こんにちは。ドラマーのみっきー(@mickey_higashi)です。
今回は、このブログでも度々登場するライブハウス「The Baked Potato(ベイクトポテト)」のご紹介です。
The Baked Potatoとはロサンゼルスにあるジャズ・フュージョンバンドが集うライブハウス(ジャズクラブ)で、一流の生演奏を聞きながら美味しいお酒と食事が楽しめる。そんな場所です。
目次
一流ミュージシャンが間近で観れる!
The Baked Potatoに行くべき1番のポイントは、あの憧れの一流ミュージシャンが超間近で観れる!ってこと。Jazz/Fusion好きにはヨダレが止まらないミュージシャン達が夜な夜な「普通に出演している」のだ!
この普通に出演しているというのが大きなポイントです。ミュージシャンと観客に壁はなく、普通にそこにいる。ステージと客席が近い・近すぎて恥ずかしくなるレベル。もちろんミュージシャンと談話もできるし、気軽に写真も撮ってくれる。ミュージシャンが自分のCDを手売りしてることも!
↓すげー近い。写真はギターのDean Brownさん。
憧れが「生活の一部」という環境
つまり、今まで(日本にいる場合)は「憧れの存在」「ライブに行っても遠くで見る存在」だったミュージシャンが、「今そこにいて」「目の前で演奏して」「みんなで楽しんでいる」という環境を体感できるのです。
憧れのミュージシャンが住んでいる国、住んでいる街、演奏を気軽に楽しむ場所。生活している場所そのものを感じることができる。これって「あたり前のこと」だけど、行かなきゃわからないことなのです。
↓ライブが終わって片付けているMarvin “Smitty” Smithさん。もちろんアーティストが自分で片付けますよー。
どんなミュージシャンが観れるの?
基本的にLAを拠点に活躍しているアーティストが、バリバリ出演しています。私が強く影響を受けた、Gary Novak、Tom Brechtlein、Marvin “Smitty” Smithはチョイチョイ出ています。曜日でいえば「木・金・土」が当たりアーティストの確率が高いと思います。
あと、Chad Smith(あの、レッド・ホット・チリペッパーズのドラマー!)もパワーフュージョンのバンドで出演したりして「やっぱ地元なんだなー」って感じがします。
とにかく音がいい!
The Baked Potatoの凄いところは、驚異的な音のよさ。バンド全体の音のバランスが抜群によい!
一応PA(マイク)も使って音のバランスをとっていますが、基本的に生の音で勝負する所。各ミュージシャンの生音(出す音)が最高で、ミュージシャンの耳が肥えているから各自の音量・音質のバランスがよく、ライブハウスのスタッフの耳も肥えていて、聴く側の耳も肥えている。
それに加えて、部屋全体の音の鳴りというか、音の交わりが最高に良いのです。部屋の大きさ、作り、材質…色々な要素があると思うけど、全てがパーフェクトにミックスされた空間です。まさに「音の神さまに愛されているジャズクラブ」なのです。
音は演奏者が作るもの
The Baked Potatoでライブを見ると、「音ってのは演奏者が作るものなんだな〜」と実感します。
マイクを通して音作りをするのではなく、演奏者が出す音・生の音で勝負する。バンド全体のバランスも、まずはバンド内のメンバーが生の音でバランスを取る。そんな世界です。マイクは演奏者が出す音を増幅させるだけ、補助するだけのものなんだぁ〜と気づきます。マイクで音を調整して「誰が演奏しても同じ雰囲気になっちゃう(させられちゃう)」ってことはありません。
なので、演奏者によって出す音が全然違うし、ダイナミクスもぜんぜん違う。それが超楽しいのです。これはThe Baked Potatoで体感して、初めてわかったことでした。
↓こじんまりとしたステージから、最高のサウンドが創られる場所。Mike Miller(Guitar)、Smitty Smith(Drums)、Ric Fierabracci(Bass)、Mitchel Forman(Accordian)
どんな場所にあるの?行くにはどうすれば?
場所はロサンゼルスの「Studio City」というエリアにあります。
メジャーな観光スポットからの距離感は、Hollywoodから北西へ車で15分くらい行ったところ。ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの近くです。(←近くですが徒歩では厳しいです。)
↓ロサンゼルス全体の地図で見ると…
さて、The Baked Potatoに行くにはどうすれば?というと…「車で行くしかない」です。
基本的にロサンゼルスは車社会。車が無いとどこにも行けません。主要な観光地には電車も通ってきていますが、やっぱり車がベスト!…ていうか、車がないとロサンゼルスは全く楽しめません。観光で行く際は、是非レンタカーすることを強〜くオススメします。
車で行く場合、心配になるのが「駐車場」
The Baked Potatoの前の通りに駐車スポット(路駐のパーキングエリア)がいくつかあるので、基本はそこを狙います。しかーし!競争率は高め。
もしも前の通りに駐めれない場合は、ちょっと裏の路地に路駐しましょう。夜だし、知らない土地なのでちょっとビビると思いますが大丈夫。治安が悪い!ってエリアじゃないので、普通に気をつけていれば問題ありません。(日本みたいに夜中に無防備でOKってことではないですよ)
↓私はこの辺に駐めてました。
そして路駐の際は、「路駐OKなのか?」を必ず確認するように!(駐禁の取り締まりは厳しいです。駐禁を取り締まる部隊がいます。)
基本的に、道路の路肩(縁石)に色が付いていなければ路駐OKです。駐車禁止の場合は、赤とか黄色とかに塗られています。道が暗かったり、縁石がボロくて色あるの?みたいな微妙なこともあるので、よーく確認しましょうね。
あとは、看板も確認すること!『No Parking 7:30AM-18:30PM』みたいな「この時間帯は路駐禁止ね」って看板がないかもチェックしましょう。
写真で場所の雰囲気を見る
この看板が目印です。
名物のベイクトポテト。かなりデカい。(Photo by yelp)
その他、色々な写真が「yelp」に掲載されているので、ご覧あれ。
yelpとは、海外の食べログみたいなサービス。食べ物だけじゃなくて観光地などの口コミもあるレビューサイトです。日本にも進出してますが、まだ認知度は低いかも。。
アメリカでは超メジャーで、多くの人が使っているサービスです。口コミ、お店の情報、営業時間、地図、そしてユーザーが投稿した写真がササッと見れるので、アメリカ旅行では重宝します。iPhoneのMap(Appleのマップ)にもyelpのレビューが表示されるのがすごい。
↓AppleのMAPアプリでBaked Potatoを調べると…yelpのレビューが紐付けられている!
料金は?お高いんでしょ〜?!
初めて行く方は、どんな雰囲気なの?、どんな料金システムなの?、ドレスアップしないと行けないの?…など色々と不安だと思います。
結論からいうと『気軽にふら〜っと行ってOK』な場所です。
どこかのジャズクラブみたいに店員がミョー気取っていて、偉そうなことはありません!(←日本の…ほら、あそこです..。)
服装とか、全然気にしなくてOK。あんまり正装してると逆に浮いちゃいます。
料金は基本的には、
・チャージ(COVER)
・2ドリンク
・サービス料
これが最低限かかる料金です。これにプラスして、食事(名物ベイクドポテトが美味)を頼んだり、3杯目以降の飲み物代などが発生する感じです。
チャージ
チャージ(COVER)はいわゆる入場料ですね。バンドによって異なりますが、$10〜$25くらいでしょうか。週末とか有名なアーティストだと、$25の事が多いと思います。(それでも、たったの$25です!)
2ドリンク
これは、最低2杯は注文してくれー!という意味。
飲んでも飲まなくても、2杯分の料金は必ず発生します。お酒が飲めなくても、コーヒーとかソフトドリンクがあるので大丈夫です。
何も頼まない場合は、ウエイトレスのお姉さんが「じゃ、水にしておくね」みたいな感じで水のペットボトルが出てきました。(しかも、The Baked Potatoオリジナル!)
↓The Baked Potatoのペットボトル!中身はいたって普通の水…。
$45あれば幸せになれる
ということで、カバーが$25、ドリンク2杯で$10、それにチップ(サービス料)が15%くらいなので、だいたい$40〜$45あればライブを堪能できます。
お腹が空いてたら、名物のベイクドポテト($12くらい)を頼んでもよし。ベイクドポテトは超デカいので、2人で1つ食べれば十分でしょう。
入店〜支払いまでの流れ
ルールが全くわからん!ちょービビる〜…という方向けに、入店から退出までの流れをざっくりと…
- 入口は普通のドアです。「え、ここ開けていいの?」という雰囲気ですが、気にせず開けちゃいましょう。
- ドアを開けると、スタッフのおっちゃんがいるので、カバーチャージを払います。(おっちゃんがいない場合あり。その時は、入口付近でアピールしてるとスタッフの誰かが気づいてやってきます。)
- 席に案内される OR 好きな所座ってねと言われたら、好きな場所に座る(最前列は、アーティストにあまりに近すぎて緊張しますが、せっかくなので最前列に!)
- ウェイトレスさんが注文を取りに来ます(メニュー持ってくる場合もあれば、食事はするの?と確認後にメニューを持ってくる場合もあり)
- 何か頼みます(”クレジットカードを持ってれば預かるよ〜”と言われる事もあります。渡してOKです。)
- 2杯目を頼みたい場合は、ウェイトレスさんに目配せを(ライブ中もウロウロしているので、目配せしやすいです。グラスが空になったらウェイトレスさんが来てくれると思います。)
- ライブが終わったらチェック(支払い)しましょう。チップはサービス料として計上されているので、テーブルに置く必要はありません。
ちなみに月曜日はジャムセッションデーです。自信がある方は楽器を持ってジャムセッションを楽しむことができます。
あと、たまにコメディーナイトみたいなのをやっているので、ちゃんとスケジュールはチェックして行きましょう。
まとめ
The Baked Potatoは「一流の演奏、一流の音」を生で体験できるジャズクラブです。(あ、Baked Potatoからお金はもらってないです。)
生の音を体感したい!音の違い・音の持つ力を感じたい!耳を肥やしたい!という方は、迷わずロサンゼルスに行きましょう!
最後に、私が「お、これは当たりかも!」と思うアーティストを少しだけ紹介。
Tom Brechtlein – Drums
Marvin “Smitty” Smith – Drums
Allen Hertz – Drums
Chad Smith – Drums
Toss Panos – Drums
Duke Gadd – Drums
Michael Landau – Guitar
Steve Lukather – Guitar
Scott Henderson – Guitar
Dean Brown – Guitar And Vox
Mike Miller – Guitar
Jeff Richman…Guitar
Brandon Fields – Sax
Eric Marienthal – Sax
Steve Tavaglione – Sax/Ewi
Jimmy Haslip – Bass
Jimmy Earl – Bass
Jimmy Johnson – Bass
Travis Carlton…Bass
Ernest Tibbs – Bass
Ric Fierabracci – Bass
Jerry Watts – Bass
David Garfield – Keys
Mitch Forman – Keys
Don Randi – Keyboards
Jeff Babko – Keys
Gerry Etkins – Keys
もう1ネタ。アメリカ放題が便利すぎる!
ロサンゼルスに行く場合、SoftBankのiPhone6ユーザーなら「アメリカ放題」が超便利。なんと日本国内と同じ料金で利用できるのです。ということはインターネットし放題!日本にいる時と同じ感覚でスマホが使えます。
スマホがガッツリ使えると、レストランをyelpで探して、場所はMapで検索して、観光情報はWebで調べて、タクシーはUBERで配車して、Facebookでチェックインして想い出をアップしてリア充アピール…みたいに、旅が何倍も快適になりますよー。
キャッシュバックキャンペーン実施中!【おとくケータイ.net】
ドラムの通信講座
みっきーのドラム教室では、対面の個人レッスンが基本ですが、
・なかなか通う余裕・時間がない
・通うのは敷居が高い
・東京/横浜エリアではないので通えない
・対面は苦手・緊張するのでちょっと…
という方のために、オンラインでの通信レッスンをしています。
一回ごとの単発レッスンです。ぜひ一度受講をしてみてください!