、「単に踏めばよい」というわけではありません。楽器であるからには「鳴らしたい音で鳴らす」べきです。
そのための奏法として、ビーターをくっ付ける、ビーターを離す、という手段がある事を知っていると、演奏の幅が広がります。
ジャコ・パストリアスのLive盤がおすすめ↓。ピーター・アースキンのファンキーなドラミングが堪能できます。
photo credit: bilobicles bag via photopin cc
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