今回は、初心者ドラマーのための素朴な疑問にお答えするシリーズ。
『スティックは何本持っていればいいの？』
です。
生徒さんからこんな質問を頂きました。
- スティックは何本（何セット）持っていますか？
- 練習スタジオやライブでスティックは何本持っていけば？
うーん、わかる！
確かにどれだけ持ってりゃいいの？！って判断できないですよねー。
という事で、私なりの答えというか「私はこうしている」という事をご紹介します。
目次
スティックは「何本持っていれば」いいのか？
まずは、単純にストックが何セットあればいいか？のハナシから。
結論から言うと、私は「最低3セット」のストックがないと不安になります。
ちなみに、今回は「同じ商品だけを使う」という前提で書いてます。
複数の種類のスティックを使う場合は、その種類ごとにストックが必要になりますよー。
個体差がある
スティックは「同じ商品」であっても個体差があります。
特に感じるのは「重さ」ですが、「質感」も微妙に違うので注意が必要です。
現在のスティックは、だいたい「ペア」で売っていますよね。
そんでもって、機械で重さを判断して同じ感じのスティックがペアになっているはずです。
でも、同じなのはセットになっている2本が同じってだけ。セットによって重さが全然違う！
なので、セットを複数買う時は、なるべく同じ「重さ」「質感」のセットを選びましょう。
折れた時に「1本だけ補充」がしやすい様にね
同じ重さ、質感のセットを複数買っておけば、1本折れた時に「別のセットから補充」しても違和感なく使えます。
これが、重さが違うセットを買っちゃうと「1本だけ補充」ができなくなります。
とあるセットは軽め。とあるセットは重い…ってなると、1本変えた場合にチクハグな重さになって使いにくいです。
2本を同時に新品に替えることはない
念の為に補足しますが、スティックは「どっちか1本」が限界にくる事が多いです。
というか、2本セットで同時に折れることはありません。
つまり…1本はまだ生きている。
そして、貧乏性の私は「残った1本は使い続ける」というやり方をしています。
1本折れたから、そのセット（2本）は捨てて、新しいセットに2本とも替える…みたいなセレブな使い方はしていません。
スティックは「何本持っていけば」いいのか？
次に、ライブやバンド練習の時に必要なスティックの本数です。
スティックを「持っていく本数」ですね。
バンド練習の場合
私は、バンド練習の時は荷物が少ない方がいいので、
ずばり「3本」です。…はい、少ないです。3セットではなく、3本。
まあ、1セットにプラスして、折れた時用に1本って感じです。
でもって、1セットは「極めて新品に近い、1軍の1セット」ってのがポイントです。
そう、ボロボロの1セットを持って行っちゃうと折れる可能性が高いですよね。
なので、折れるという観点から、あとサウンドの観点からも、1軍の極上の1セットを持っていくようにしています。やっぱりボロいスティックだといい音がでませんので…。
まあ、その人のプレイスタイルにもよります。バキバキ折れちゃう！って人は、スティックを余分に持っていった方がいいでしょう。…というか、そんな人は、叩き方に問題があるか、スティックがプレイスタイルに合っていないので、そっちを直すのが先ですねー。
ちなみに、私は普段は「3本」しか持ち歩きませんが、これは真似しない方がいいかも。
最低でも「2セット」は持っていった方がいいと思います。…とはいえ4本ですが。
ブラシとか特殊なスティックは何本持っていれば？
ちなみに、ブラシや竹ひご（ロッド）みたいな特殊なやつは、基本的には1つしか持っていません。
特殊なやつは、高いし、（私は）使用頻度も少ないので、1セットで十分。
でもって、必要な時だけ持っていくようにしています。
ブラシなんかは、折れるものじゃないので1回買ったら当分持ちます。
しかし！
逆に使わなすぎてサビサビ（ベタベタ？）になって使えなくなる…って事はあるので要注意です。
いざ使いたい！って時にベタベタで使えないじゃん！みたいな悲しい事になりかねません。たまには状態をチェックしてあげましょう。
冠婚葬祭のスーツもいざ使う！って時に「入らない、どうしよ…」って事ありますよね。それと同じ（かな？）
まとめ
スティックは消耗品なので、ボロボロになったら思い切って替えましょう。
初心者の方は実際に楽器屋に行って実物を触りまくって決めるのがベストです。
基本的にはボロボロのやつは使わない方がいいです。
以前のブログで詳しく解説していますが、ボロボロのスティックは重さや使用感が変わるため、普段の演奏はもちろん、上達にも影響が出ます。
ちなみに、私は「通販」でスティックを買います。
そのため重さや質感は賭けです。実際に届いてみないとわかりません。
実際に届いてみて「ぎゃー！激重！」みたいな事もたまにあります。（それくらい、個体差があります。）
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