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曲に合わせてドラムを叩くのって楽しいですよね。
さて、曲に合わせて叩く場合はどんな環境で曲を流していますか?
- 練習スタジオのミキサーにスマホとかをつないで、曲をスピーカーから鳴らす。
- ヘッドフォンやイヤホンで曲を鳴らす。
と、こんなパターンだと思います。
しかーし!
曲がよく聞こえなかったり、ヘッドフォンやイヤホンで曲を聴いた場合は、「自分の音がこもって聞こえる」という不満があると思います。
という事で、今回は「曲に合わせて叩く時の環境」がテーマです。
まずはYoutubeで概要をご覧ください↓
目次
自分の音が正しく聴けていないとダメ
密閉型のヘッドフォン・イヤホンを使う場合には注意が必要です。
密閉されているので「曲はよく聞こえる」けど、自分の音は正しく聞こえないです。
ヘッドフォン(イヤホン)で耳を覆っているので、高音の刺さる音がこもって聞こえます。
極端に言うと、耳障りな音がカットされているって感じです。
するとどうなるか…?
はい、実際は耳障りでノイジーな音を出しているのに、自分では気づかない。という状態になるのです。
いくら手順通りに叩けても、音が耳障りだったら…それは良い演奏ではありません。
ちゃんと、「自分がどんなサウンド・ボリューム感で音を出しているか?」をしっかりと把握して叩かないと、スティックコントロールの力加減、叩く角度や場所など、大事なスキルが全く身につきません。むしろ変な叩きグセがついて逆効果になるかも!?
片耳を軽く外す
では、どうすればよいか?というと、一番簡単なのは「ヘッドフォンを片方ずらす」です。
Youtubeとかで、ヘッドフォンをしているドラマーが片耳をちょっと出しているシーンを見たことがある方もいると思います。
片方をちょっとずらすことで、自分の生の音がハッキリ聞こえるようになります。
PCMレコーダーを使う
でもって、ここからが今回のメインです。
私は、曲に合わせて叩く場合は「リニアPCMレコーダー」を使います。
リニアPCMレコーダーって何だ!?ってハナシですが、いわゆるマイク付きのレコーダーです。(会議用のICレコーダーのゴツいやつ…みたいな感じ)
こんなやつ↓
PCMレコーダーを使う意図
PCMレコーダーをどう使うか?というと、
- レコーダーのマイクで自分の音を拾う
- レコーダーの外部入力から曲を入力する
- マイク(自分の音)と外部入力(曲)が合わさった状態をヘッドフォンで聴く
ってなイメージです。
ヘッドフォンで曲だけ流すと、自分の音がこもってしまう。
だったら、自分の音もマイクで拾って一緒に聞いちゃえ!みたいなノリですね。
レコーダーを使うメリット
レコーダーを使うメリットは結構あります。
- 自分の音が客観的にちゃんと聞こえる
- 無駄に爆音にならないので耳に優しい
- レコーディングの練習になる
自分の音が客観的にちゃんと聞こえる
やっぱり自分の音はちゃんと聞きたい。
でもって、マイクで拾っているので実際の鳴りにほぼ近い感じで聞こえます。
無駄に爆音にならないので耳に優しい
ヘッドホンやスピーカーで曲をかけると、曲がよく聞こえないから曲のボリュームを上げる。そうすると、今度は自分のドラムが聞こえないからドラムの音量が上がる…みたいなループで、なにかと爆音になりがちです。
そうすると、耳がキーン!みたいな爆音ライブを見た後の様になります。
自分の音も曲もヘッドホンで聴くと、バランスがとりやすいので、無駄な爆音にならずに叩けます。(多少の慣れは必要だけど)
レコーディングの練習になる
これが、結構ポイントです。
あまり機会はないかもしれませんが、レコーディングの練習になります。
レコーダーの「マイクで拾ったドラムの音」を聞きながら曲を叩くってのは、レコーディングの時と同じ状況です。
経験ある方はピーンとくると思いますが、実はマイクで拾った自分の音って、最初はすごい違和感があるのです。
しかも!
それがヘッドフォンから聞こえてくるもんだから、力の入れ具合と、ヘッドフォンから聞こえてくる音がリンクしない…。
慣れないと、すごいパワーで叩いちゃってたりします。
私も最初はすごく違和感があったのですが、これは慣れが解決してくれます。
なので、レコーディングの時に自分の思い通りのプレイができる練習としても有効です。
PCMレコーダーの使い方
前置きが長くなってしまいましたが、実際にレコーダーをどう使うか?を解説します。
1.PCMレコーダーの設置する
まずはレコーダーをどこに置くか?ですが、私なりのベストポジションは
「自分の後ろ。左肩の上くらい」
です。
なるべく自分の耳の位置と同じ場所って感じです。
3点がよく聞こえるように
ハイハット・スネア・バスドラムの3点がよく聞こえるってのがポイントです。
ハイハットが聞こえるけど、バスドラムがイマイチ聞こえない…とか、逆にスネアはビシビシ聞こえるけどハイハットがあまり聞こえない…って状態にならないように。
その観点でも、私は「左肩の上」にしています。←ハイハットの音を優先的に拾いたい。
ちなみに、バスドラムが聞こえないなーと思ったら、少しマイクの位置を下にすると低音が拾えます。
2.PCMレコーダーの外部入力にスマホをつなぐ
スマホとか、曲をかけるデバイスをPCMレコーダーの外部入力につなぎます。
スマホのイヤホンジャックから、ケーブルをレコーダーの外部入力に…って感じですね。
ちなみに、接続するケーブルは「Y字ケーブル」を使います↓
3.PCMレコーダーのイヤホンジャックにヘッドフォンをつなぐ
そんでもって、レコーダーのモニターアウト(イヤホンジャック)に自分のヘッドフォン・イヤホンをつなぎます。
そうすると、レコーダーのマイクの音と外部入力された曲が合わさって聞こえるはずです。
4.自分の音、曲の大きさを整える
最後は、自分の音の大きさ、曲の大きさを調整します。
特に「自分の音の大きさ」に関しては、実際に叩いてる強さ(力加減)と、実際に聞こえてくる音の大きさが「感覚的に」合うようにしてください。←ここが一番難しいけど、大事なポイントです!
感覚的に合うってのがミソですね。
「叩いた感覚」と「聞こえてくる音」の力と音量の感覚がズレていると、無駄に力んだり、荒く雑なプレイになっちゃいます。
レコーダーだから録音してもいいんだよ
…と、ここまでレコーダーを「マイク」として活用していましたが、レコーダーなんだから当然録音もできます。
そう!自分の叩いた音もついでに録音しちゃってもいいんです!(ちなみに、録音しなくても使えます。)
どんどん活用しちゃいましょう!
使用機材は「TASCAM DR-40X」
最後に、私が使っているレコーダーの紹介。
私は「TASCAM DR-40」ってのを使っています。
このDR-40は、リーズナブルで音質も悪くない。
電源などのアクセサリーキット込で20,000円くらいです。(2020年12月時点)
機能もシンプルで使いやすいです。(最初は使い方がよくわからんけど、慣れると簡単)
ちなみに、最新機種は「DR-40X」っていうやつ。
なんとDR-40Xは、オーディオインターフェースを内蔵しています。
なので、パソコンやiPhoneにつなげば外部マイクとして録画・録音できる!
すごく便利です。
DR-40, DR-40VER2とか色々あるけど、現時点(2020年12月)の最新は「DR-40X」です。間違えないようにね。
外部入力が付いている機種だよ!
DR-40には外部入力端子が付いています。これが無いと今回の作戦は不可能です。
安い機種は、外部入力端子がついていないのも結構あるので注意しましょう。
ここ重要なので、間違えないようにね。
「Zoom H4N PRO BLACK」も気になる
同じ性能のライバル製品として、「Zoom H4N PRO BLACK」もあります。
こちらもオススメ。というか、できる事はDR-40と基本同じです。
基本性能もおそらく同等。もちろんオーディオインターフェースも内蔵してます。
ただ、マイクの音質がTASCAMとは少しカラーが違うと思う。
使ったことが無いのでわかりませんが、Zoomの方が「より楽器を録る向け」な気がします。
というのも、マイクがどのくらいの爆音に耐えられるか?の数値がZoomの方がいいからです。
Zoomのマイクの対音圧は、ドラムの大きさに耐えられる最大140dB。
TASCAM DR-40の方は、125dBなのでZoomに比べるとちょっとだけ低い。
さらに!ホームページを見るとスティーヴ・ガッドが!
この時点で、絶対欲しくなりますね。ずるい!
ちなみに、H4nの方が少々お高いです。
アクセサリーキット込みで28,000円くらい。(2020年12月時点)
さて、この8,000円の差でどれだけ違うのか!?
私も欲しいけど、DR-40持ってるからなぁ…。DR-40を持ってなかったらZoom H4nの方を買ってます。
という事で、曲に合わせて叩く環境のご紹介でした。
レコーディングの練習にもなるのでオススメですよー。
あ、ヘッドホン・イヤホンは遮音性の高いやつを使ってくださいね。
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