コスパのよいドラム音源で人気の「Addictive Drums2」。
私は今までKomplete12(無印)についていた「Session Drummer」を愛用していました。正直、個人的にはSession Drummerで十分だったのですが、Addictive Drums2がセールをしていたので思わず買っちゃいました。
Contents
Addictive Drums2を買うなら絶対「カスタム」を買うべし
いきなり話が逸れるけど、AD2を買うなら「カスタム」ってやつを買いましょう。
カスタムは自分で好きな「音源」と「MIDIパック」と「Kitpiece Paks(追加楽器?)」が選べます。
私は、音源パックは以下をチョイスしました。
- Black Velvet(←これは超絶オススメ)
- Fairfax Vol.2(←ドラマー的には好みのサウンド)
- Studio Prog(←正直、失敗したかな…。Jazzのブラシ系にしとけばよかった)
って感じです。
ちなみに、「MIDIパック」と「Kitpiece Paks」はまだ選んでいません。
買ったらすぐに選ばなきゃいけない!ってわけじゃなくて、「必要になった時に選べる方式」なので、必要になったらその都度交換しようかなと思っています。(忘れそう…)
キーマップがよくわからん
でもって、ドラム音源あるある(なのかな?)ですが「どの鍵盤を弾けば、どの音がなるか?」が全然わからない!
Session Drummerも独特だなぁ…と薄々感じながら使っていましたが、それに慣れてしまった身体に、急にAddictive Drums2に浮気したもんだから、キーマップよくわからない!の状態です。
って事で、「どんな音が鳴らせるか?」も確認しながら、キーマップを探訪してみたいと思います。
キーマップの調べ方
Addictive Drums2画面の右上に「?」ボタンがあります。
そこをクリックするとメニューが出てきます。(それなら”Menu”って書いてくれてもいいのにね)
で、メニューの「Map Window」をクリックするとキーマップが表示されます。
キーマップ画面で音色を確認できる
キーマップ画面では、実際に音色を確認できます。
鍵盤をクリックすると音が鳴って確認できますが、なんと
『鍵盤をクリックする場所によって、ベロシティが変わる!』
ってことに今さら気づきました!
鍵盤の右端をクリックするとベロシティMAX。
で、左の方に行くに従ってベロシティが弱くなっていきます。
ゴーストノートやシンバルレガート(ライドを繊細にチンチキする)みたいな時の音色を確認したい時に便利ですね。
AD2のキーマップ
って事で、いよいよ本題。
C1から上の鍵盤を探訪します。
C1より下はブラシの特殊な操作用なので、今回は割愛。
バスドラゾーン
っていうかバスドラムは「C1」のみなので、迷いようがありません。
スネアゾーン
次はスネアゾーンです。
スネアには色々な音色が用意されています。
(dbl)ってなんだ?
「Snare Open Hit」と「Snare Open Hit(dbl)」みたいに、(dbl)と書いたキーがあります。
これ、詳しくはわかりませんが私の解釈では「同じやつ」です。
音を聞いた限りでは違いはわからん。
おそらく、連打する時とか連続でノートを書きたい時に両方使うと便利ですよ〜…的なやつかな?と勝手に思っています。(どうなんだろ?)
Shallow Hit
Shallow Hitは、スネアの真ん中ではなくて「ちょっと端っこ」を叩く…ってイメージだと思います。
実際の演奏でも、真ん中を叩く場合と、真ん中をちょっとズラして叩く事があります。
ズラしたShallow Hitの方が、サスティンが長くて、ピッチも高くなります。(実際のドラムでは)
ゴーストノートなんかは、ど真ん中で叩かないです。
なので、ゴーストノートなどの細かく小さく入れるフレーズは、Shallow Hitに打ち込むと雰囲気が出ると思います。
おまけゾーン
次は謎のゾーンです。なぜか「クラッシュ・シンバル」「ライド」「追加(カウベルとか)」が割り当てられています。
意図はわからんけど、打ち込む時によく使うやつをここに持ってきているのかな?と思います。
25鍵みたいなミニキーボードでも、不便なく打ち込めるように…ってことかもしれません。
ここは「AD2の優しさ」と解釈しました。
ハイハットゾーン
でもって、次がハイハットゾーンです。
Closed1、Closed2ってなんだ?
気になったのは「Closed1」と「Closed2」です。
サウンドを聞いた感じでは、「どっちもハイハットを踏んだ状態」だけど、「踏む強さ(閉じているキツさ?)」が違うと判断しました。
同じハイハット・クローズでも、
キッチリ踏んで叩く時(チッチッチッ…みたいな音)
もあれば、
Closed1、Closed2ってなんだ?
もあります。
たぶん、その違いかなぁ…って気がします。
「Tip」と「Shaft」
ハイハットを叩く時って、
スティックの先端で「ハイハットの表面」を叩く →Tip
って事もあれば、
スティックのショルダー部分で「ハイハットのエッジ」を叩く →Shaft
って事もあります。
ロックやポップスの場合は、エッジを叩く事が多いと思います。
ソウル・ファンク的な場合はTipかなぁ。
まあ、ジャンルや叩く人の個性にもよるんだけどね。
目安として、アクセントとかアタックを強調したい時は「Shaft」。というか、基本は「Shaft」。
でもって、装飾的な音を入れる・手数を増やしたフレーズを入れる時は「Tip」みたいな使い分けがよいと思います。
あくまで目安です。
最初からTipで刻んだほうが気持ちいい時もありますので。
HH Open A〜Dってなんだ?
HH OpenがA〜Dまである。。。
これは、おそらく「開く大きさ」かなぁ…と解釈しました。
ハイハット・オープンも、「やや開き」の時もあれば「全開!」の時もあります。
上手な人は、基本は「やや開き」です。なので AかBですね。
サウンド的に、開きが少ないほうが「シャ!」とか「パシュ!」みたいな、キレのある爽やかなサウンドになります。
逆に、大きく開け過ぎちゃうと「ゴワン!」とか「パカー!」みたいな、歯切れが悪くて低い音になります。
ハイハットがうるさくて耳障りなドラマーは、たいていハイハットオープンを開けすぎです。
って事で、私は基本は「A」。極端なオープンサウンドを出す時は「C」にしようと思っています。
Rideゾーン
次にくるのが「Ride」です。なんでここでRideなんだろ?って気もするけどね。気分で気にはもう少し後に登場して欲しい…。
RideにもTipとShaftがあります。
激しいロックの場合、Shaftを叩く(というか、Rideの表面をスティックのショルダーでバシーン!と叩く)って事があります。
「チャイナでバシバシ行くか?…でも、チャイナのサウンドじゃないんだよなー。」って時は、RideのShaftを使うとラウドでゴワーン!ってサウンドになります。(→実際のドラムでは)
Tomゾーン
いよいよ来ました!タムゾーンです。
- ハイタム
- ロータム
- フロア1
- フロア2
みたいな感じですね。
タムでRimshotは使うの?
タムにもRimshotがありますね。
実は、タムでもRimshotって使います。
しかーし!基本は「ハイタム」くらいなもんです。
フロアでリムショットとか、滅多に(というか全然)使わないです。
逆に、ハイタムのリムショットは使います。
ラテン系とかレゲエとかJazzとか。パーカッシブにタムを表現したい時はハイタムのリムショットがアクセントになります。
Flexi 1ゾーン
次はFlexi 1ゾーンですね。
ここでの注意点は、「Flexi1 Hit A」だけは上で紹介した「おまけゾーン」にあるってことです。
ここだけイレギュラーな感じですねー。
シンバルゾーン
いよいよシンバルです。
ここでは、基本の3枚(Cymbal 1〜3)が並んでいます。
シンバルにはTipが無いのか!
ここで気づきました。クラッシュシンバルにはTipが無い!
Jazzとかフュージョンでは、クラッシュ・シンバルをRideシンバルみたいに叩く事が結構あります。
その奏法には対応していないとは…。
その代わりに後述する「Ride2」ってのがあるから、そこで我慢するしかないのかもね。
Ride2ゾーン
って事で、もう1枚のRideを置けます。
でも「Ride2」なだけにKit選択ではRideシンバルしか選べないですね。
クラッシュ・シンバルのTipサウンドが欲しいのに…。
ここは諦めるしかないですね。
シンバルゾーン
ここでは、追加の3枚(Cymbal 4〜6)が並んでいます。
っていうか、こんなにクラッシュ・シンバルいるか?って感じですね。
こうなってくると、エフェクト系のシンバルが欲しくなってきますが、なんとエフェクト系のシンバルが全然ない!
2枚重ねにした感じのやつとか、穴がボコボコ開いてるやつとか、そんなのが欲しいのに!
Flexi 2,3ゾーン
でもって、最後はFlexi 2,3ゾーンです。
ここは説明不要でしょう。
まとめ
という事で、AD2のキーマップを探訪してみました。
ザッと目を通して音を確認してみたら「あ、こんな感じね」と理解できて、キーマップ全体が把握できました。
キーマップどうなってるの?意味わからん!と困っている方は参考にしてくださいませ!