みっきー

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ドラム教室の生徒さんにはドラム経験者も多くいます。
そして、経験者の方から「バスドラムのダブルストロークが苦手…」という悩みを聞くことが多いです。

  • ダブルの2発目が上手く踏めない
  • ダブルをコントロールできない
  • どん詰まりになってしまう

みたいな悩みですね。
キックの「ダブルストローク」や「サンバキック」みたいなドドッ!と連発するフレーズは、プレイの中ですごく多用します。
そのため、ちゃんとコントロールして自在に踏めるようにしたいものです。

という事で、今回のテーマは「キックのダブルを踏むコツと練習方法」です。

バスドラムのダブルストロークができない3つの原因

さて、それでは「なぜキックのダブルができないのか? 上手に踏めないのか?」の理由を見ていきましょう。

原因・理由は人によって様々ですが、多くの生徒さんを見てきた中でよくあるパターンを3つ紹介します。

1.ダブルを踏もうとしている

まず一つ目は「ダブルを踏もうとしている」ということです。

なんだそれ?って感じですが、これ「ダブルストローク」とか「サンバキック」みたいな名前が付いているのが誤解を招くのかな?と思います。

ダブルだからといって「ダブルを発動する!」とか「2発で1つの必殺技!」ということではありません。

単純にいえば「1発を速く2回踏む」という事です。

それを「ダブル踏まなきゃ!」みたいな気持ちで、2発を一つの技として踏もうとすると、、、

  • 勢いで2発にしちゃっているから、
  • スピード、テンポのコントロールはできないし、
  • 1発1発の音のツブも良くない(どっちかがショボい?)し、
  • 何度も頻繁にダブルのフレーズが出てくると対応できない

みたいな傾向があります。

みっきー

ダブルを「ダブルとして踏んでいる」方は入り口を間違えているかもしれませんよー。

2.奏法を気にしすぎている

次に、「奏法で踏もうとする」みたいな奏法・手法の呪縛にハマっているパターンです。

奏法を使えばキックのダブルが踏める!と思っちゃうけど、それは大きな勘違いを含んでいます!(→間違いではなく、勘違いを含むというのがミソ)

奏法はあくまで「補助・コツ」であって、「奏法を使うこと=ダブルを踏むこと」ではありません。

そう、奏法の呪縛に取り憑かれると「ダブル=奏法を発動」の思考になってしまうので、1つ目に紹介した「ダブルをダブルとして踏んでいる」のパターンに行き着きます。

目的と手段が逆になっちゃうというかな?「2発をコントロールして踏む」のが本来の目的なのに、「奏法を発動する」という手段の方が目的になっちゃうイメージですね。

うーん、なんだか理屈っぽくてロックじゃないなぁ…。

とにかく!まずは1発1発をしっかりとコントロールする所から。まずは奏法の呪縛を一度解いてみましょう!

みっきー

個人的には、まずは奏法は気にせずにちゃんとコントロールしてキックのダブルが踏める様に練習する。
そして、ある程度できる様になった時点で「奏法を参考にして」より効率的に踏めるようにブラッシュアップする。
…みたいな順番がよいと思います。

というのも、奏法って色々がありますが「合う合わないは人それぞれ」なのです。なので、ある程度踏める様になってからじゃないと、自分にあう奏法(コツ)なのか?が判断できないかなぁ?と思います。

3.力みすぎ

3つ目は「力みすぎ」です。

そりゃそうだろ!って感じですが、キックのダブルが苦手な人は踏む前からギューッと足に力が入っている事が多いです。

つま先立ちになっているというか、カカトが必要以上に上がっている感じです。

みっきー

キックのダブルを踏んでいるパターンを叩いた動画を撮ってみることをオススメします。
そこで、つま先がバレリーナの様にツンと立ってカカトが上がり過ぎていないか?をチェックしましょう。

力みすぎ・つま先踏み(?)の方は、勢いで連射しようとしているケースが多いです。
高橋名人の16連射的な感じで、力んだ時のプルプルを利用した連射方式っていうのかな?…そんな踏み方になっちゃっています。

力んでしまうとコントロールはできないし、音にもムラができるというか小さくなりがちでいい事は一つもありません。

キックのダブルを上手にコントロールするコツ

はい、よくある「キックのダブルが踏めない原因」を解説しましたが、最後に「コツ」を紹介しますね。

1発目が重要

キックのダブルを踏もうとすると、どうしても「2発目をどう踏むか?」意識がいきがちです。

しかーし!!!

むしろ大事なのは「1発目」です。
もっと言えば、特に重要なのが「1発目を打った後」です。

どういう事か?というと、

「1発目を打った後のビーターの戻り(跳ね返り)」ができているか?

が重要なのです。

踏むという動作は「ビーターを振り上げて踏む」の1連の流れですよね。

でもって、ダブルが苦手な人は「2発目の振り上げができていない」事が多いです。
1発目の後に、スムーズに2発目の振り上げ動作に入らないといけません。

ですが、1発目で力んでしまうと1発目を踏んだ後にビーターが止まってしまいます。
ビーターが止まっている状態で踏もうとしても、上手く踏めないのは当たり前。

全然違う例えですが、、、

縄跳びが苦手な人って、1回飛ぶごとに足がベタッとくっついて着地しちゃいますよね。
そんでもって、また飛ぶためにもう一回飛ぶ動作に入る…だからギコチナい感じになる。

でも、ボクサーとかの縄跳びを見ると、飛んだ後の着地→と同時に次のジャンプ!みたいに、着地した後の動作が滑らかです。

スキップが苦手な人も、着地した時に1回動作が完結しちゃって、次の動作と連動していないケースが多い様な気がします。

スキップする時って、ピョーンピョーン…と、着地→次の動作(振り上げ?)が途切れる事無く続いていると思います。

はい、そんなイメージです。(うーん、逆にわかりにくい?!)

1発目は足首を使って踏む

ってことで、1発目を打った後に「ちゃんとビーターが跳ね返ってきているか?」を感じながら踏んでください。

1発目のビーターが跳ね返ってきていないと、2発目がどん詰まりになっちゃいます。

「2発目を踏むこと」ではなく、その前のアクションである「1発目の跳ね返り=2発目に向けた振りかぶりを意識してみてください。

そうすれば、素直に2発目が踏めるはずです。

みっきー

コツは、1発目は足首を使って踏むって感じです。
1発めを脚全体で踏み込んじゃうと、2発目の動作に繋がりにくいです。

なので、私は足首を使って「つま先でビンタする」みたいなイメージで踏んでいます。

1発目を「ビーターを跳ね返らせるために踏む」くらいでもいいのかもね

最初は、「1発目を踏む」ではなく「1発目は跳ね返らせるため」みたいな極端な意識でやってもよいかもしれませんね。

実はこのコツ、スティックのダブルストロークも同じです。手のダブルストロークでも1発目の後にスティックが戻ってこないと、2発目に繋がりません。

「踏む」と考えちゃうと、どうしても力んでしまいます。
なので、跳ね返らせるための素振り?準備?みたいな軽い気持ち…くらいまで極端に割り切ってもいいと思います。最初はね。

やっていく内に、だんだん動かし方のコツがわかってきます。そうすれば「1発目をしっかり踏むにはどう力を入れればよいか」もわかってきますよー。

キックのダブルストロークをコントロールする練習パターン。

バスドラムの練習パッドを使ってできるダブルキックの練習パターンを紹介します。

まずは動画から↓

キックダブルの練習パターン楽譜

楽譜はこんな感じ↓

K=バスドラム(Kick)です。

練習環境についてはこちらを参考にしてね↓

ちゃんとコントロールできる様に練習しよう!

という事で、今回は「キックのダブルストローク」について解説しました。

  • ダブルとして踏まない
  • 奏法の呪縛を解く
  • 1発目が大事

これらを意識して練習すれば、だんだん上手になると思いますよ!

みっきー東
みっきー

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