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私の手は乾燥しています。スーパーの袋は指をベロンベロンに舐めないと全く開けられません。
そんなカサカサ乾燥指を持つドラマーの悩み、それは…
「スティックがすべる!」ってこと。
今回のテーマは「スティックが滑るのを防ぐアイテム」です。
目次
スティックが滑るのは2タイプ
私が色々な人から聞いた話をまとめると、スティックが滑るのは「乾燥派」と「手汗派」に分かれるようです。
私は「乾燥派」で指がカッサカサ。それでスティックがスルスルと滑ります。
それとは逆に、手汗をかいてスティックがツルツル滑るって人もいます。
そう、スティックが滑るのは「乾燥 または 手汗」の2つの原因があるようです。
ってことで、まずはスティックの質感で滑り防止を考えてみます。
乾燥する人の苦手なスティック
私の様な手が乾燥する派の人は、サラサラしたスティックが苦手です。サラッと滑る。
なので、ニス(ラッカー?)でコーティングした系のスティックが滑りにくいから使いやすい。
でも、コーティングしてあるスティックって意外と種類が少ないです。
私がよく使っているのはZILDJIANのデニス・チェンバースモデルのやつ。
Pearl110シリーズにも厚塗りラッカーシリーズ「110LH」があります。
超定番の「Vic Firth 5A」にもヘビーラッカーがあるじゃん!…最近まで知らなかった。。これはアリですね!
手汗をかく人が苦手なスティック
逆に、手汗をかく人は上の様なコーティングしたスティックが苦手の様です。手汗をかくとコーティングが逆に滑って叩きにくいとか。(私は手汗をかかないので知人の経験談)
なので、手汗派の方はコーティングしているスティックは避けた方がよいでしょう。といってもコーティングしたスティックはあまりないので気にしなくて大丈夫だと思います。
普通のスティックは薄くコーティングがしてあるものですが、コーティング無しの自然派なスティックもあります。このタイプは「木そのまま」みたいな感じで、いかにも手汗を吸収しそうな感じです。(私は手汗をかかないのでわからん…)
こちらも参考にしてね↓
スティックの滑りを抑えるアイテム
で、「もっと滑らないようにしたい!何かアイテムはあるの?」というと…あります。
- グリップ
- グローブ
- ワックス
はい、この3つですね。
それぞれ、どんな特徴か?というと…(※以下のレビューは、手が乾燥してカッサカサの私の経験談です。)
スティック用のグリップ
グリップは、いわゆるラバー的なやつをスティックに巻くテーピングタイプ。テニスラケットのグリップみたいなイメージですね。
グリップの滑り止め効果
あたりまえですが、効果は抜群です!
テニスのラケットをブン回しても滑らないのと同じ感じで、全然滑らないです。
デメリットといえば、使っているとボロボロになるので定期的な交換が必要。
そして、見た目がちょっとハードな感じ(ロックな感じ?)になります。この辺が好みの分かれるところ。
あと、グリップを巻くので必然的に握る側が使えなくなります。スティックを逆さまに持って音色を変えたり、クローズド・リムショットを握り側で叩くことはできなくなります。
私もグリップを使っていた事がありますが、スティックの握ってる側が使えなくなる、見た目が個人的には好きじゃない…って理由でやめました。(プレイスタイルと見た目の好みで良し悪しは変わりますのであくまで個人の意見です。)
ドラマー用のグローブ
もっとハードに攻めたい!ガッチガチに滑らないようにしたい!…という方はグローブという選択肢もあります。
ドラマー用のグローブというのを各メーカーで販売していて、デザインや質感も色々です。
私は「Pearl」と「Zildjian」のやつを持っていて、ゴリゴリロックのライブで使う事があります。
写真を見てわかる通り「手袋」です。でもドラマー向けに滑らない様な性能になっています。
見た目はかなりハードな感じですよね。このロック感というかヘビメタ感みたいになるのが好みの分かれる所。個人的な好みで「黒系」の写真にしていますが、カラーバリエーションがある製品もあります。
私もライブで使うことがありますが、滑り止め用というよりは…実は「衣装として」の用途ですね。
グローブの滑り止め効果
そりゃ〜滑らんですわ。手全体が滑らない素材にトランスフォームするわけなので、滑りたくても滑らない。
しかーし!グローブの「滑り止め部分の材質」によって、滑らなさ(?)が微妙に違うので好みが分かれます。
あと、グローブ(手袋)をしているので「モサモサ感」というか手の繊細な感覚が失われるのが大きなデメリット。これはダメな人はダメでしょうねー。
でも、超絶技巧の細かいタッチがやりくいだけで、普通にロックを叩く分にはすぐに違和感は無くなります。(要は慣れってことですね。)
実際の使用感はこちらに詳しく書いています↓
スティック用のワックス
もう一つ紹介するのは「滑り止めのワックス」です。
ワックスはなにかというと、スティックに塗るタイプのやつです。
これ、以前から存在は知ってはいたけど「使えるの?ベタベタしそう…」と思い、なかなか手が出なかったアイテム。
ですが、思い切って買ってみました。(高価なものではないし。)
ワックスのファーストインプレッション
ずばりロウソクのロウみたいです。
リップクリームやヘアーワックスみたいに柔らかいものを想像していましたが、普通にロウソクと変わらない感じです。
そして、思ったより少ない(小さい…)。
バイオリンの弓に使う松ヤニがこんな感じなのかしら(←適当です…)
で、そのロウっぽいものをスティックにゴシゴシ擦り付ける感じで使います。
ちなみに、ニオイは外国っぽい香料?みたいな香り。どちらかと言えばいい香りがします。
それこそ、ニオイ付きのロウソクみたいな香料&油が混ざった様なニオイです。
まあ、臭くはないのでご安心を。
ワックスの滑り止め効果
ゴシゴシとスティックにコスリつけると、うっすらと固形物がスティックにつきます。
それが、ほんの少しベタベタしていて滑り止め効果となるって感じ。
ベタベタ…といっても、気持ち悪い系のものではありません。
スティックを持つとスッと馴染む感じで、ちょいとベタベタするかな?ってくらい。
たぶん塗る量にもよると思います。あまり塗りすぎると気持ち悪いかも?
で、効果は?というと「うん、滑らないね! 気持ち悪くもないし、いい感じ。」という感想。
ですが、効果の時間は結構短いです。30分もすればワックスの効果は落ちちゃう。
ただ、私の場合は乾燥派なので最初だけしっかり滑らなければオッケー!
使っている内に自分の指がしっとりモイスチャーになってくるので、効果時間の短さは全然問題なしでした。
ワックスの使い心地
ワックスってベタベタして気持ち悪いかなぁと心配でしたが、そんな事はありません。全然ベタベタしないし、もちろんヌルヌルもしない。
当然、スティックに塗ったワックスは、スティックを握ると手につきます。でも手についたワックスが気持ち悪いって事もないです。
手にワックスの香料のニオイがつく…って程度で、不快感はゼロです。安心しました。
まとめ
今思えば、昔はスティックが滑るのを防ぐために荒いヤスリでスティックの持つ部分を削ってザラザラにしていた時期もあります。
ってことは、私は昔から手がカサカサで滑る派だったなぁ…と思い出しました。(決しておっさんだからカサカサになったわけではない!)
ってことで、スティックが滑って困る!という方は、滑り止めのアイテムをお試しあれ!
「見た目」に影響しないのはワックスです。
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