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練習スタジオなどで使っているドラムセット。世界中には長い歴史を持つ老舗から、職人のこだわりが詰まった小規模工房まで、数多くのドラムメーカーがあります。
マイスネアが欲しい!マイペダルが欲しい!そんな時に「どのメーカーにするか?」って悩ましいですよね。
ということで、今回のテーマは「ドラムのメーカーを知ろう!」です。
世界を代表する主要メーカーから、知る人ぞ知る個性派ブティックブランドまで、それぞれの魅力と特徴を調べてみました。
基本的な内容はGemini君に調べてもらっていますので、その辺はご理解のうえ参考にしてくださいませ。
目次
圧倒的なシェアと信頼!世界の主要ドラムメーカー8選
さて、まずは誰もが知ってるメジャーなメーカーからいってみましょう!
1. TAMA(タマ)
日本の星野楽器が展開するブランドで、1974年に現在の「TAMA」としてスタートしました。
大音量でパンチのあるアグレッシブなトーンが特徴で、ヘヴィメタルやハードロックのドラマーから絶大な支持を得ています。
「The strongest name in drums(ドラム界で最も力強い名前)」というスローガンの通り、過酷なツアーにも耐えうる頑丈で革新的なハードウェア(Titanスタンドなど)の開発で業界をリードしてきました。
バーチ材を用いた「Superstar」や、伝説的な「ベルブラス・スネア」を含む「Mastercraft」シリーズなどは歴史的名器として知られ、フラッグシップモデルの「STAR」や「Starclassic」はプロの現場で広く愛用されています。
【アーティスト層】ヘヴィメタルからジャズ、新世代のテクニカルドラマーまで
TAMAは「ハードロックやメタルの王道」というイメージが強く、Lars Ulrich(メタリカ)やCharlie Benante(アンスラックス)といったスラッシュメタルのレジェンドたちが40年以上にわたり愛用しています。
また、Mike Portnoy(ドリーム・シアター)などのプログレッシブ・メタルや、Simon Phillips、Peter Erskineといったジャズ・フュージョンの巨匠も名を連ねます。
近年では、インストゥルメンタル・ロックバンドPolyphiaのClay Aeschlimanや、SNSでも絶大な人気を誇るAnika Nillesなど、新世代の技巧派ドラマーたちからも厚い支持を集めています。

TAMAは、ツインペダルとかツーバスのイメージがあるから、どうしてもヘヴィなドラムを連想しがち。
でも、個人的には「鳴りが繊細で特徴的」「独特の鳴り・サウンドのドラム」という印象です。
サイモン・フィリップスやピーター・アースキンなど、鳴らす・歌うタイプのドラマーも愛用しているから、TAMAってヘビメタのやつでしょ?っていうイメージは個人的には無いですね。
2. Pearl(パール)
1946年に千葉県八千代市で創業した日本の老舗メーカーです。
独自の「Superior Shell Technology (SST)」という製造技術により、熱と高い圧力をかけて真円に近い強靭なシェルを作り出し、高い共鳴とアイコニックなパールサウンドを生み出します。
完全オーダーメイドの「Masterworks」から、世界で最も売れたドラムセットと言われる「Export」シリーズまで幅広いラインナップを誇り、アタックが強くバランスの取れたサウンドは、あらゆるジャンルに対応できる汎用性の高さが魅力です。
【アーティスト層】ジャンルレスに活躍するスタジオミュージシャンからロックのトップスターまで
世界中で使われているPearlは、あらゆるジャンルに対応できるためアーティスト層も非常に幅広いのが特徴です。
Jeff Porcaro(TOTO)やIan Paice(ディープ・パープル)といった歴史的レジェンドから、Dennis Chambersなどの超絶フュージョンドラマー、Mike Mangini(ドリーム・シアター)やJoey Jordison(元スリップノット)といったメタルドラマーまで多岐にわたります。
また、yukihiro(L’Arc〜en〜Ciel)など、日本のトップアーティストのシグネチャーモデルも多数手がけています。

Pearlドラムの個人的な感想は「Pearlのドラムってどう?/特徴やサウンドの傾向を”主観で”紹介!」にてレビューしています。
3. Yamaha(ヤマハ)
ピアノや管楽器製造で培った高度な木材加工技術を活かし、1967年にドラム製造に参入しました。
独自の「エアシールシステム」により、斜めにカットした継ぎ目をずらしながら成形することで、完璧な真円と均一な厚さを持つシェルを作り出しています。
クリアでバランスが良く、チューニングもしやすいそのサウンドは、スタジオレコーディングの現場で非常に高い評価を得ており、特に100%バーチシェルの「Recording Custom」は歴史上最も多く録音されたドラムセットと言われています。
【アーティスト層】最高峰のセッションドラマーとジャズ/フュージョン界の巨匠たち
Yamahaは、クリアでコントロールしやすいサウンドから、スタジオレコーディングやセッションワークを主戦場とするトッププロに愛されています。
その筆頭が、「歴史上最も録音されたドラム」Recording Customの開発にも携わったSteve Gaddです。さらにDave Wecklや、現代のフュージョンシーンを牽引するLarnell Lewis(Snarky Puppy)などが愛用しています。
一方で、Larry Mullen Jr.(U2)やMatt Cameron(パール・ジャム/サウンドガーデン)、そして最近エンドース契約を結んだJohn Dolmayan(システム・オブ・ア・ダウン)など、ロックやメタルの大舞台で活躍するドラマーも多数所属しています。

私の大好きなYAMAHAドラムの個人的な感想は「YAMAHAのドラムってどう?/特徴やサウンドの傾向を”主観で”紹介!」にてレビューしています。
4. DW (Drum Workshop)
1972年にアメリカ・カリフォルニア州で設立され、カスタムドラム市場の頂点に君臨するメーカーです。
シェルの固有ピッチを合わせる「ティンバーマッチング」など、極めて精密な製造手法を取り入れています。
暖かみのある豊かなサスティンと、低音のパンチが効いたサウンドが特徴で、フラッグシップの「Collector’s Series」は無限に近いカスタマイズ性を誇ります。
また、高品質な技術をより手頃な価格で提供するサブブランド「PDP」も展開しています。

DWのドラム大好き!私の持っているスネアとペダルはDWです。
ちなみに、最近Rolandに買収されたので今後どんな方向にいくか…。
5. Ludwig(ラディック)
1909年に設立されたアメリカの歴史あるブランドです。
1960年代にビートルズのリンゴ・スターや、ジョン・ボーナムなどが使用したことで、クラシックロックのサウンドを象徴する存在となりました。
大口径シェルによるブーミーなロックサウンドが特徴的ですが、特にスネアドラムの評価が高く、シームレス・アルミシェルの「Supraphonic」は歴史上最も多く録音されたスネアとして有名です。
また、アクリル素材を用いた「Vistalite」も同社を代表するシリーズです。
【アーティスト層】アリーナを沸かせるロック界のビッグネームたち
アメリカを代表するDWは、巨大なステージで活躍するロックやパンクのドラマーから絶大な支持を得ています。
Dave Grohl(フー・ファイターズ / ニルヴァーナ)、Neil Peart(ラッシュ)、Travis Barker(Blink-182)、Roger Taylor(クイーン)、Chad Smith(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)など、誰もが知るロックのアイコンたちがDWのキットを叩いています。

Ludwigは超老舗。クラシックなデザインが超かっこいい。
最近、レトロな感じ&小口径のドラムが流行っているから、かなりナウいドラムなイメージです。
どちらかというと、グルーヴ系、繊細系、こだわりのある感じ…みたいな、オシャレ感のあるドラムって感じかな?
6. Gretsch(グレッチ)
1883年にニューヨークで創業したアメリカの老舗メーカーです。
「That Great Gretsch Sound」と呼ばれる独特の温かくリッチなサウンドを持ち、ジャズやヴィンテージロックのドラマーから深く愛されています。
丸みを帯びた「30度のベアリングエッジ」やダイキャストフープ、シェル内側に塗布される「シークレット・シルバー・インテリア」を採用することで、まとまりのあるパンチの効いたサウンドを生み出します。
【アーティスト層】ジャズの歴史を創った巨匠と、そのサウンドに惚れ込んだロックドラマー
Gretschは、Art Blakey、Max Roach、Tony Williamsといったジャズの歴史そのものと言えるレジェンドたちに愛されてきました。
その一方で、Charlie Watts(ザ・ローリング・ストーンズ)、Phil Collins(ジェネシス)、Taylor Hawkins(フー・ファイターズ)といった偉大なロックドラマーたちも、その独特の温かい「Gretschサウンド」の虜になっています。
また、Vinnie ColaiutaやMark Guilianaなど、現代最高峰のテクニックを持つドラマーの愛機としても有名です。

Gretschも超老舗。これまたデザインが超クールです。
実は、もしドラムを買うならGretschのドラムが欲しいなぁ…とか思っています。
というのも、私の好きなドラマーが結構Gretschを使い始めているんですよね〜。Gretschのマーケティング戦略が私に刺さりまくり…。
個人的な感想だけど、なんとなくNew Yorkのドラム、グルーヴ系、繊細系、テクニカル、最高峰・最前線、こだわり強い…みたいな、こだわり&おしゃれ感&常に向上してるドラマーが愛用してる感じかな?
7. Sonor(ソナー)
1875年創業のドイツの老舗メーカーで、「ドラムのロールスロイス」とも評される最高水準のクラフトマンシップを誇ります。
「CLTF(Cross Laminated Tension Free)」と呼ばれる、シェル内部の応力を排除する成形技術や、ヘッドの振動を最大限に引き出すためにシェルをわずかに小さく作る「OSM(Optimized Shell Measurement)」など、徹底した工学技術が詰め込まれています。
最上位の「SQ2」シリーズは究極のカスタマイズ性を備えています。
【アーティスト層】極限のテクニックを追求するプログレッシブ&変態的ドラマーたち
ドイツのSonorは、その重厚な作りと圧倒的なサウンドのクオリティから、高度なテクニックを持つドラマーに選ばれる傾向があります。
変拍子の魔術師Danny Carey(Tool)やGavin Harrison(キング・クリムゾン/ポーキュパイン・ツリー)、ドラムンベースを生演奏で体現するJojo Mayer、そしてBenny Grebなど、ドラマーから尊敬される「ドラマー・オブ・ドラマー」たちが集結しています。
また、Phil Rudd(AC/DC)やMikkey Dee(モーターヘッド)、Nicko McBrain(アイアン・メイデン)といったハードロック/メタルの重鎮もSonorサウンドを轟かせています。

ドイツの有名メーカー。高級ドラムといったらSonorって印象です。
個人的にはあまり触れる機会がなく、触れたことのあるドラムは微妙にタムホルダーが壊れてたりとか、あまりいい印象がないけど、とにかく「Sonor持ってる」といえば「おお!すげー!リッチ〜!」ってなるドラムです。(主観が強すぎる?!)
こだわりのサウンドと職人技!注目のブティック&その他のメーカー
主要メーカー以外にも、独自の哲学やハンドメイドにこだわる「ブティックメーカー」が世界中に存在します。
- Canopus(カノウプス): 日本のブティックブランド。信じられないほど広いチューニングレンジを持ち、どこにチューニングしても素晴らしい音が鳴ると世界中で高く評価されています。
- Noble & Cooley(ノーブル&クーリー): 1854年創業のアメリカ最古のドラムメーカー。蒸気で木材を曲げて作る単板(ソリッドシェル)スネアのパイオニア的存在であり、現代のカスタムドラム市場の火付け役となりました。
- Sakae Osaka Heritage(サカエ): 1925年創業の日本の老舗。かつてYamahaの最高級ドラムの製造を請け負っていたことでも知られ、振動をシェルに的確に伝える独自の「Transmit Lug」など、洗練された技術を持ちます。2019年に新ブランドとして再始動しました。
- Lignum Drums(リグナム・ドラムス): ベルギーにある1人体制の工房。古代ローマの井戸から採取された何百年も前のオーク材を使ってスネアを作るなど、非常にユニークで高品質なドラムを手掛けています。
- Q Drum Co.: アメリカのブランドで、メイプルやマホガニーといった木材だけでなく、銅(カッパー)、真鍮、スチール、アクリルなど、多彩な材質を用いたシェルを提供しています。
- Premier(プレミア): 1922年に設立されたイギリスの老舗。マーチングパーカッションで培った技術を活かしたスネアや、マスタービルダーが完全オーダーメイドで製作する「Premier One」など、英国の伝統的なクラフトマンシップが魅力です。
音楽ジャンル別で見る!ドラムメーカーのイメージとシェア
ドラムメーカーはそれぞれ独自の歴史とサウンドキャラクターを持っており、「このジャンルといえばこのメーカー!」という確固たるイメージやシェアが存在します。
ここでは、主要な音楽ジャンルごとにどのメーカーが強いのかを深掘りしてみましょう。
1. ハードロック / ヘヴィメタル(ラウド系)
圧倒的シェア:TAMA、Pearl、DW
ラウドミュージックの世界で最もアイコニックな存在といえば、間違いなくTAMAです。
1980年代のメタルの台頭と共に「The Strongest Name in Drums(ドラム界で最も力強い名前)」というスローガンを掲げ、大音量でも埋もれないパンチのあるサウンドと、激しいプレイに耐えうる頑丈なハードウェアで業界を席巻しました。
メタリカのラーズ・ウルリッヒなど、現在もメタルやハードコアのシーンではTAMAが絶大なシェアとイメージを持っています。
また、Pearlもこのジャンルで非常に人気です。
クリアでアタックの強いサウンドは、高速ツーバスや複雑なフィルインでも一打一打の粒立ちが良く、ラウド系からプログレッシブ・メタルまで幅広く支持されています。
モダンなへヴィロックの現場では、重厚な低音と圧倒的な存在感を誇るDWも好んで使われます。
2. クラシックロック / オルタナティブロック
圧倒的シェア:Ludwig、Gretsch
ロックドラムの歴史そのものと言えるのがLudwigです。
1960年代にビートルズのリンゴ・スターがテレビでLudwigを演奏して売上が倍増し、その後レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムが大口径キットで伝説的なビートを叩き出したことで、「ブーミーでオープンなクラシック・ロックサウンド=Ludwig」というイメージが完全に定着しました。
一方、Gretschも温かくパンチのあるヴィンテージトーンが魅力で、ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツや、フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスなど、数々のロックレジェンドたちに愛されてきました。
3. ジャズ / フュージョン
圧倒的シェア:Gretsch、Yamaha
ジャズの世界で長年「絶対的な定番」として君臨しているのがGretschです。
特有の甘く豊かなミッドレンジと、チューニングを高く張っても耳に痛くない「That Great Gretsch Sound」は、マックス・ローチやアート・ブレイキー、トニー・ウィリアムスといった歴代のジャズ・ジャイアンツたちから圧倒的な支持を集めました。
現在でも「ジャズといえばGretsch」というイメージは色濃く残っています。
また、Yamahaのクリアでバランスが良く、レスポンスに優れたサウンドは、スティーヴ・ガッドやデイヴ・ウェックルに代表されるような、高度なテクニックと繊細なタッチが求められるフュージョンやジャズの現場で高く評価されています。
4. ポップス / R&B / スタジオレコーディング
圧倒的シェア:Yamaha、Ludwig、Sonor
レコーディングスタジオでのシェアと信頼度で群を抜くのがYamahaです。
特に名器「Recording Custom」は、不要な倍音が少なくマイク乗りが非常に良いため、エンジニアがミックスしやすい音として重宝され、ポップスからR&Bまで「歴史上最も録音されたドラムキット」と言われています。
近年面白い動きを見せているのがLudwigです。
The RootsのQuestloveやAnderson .Paakといったアーティストの影響により、コンテンポラリーR&Bやネオソウル、ヒップホップなどのアーバンなジャンルで、そのオーガニックなサウンドが再評価され、人気が再燃しています。
また、極めて精巧な作りを誇るドイツのSonorは、その透き通るような音質と広いチューニングレンジから、スタジオワークはもちろん、プログレッシブ・ロックやゴスペル系の凄腕ドラマーたちから「究極の楽器」として絶大な信頼を得ています。
ご指定に合わせて、各メーカーの所属アーティストの層や代表的な有名アーティストを紹介する章を作成しました。ブログ記事の構成に組み込んでご活用ください。
まとめ|ドラムメーカーの特徴や違い知って自分にピッタリのおすすめを見つけよう!
ドラムセットの音やハードウェアの使い勝手は、メーカーの歴史や製造アプローチによって大きく異なります。
日本のメーカーは、機能と手軽さが強い印象かな?
その代わり、プロダクトデザインがちょいとダサいイメージ。
逆に、海外のメーカーは壊れやすい構造だったり部品が入手しにくい…みたいな印象。でもプロダクトデザインは超かっこいい!
なんだか、国産車と外車みたいな感じですが、まさにそのイメージがピッタリだと思います。
結局は、どのメーカーがいい!というのはなくて「好み」です。
「好み」と言っても視点は様々。
デザインがかっこいい、好きなアーティストが使っている、機能が魅力、値段がお手頃…など、人によって好みの視点は違います。
これまた車と同じかも?
皆様にとって、「いい!」「このメーカーの製品持っていると所有の満足感がある!」と感じるメーカーを見つけてくださいね〜。



