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曲のエンディングで「ジャーン!ドコドコドコドコ〜!ジャン!」みたいな感じで、とにかく最後に大盛りあがり、タムやシンバルを連打しまくった後にジャン!っと終わるパターンがあります。
正式な呼び方はわかりませんが、そんな大盛りあがりエンディングってどうやって叩いてるの?と質問されることが多いです。
という事で、今回のテーマは…
「連打で引き伸ばし、かき回して締め!のエンディングパターンの叩き方」をご紹介します。
目次
基本の構造
ぶっちゃけ言うと、エンディングのジャカジャカパターンに決まりはありません。好きなことを好きなように叩きまくるって感じですが、ある程度お決まりのパターンというか構造があります。
という事で、まずは大まかなジャカジャカエンディングの構造を知っておきましょう。
- シンバルでアタック!(ジャーン!)からの〜、
- かき回して〜(ジャカジャカジャカ…ドコドコドコ〜)、
- 締め!(ジャン!)
サンプル音源を聞いてみましょう↓
はい、大まか過ぎではありますが、どのエンディングもこんな感じです。
って事で、今回は基本構造・パターンを理解しちゃいましょう!
実際は、この大まかな構造をベースに色々と「ちょい足し」したり「アレンジ」をします。この応用編は別で書く予定です。
Step1: アタック(ジャーン!)
基本的にまず最初の「ジャーン!」はシンバルアタック(ぶっ叩き!)から始まります。
「はい終わりだぜー!」という『開放感』かつ『どやぁ〜!』の様な気分を出して叩きましょう。
カッコよくなるポイント
アタック段階では、しっかりと「ジャーン!」の余韻を出してください。(→コレ重要!)
ジャーン!とアタックした直後にジャカジャカ連打する(アタック感がなく、いきなり連打から始まる)と、ジャーン!の余韻(開放感)が無くなってかっこ悪いです。
Step2: かき回し・連打(ジャカジャカジャカ〜、ドコドコドコ〜)
その後、お待ちかねの連打タイム!
ここはフリーダムです。テンポも関係なし。
無理に「速く叩こう」とか「難しいことをしよう」とか考えなくてもよいです。
とにかく、自分の無理のないMAXな速さで連打すればよいですよ。
カッコよくなるポイント-1
まずは、無理な速さで連打しない!ってこと。確実に叩ける範囲の最速スピードで叩きましょう。
無理に連打すると、音の粒がバラバラ・グチャグチャになって逆効果。下手に聞こえたり、ただめちゃめちゃに叩いてるなぁーと思われちゃいます。
なので、確実にトコトコ・ドコドコ…と音の粒がちゃんと出ていた方がカッコよく聞こえます。
カッコよくなるポイント-2
そして、もう一つ大事なのが「ダイナミクス(抑揚)をつける」ってこと。
同じ大きさでドコドコドコ!!!!と機関銃の様に連打すると超絶ダサいです。
「クレッシェンド → デクレッシェンド」の山を2つくらい作るイメージで叩きましょう。
…トトトトトコトコドコドコドコトコトコトコトコドコドコドドコドコトコトコ
みたいな感じ。言葉にすると全然伝わらないので、サンプルを聴き比べてみましょう。
抑揚がついたサンプル↓
抑揚が無いベタベタなサンプル↓
特に、最初の入りは小さい所からフワっと聞こえてくる感じで叩くと超カッコよくなりますよ。
Step3: 締め!(ジャン!)
散々、連打で遊びまくったら最後の「締め」です。
「ジャン!」で終わる感じですね。
ここは、最後の最後なので気合はもちろん、「ありがとう!」「どやぁ」「カッコいいだろ!」などの気持ちを込めてナルシスト120%のオーラを出して叩きましょう。
カッコよくなるポイント-1
当たり前だけど、バンドメンバーと気持ちを一つにして、全員で「ジャン!」と締めないといけません。
そのため、自分の都合で勝手にジャン!ではなく、ちゃんとバンドメンバーと目で会話をしながら「いくぜー….、ジャン!」みたいな感じで、ジャンの前に溜めというか合図を出しましょう。
合わせやすくする、かつ、派手なパフォーマンスという意味も含めて、ジャンの前は大げさに腕を振り上げるとカッコよく見えます。
カッコよくなるポイント-2
意外と見逃しがちなのが、ジャン!の後の行動。
ジャンの後に、急にすに戻って真顔になったり、「やべー、全然叩けなかったー」みたいな反省顔になったり、挙動不審になったり…みたいになる人って多いです。
ジャンの後の「余韻を演奏する」事も重要!
しっかりと曲が終わった後の余韻や興奮までも含めて演奏です。その「叩いてない時間も演奏」っていう意識をキッチリ持っているのといないのでは、伝わるものが全然変わってきます。(→感動は細部に宿る。これ大事。)
上達するためのアドバイス
エンディングの叩き方・フレーズに正解とか叩き方ってのはありません。
正直に言うと「自由に・気ままに・叩きたいように叩いてる」って感覚です。それくらい自由ってことなのです。
今回紹介したのは、よくある流れ・大まかな構造みたいなものですが、この大まかな構造がわかっているだけで、エンディングをどうしているのか?が理解しやすくなると思います。
あとは、ひたすらエンディングを聞く・見る!そして引き出しを増やす!って事で自分なりのエンディングを作ってください!
今回の記事が、そのための道しるべになれば嬉しいです!
それでは、ナイスなエンディングを!
余談ですが…
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